2016年の作品。『ウラミズモ奴隷選挙』の前作にあたります。ブルージーな通奏低音が響いていた『ウラミズモ』にくらべると、こちら『ひょうすべ』は全体にアッパー系、キレッキレなかんじ。グローバル企業による世界支配の恐怖、このまま傍観していると民の暮らしは破壊され尽くされるのではないか――笙野頼子警鐘!
ひょうすべとは何か?(これは九州に伝えられる同名の妖怪とは無関係な別もの)
ひょうすべとは世界銀行の金庫で生まれたお金の精。表現と実態の悪しき分離を常とする。ひょうすべはおんたこのせいで腑抜けになった日本あらためにっほんから何もかも吸い取ってしまう。民の知らぬ間にあらゆるものが特許申請され、庭先に咲いていた名もなき花を摘んで隣人に渡しただけで「企業の特許植物を侵犯した」と逮捕される。人民はすべて資源とみなされ「自分の意志」で奴隷になる。「輝くお年寄り法案」が通ってからは、年寄りの「自発的安楽死」が増えていく。
「NPOひょうげんがすべて」に入るとひょうすべコピーになれるのだが、彼らにとっては少女への性加害はすべて「アート」なので、抵抗すると「表現の自由を侵害した!」と、これも逮捕されてしまう。女子トイレも男性差別だと見なされ男の抗議活動家が侵入、イカフェミは活動家を支持し、いっしょになって少女を狩る。耐えられない女性たちは女人国ウラミズモへの移住を望んでいる。……
グロテスクに戯画化された現世、そのなかで生き延びようとする女子のリアルな息づかい。未来から放たれる警世。
ぜひ、ご一読を!
さて、『ひょうすべ』『ウラミズモ』を書いていた頃の笙野頼子は共産党に希望を託し、赤旗に寄稿したりしていた模様ですが、その後、LGBTQ+に対する共産党の方針に失望、決別したそうです。
LGBTQ+が先行した英米で起きた医療スキャンダルや、女子スペースに男を入れたために出た実害のことなど、日本ではまったく報道されないので、LGBTQ+に関しては日本の大メディアへの不信感が募るばかりです。
医療スキャンダルの震源となったWPATHについては、以下の記事が出ていました。
WPATHは、ジェンダー医療における信頼の連鎖を断ち切りました。 WPATHは自らを科学的と見せかけていますが、実際には、十分に研究された「医学的に必要な」ケアを装って、危険で実験的で美容的な処置を促進するアドボカシー・グループ(活動家の団体)です。 WPATHは、ジェンダーを肯定するケアに関するすべての知識の源として掲げられていますが、その推奨の科学的根拠は非常に弱いです。 この団体は、都合よく「SOC:ケア基準」と呼ぶガイドラインの作成を通じて、医師を法的責任から守り、性的特性変更処置に対する保険適用を確保するためだけに存在しています。
思春期ブロッカーについて
#思春期ブロッカー は去勢薬 @Doctor_Az_ https://t.co/dVzfmh0qHH pic.twitter.com/druOs9smBM
— Moja Mojappa (@MojaMojappa) 2024年9月9日
笙野頼子は「女性スペースを守れ!」と声を上げたため干されました。日本でもキャンセルが起こっているのです。
BBCについては検証が始まりましたが、LGBTQ+問題についてはまったく触れない日本の大メディアにもトランスカルトが入り込んでいるのではないでしょうか。
左派は軒並みLGBTQ+ウィルスに感染しています。