【高橋弘樹vs京大名誉教授】大規模自然災害...火山学的に富士山は噴火するのか?迫る南海トラフ・首都直下地震 その対策方法は?【ReHacQ】
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鎌田浩毅さん(京都大学の名誉教授)
(富士山は、)火山学的には、100%噴火する。
南海トラフ巨大地震。この地震が富士山を揺らす。そうすると、富士山はマグマを出して、噴火する。その可能性が高いというストーリーがある。
0:20~
地震が起きる時は、海底がボンと盛り上がる。30m位。(海水の)行き所がなくなって、(海水が)日本列島に押し寄せる。それが津波なんですよね。
0:35~
MC(master of ceremonies、進行役の人)
南海トラフ地震はいつ起きるんですか。
鎌田さん
2035±5年というんです。
ねるぞう注
2035±5年に起きる=2035年に一番起きそうで、2030~2040年に起きる。
鎌田さん
絶対来る、必ず来ると思っているんです。
ここまでがまとめの動画。
以下は、2人の遣り取り。
6:00~
鎌田さん
富士山は火山だって知っていました?
6:54~
MC
(富士山は)休火山だという噂は聞いたことがありますけど
鎌田さん
そうですね。
MC
どの位の確率で噴火するんですか。
鎌田さん
(富士山は、)火山学的には、100%噴火する。
なんかのきっかけでいつ噴火してもおかしくないという状況が100%なんですね。
(中略)
南海トラフ巨大地震。
南海トラフで巨大地震。
ねるぞう注
トラフとは、海底の細長い凹地(くぼち)のことで、海溝(トレンチ)ほど深くなく、両側の斜面も緩やかな海底地形のこと。
鎌田さん
この地震が富士山を揺らして、(富士山が)マグマを出して噴火する。
その可能性が高いというストーリーがあるんです。
7:48~
鎌田さん
日本列島で南海トラフって、どこにあるかというと、そもそも地図で。
(中略)
場所的には静岡県があって、紀伊半島、四国、九州の宮崎沖。
これ位のところにですね、海の中に地震の巣があるんですよ。
このことを震源域というんですけど。
9:09~
鎌田さん
東海地震が静岡沖。
東南海地震はざっと名古屋沖。
(南海地震の震源地は)四国沖。
こういうところの岩板が割れると、強い波が来て大きな災害になる。
9:35~
鎌田さん
地震が起きる時は海底がボンと30m位隆起する。
海に海水があるでしょ?
それも一緒に盛り上がって。
行き所がなくなって、日本列島に押し寄せる。
それが津波なんですよ。
地震で起きる大きな強い揺れが来ることと、津波が来ること。
この2つの点で、私たちは南海トラフ巨大地震を警戒しないといけないわけだね。
10:42~
鎌田さん
(図の)右側が太平洋で、海があって、地下に岩板があってね。
岩板のことをプレートって言うんですよ。
ねるぞう注
海のプレート:太平洋プレート、フィリピン海プレート
陸のプレート:北米プレート、ユーラシアプレート
鎌田さん
日本列島も岩板で。
日本列島は「陸のプレート」と言って、ちょっと太平洋と違うんですよね。
日本列島は列島というけれど、中国大陸とくっついているのね。
地球科学的にはね。
中国ってユーラシア大陸だから、ヨーロッパ、アジアが全部くっついて、日本列島がその東の端にあるんですね。
太平洋は太平洋で巨大な岩板なのね。
ねるぞう注
太平洋の海の底に巨大な岩板がある。
もしくは太平洋の海の底は巨大な岩板である。
鎌田さん
それ(太平洋プレートとフィリピン海プレート)が日本列島側に押し寄せて来るわけ。
ゆっくりゆっくり押し寄せて、ぶつかる時に斜め下に沈み込む。
その時に日本列島側も一緒に伴って引きずり込まれるわけ。
でも時々、ずっと引きずり込まれる。
(それで、)限界が来ると、ボンと跳ね返るんですね。
その時にこの境目で地震があるんです。
