コンゴ民主共和国東部は、農業や漁業が盛んで、重要鉱物の供給地でもある、アフリカ屈指の「豊かな土地」。しかし、過去30年にわたって武力衝突が繰り返され、大勢の住民が殺されたり難民となったりしてきた。
昨年末以降、ルワンダ軍の支援を受ける武装組織「3月23日運動」(M23)が攻勢を強め、コンゴ軍を圧倒している。
統治能力の低さを指摘されるコンゴのチセケディ大統領は、トランプに鉱物資源をめぐる「ディール」を持ちかけ、米国を味方につけようと試みている。
くわしくは『世界』6月号で読んでみてください。
『世界』2025年1月号の武内進一「ジェノサイドが生んだアイロニー 革命国家ルワンダの光と影」も、関連記事としてお勧めです。
コンゴやルワンダでの紛争や内戦のおおもとに、ベルギーの植民地支配があるのですね。フトゥ族とトゥチ族を分断させ利用してきた。
ルワンダは、上の記事を読むと、自分たちの国造りに成功した国になりますが、それだけに隣国での部族対立が気になる、こちらに波及してくるのではないかと危機感を覚える。そして、自国を防衛せねば! になる。
しかし、ルワンダと比べて面積にして90倍近い隣国コンゴへの介入は、ルワンダにとっては底なし沼に足を踏み入れるようなものだと指摘されている。
バイデン政権は民主主義にこだわり、アフリカで着々と足場を固めていく中国に後れをとりました。西側先進国が「まとも」と判断する基準になるのが民主主義なのかもしれませんが、その民主主義を可能にする市民社会は、植民地からの長期にわたる収奪によって形成されたもの。
植民地支配から独立した新興国にとっては、国造りの時期には独裁体制のほうがスムーズに進む面もあるのかもしれません。
コンゴ民主共和国(コンゴ キンシャサ)とルワンダは、ベルギーの植民地だったためフランス語圏になるので、NHKまいにちフランス語2023年度後期応用編「フランコフォニーとは何か」で取り上げられていました。
#コンゴ民主共和国(コンゴ キンシャサ)の隣国に、コンゴ共和国(コンゴ ブラザヴィル)があって、ちょっとまぎらわしいですよね……
コンゴ民主共和国(コンゴ キンシャサ)は、一時期ザイールという名前でした。このザイール、エイズの起源をたどると行き着く国です。
上の本は、1976年にザイールの無医村で医療活動に従事したデンマーク人の女医が体調を崩し、原因が分らぬまま死ぬところからはじまります。
これを読むと、近代化による生活環境や生活様式の変化、地方から鉱山や都市部に労働力が流れ、売春が増え、そして医療も普及しますが注射針が使いまわされたりして、そういう時代の流れに乗った諸々の変化がウィルスの感染拡大につながっていく様が分ります。新型コロナウィルスにも通じることでしょう。