『生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか』(白水社)を書いた大竹裕子が、その舞台裏を語る。
いまより体罰やDVが当然のことだった時代、生きづらい思いを抱えて成長し、周りにはリストカットする子たちもいた。こういう苦しみにどう立ち向かえばいいのか。著者は大学で心理学を専攻、卒業後はカウンセラーとして小学校に勤務。しかし、子どもたちの世界のいじめは地域の貧富の格差や外国人労働者の立場の弱さを反映していることを痛感、社会のあり方を変えなければと、活動の幅を広げる。
数年後、青年海外協力隊としてルワンダに渡る。ルワンダで起こったジェノサイドについて説明、そこでその地に生きる人たちに沿った支援活動をしている現地の人たちと協働、アフリカから多くのことを学ぶ。
国際支援の場で医療帝国主義から脱することの意味を知る。
くわしくは『世界』12月号で読んでください。たいへん中身の濃い記事です。
この記事の中に、西洋の知による「トラウマ」「PTSD」という概念でなんでもかんでもラベリングしてしまう医療化がもたらす弊害が語られているのですが、そこで「医療化」について説明されています。
医療化とは、本来であれば医療の対象としなくてよいものにまで何らかの診断名をつけ、医療の枠組みに回収してしまうことを指す。医療化の最大の問題点は、たとえ社会や環境の方に問題があっても、個人を治療の対象としてしまい、多くの場合、投薬治療によって個人を社会に適応させようとすることである。この構造の背後には、医療産業複合体の存在があることを忘れてはならない。
(引用元:『世界』2025年12月号 p.250)
↑は、英米でのLGBTQ+による「ジェンダー肯定医療」にもあてはまるのではないでしょうか。先行した英米ですでに害がもたらされていることがあきらかになってきているのに、日本はいまから後追いしようとしています。ぜったいに英米と同じ轍を踏んではなりません。
また、せっかく『世界』の記事を読んでも、自分の感想は斜め下にずれていくのですが:
売春代理母性転換方面に資金を供給している大富豪として、ソロスの名前がやたらに上がるのは、ソロスのぱっと見の印象がぜったいに大きいのですよ。ソロスのことを探るジャーナリストが出てくることに期待します。
(顔見ただけでへんな先入観持つのは、大衆の浅薄さ、なのはそうなんですが、大衆の嗅覚はするどい。そして、ソロスについては、あのジャニー喜多川がぜったいに顔写真を流布させなかったことを想起してもらいたい)