ユープラザでミゲル・アンヘル率いるフラメンコ舞踏団の公演がありました。
第一部は、屋外のイメージ。スペインの宮殿の庭を思い出させるセット、背景は時間と共に変化する空のように色彩が変化します。まず五人の女性ダンサーが出てきて雰囲気を盛り上げ、その後、ミゲル・アンヘルの独り舞台に。床を踏み鳴らす音と間合いよく決まる振り、観ている方まで背筋がぴしっとするような気さえしてくるメリハリの効いた踊り。無駄が一切ないのに、ゴージャス。
第二部は、屋内のイメージ。夜のクラブのような雰囲気、黒を基調とした舞台、油絵と赤い椅子、背景はライトによって彩られます。女性ダンサーと共に、歌手が立ち上がって歌ってくれます。男性、女性、どちらも力強い声でグルーヴあふれる歌。女性ダンサーも、一人ずつ華やかな衣装をひるがえして踊りを見せてくれます。
そして、ミゲル・アンヘルの登場。ここではたっぷりと技を披露してくれました。足技というんですか。彼が床を鳴らす音が、なんていうんだろう、キューバ音楽の打楽器の名人がソロをやってるのを聴いてるようで、音楽としてもすばらしい。衣装は黒、どこまでも無駄がなく、これしかない、とでもいうように決まる振り、その姿かたち。観てるとほんとに気持ちがよくなってくる。すごい。
アンコールでは、即興で歌手が歌って踊ったりしてくれ、ほんとに楽しい午後になりました。
フラメンコを観るといつも思うのですが、なんとなく歌舞伎や日舞とつながったものがあるなという気がします。音楽は、ギターと歌手と打楽器が一列に座っているんですけれども、日本だと三味線、唄、鼓などが一列に並んで座っていますよね。踊りも、フラメンコは男女が手を組んだりすることなく、また、足をバレエみたいには高く上げることもなく、手をのばして動かして表現するところが、他の西洋の踊りにくらべると日本の踊りに近いものがあるように感じるのです。
今日聴いた音楽は、アフリカの響きも感じました。キューバやブラジルなど、南米の音楽からもいろいろ取り入れているのかもしれません。
また観たいですね、ミゲル・アンヘルのフラメンコ。