トランプ再選直後に行われた、これからのアメリカ外交の行方を案じる座談会。ロシアとウクライナ、中東情勢、中国など、これからトランプ政権がどう関わっていくのか、それによって世界にどのような影響があるか。
くわしくは『世界』1月号で読んでください。
この中から、酒井啓子のイランを含めた中東に関する発言を引用しておきます。
酒井 バイデン政権はイエメン内戦をなんとか終わらせると言っていて、サウジは積極的関与はやめたしUAEの軍事行動も低下したので、その意味では成果があったと言えます。しかしそれは、オバマ、トランプ、バイデンと代々の政権が中東から手を引いてきたことを踏まえ、中東の国々がもうアメリカに頼ってもどうにもならない、自前で解決しよう解決するしかないと思うに至った結果です。
中東諸国は、ガザ紛争に関しても冷静に見ています。ここで出方を間違えたら絶対に事態が悪化するとしっかり把握していて、たいへん冷静に行動している。イランなど、フーシ派が動いても、ヒズボラが攻撃されても、絶対に過剰に反応しないようにしている。
そのような形で、イスラエル以外の、イランも含めた中東諸国が、事態を悪化させないためには自分たちがコントロールするしかないと自覚し自制するという、ある種のパターンがガザ紛争下で成立しているわけです。そこで懸念されるのは、この微妙なバランスができあがった中東に、トランプ政権がどう介入していくのか、です。アメリカファーストで関与しないという姿勢を貫いてくれればまだいいんですけど、中途半端な形で、たとえば突発的に空爆したり、過度にイスラエルを後押しするようなことをトランプ政権がやると、情勢が読めなくなってしまうでしょう。
(引用元:『世界』2025年1月号 p.166-167)
うーん、なにかね、「インテリのいやがることはぜんぶやる」という、トランプの業をいたいほどかんじるんですわ。そのために神が遣わしたのかね、トランプを?
いきなり話が斜め下にずれるが、わたしはイスラエルのネタニヤフ首相の顔色がよくないのが気になっている。やや黒ずんで映るようになっていて、非常時が続いて肉体的にしんどいんだろうけれども、政治家にはときどきなにかが顔に出る人がいるので。(そうはならない人たちもいて、そういうタイプにくらべると、顔になにかが出てしまうのは政治家としてちょっと弱いタイプになる)