ねるぞう注
海のプレート(太平洋プレートとフィリピン海プレート)と陸のプレート(北米プレートとユーラシアプレート)の境目で地震が起きる。
これがまさに巨大地震で。東日本大震災、2011年。あれがまさにそうだったんです。
次の南海トラフ地震も同じメカニズム。
これが地学の説明です。
12:15~
鎌田さん
大体100年に一回、南海トラフ地震はビョーンとやるわけ。
前回が1946年、その前が1854年とかね。これも大体分かっているわけ。
(中略)
そうやって未来はいつかって言うと。
もう結論を言いますね。
(南海トラフ巨大地震が来るのは、)2035年±5年っていうふうに言うんです。
(中略)
12:42~
鎌田さん
(南海トラフ巨大地震は2030年から2040年までの間に)絶対来る、必ず来ると(私は)思っている。
(中略)
日本は2000年位、古文書があるわけじゃない。
日本の歴史でも8回か9回位、もっと地層を掘ると、全部で20回もあるわけ。
つまり今まで20回もやっていることが次はないとは絶対言えない。
MC
(地震が)ある確率は高そうですね。
鎌田さん
それも100%なわけ。起きるのは確実。ただそれが何月何日って言えないんですよね。それで、2030年から2040年のどこかというあいまいな期間しか言えないんだけれど、でも必ず起きるっていうのは、そうやって地球の運動は休んでいないから。次は必ず来るわけです。
私(ねるぞう)のコメント
95%とか99%でなく、100%起こる。これがポイントだと思う。
13:46~
鎌田さん
大体100年から110年の間に1回は規則正しく起きている。それは確か。
14:42~
鎌田さん
(1707年に)地震が起きて、49日後に富士山が噴火した、と新井白石が書き留めている。
ねるぞう注
新井白石は、徳川第6代将軍である徳川家宣に仕えた朱子学者。
15:35~
鎌田さん
一つは地震の揺れ。非常に大きく揺れるので、建物が壊れる。
ねるぞうメモ
私が住む大阪府三島郡島本町は震度5強と予測されている(震度を予測する地図が出ている)。
16:13~
鎌田さん
もう一つは津波ですね。
(地震が起きて)30分とか経ってからね。
ねるぞう注
地震が起きて、30分とか経ってから津波が押し寄せて来るようだ。
17:11~
鎌田さん
東京湾はゼロメートル地帯(海水面より低いところ)が多いじゃない?
問題は津波の前に地震が来るんですよ。
そうすると、地震で揺れて、例えば堤防がちょっと決壊するとかさ。そこから水がジャーッと入って来ると、(津波の高さが)2m、3mであっても、ゼロメートル地帯が水没するんですよ。それが大都市では怖いんです。
ねるぞう注
大阪市内でも同じことが起こりそうですね。
18:18~
鎌田さん
震度7っていうのは古い木造家屋、1981年より前に建てられた木造家屋の6割が倒壊とかそういうデータがあるわけ。そういう建物は「地震が来る前にちゃんと補強して下さいね」とか「家の中の家具なんか固定して下さいね」とかそういうことが大事。
19:54~
鎌田さん
長周期地震動って聞いたことある?
周期が長くて、ゆらゆら揺れる奴が、タワーマンションとか、50階、60階の高層ビルを揺らすわけ。
10分とかね、中の色々な家具がガラガラガラガラ、そういうのを長周期地震動といって、実は南海トラフ巨大地震が起きると、首都圏全域が長周期地震動に見舞われるわけ。
(中略)
建物がこんなに揺れるから電源も全部止まるでしょ。
実際に東日本大震災の時に東北沖で(地震が)起きたわけね。
それで大阪の60階建てのビルが揺れて、ひび割れが起きたんですよ。
そういうことが起きる。(東北沖の震源地と大阪市の距離は)800km位あるわけね。
MC
それは新耐震基準ですよね。
鎌田さん
そうそう。だから倒れはしないけれども、だけれども普段のガタガタという揺れには対処していたけれど、長周期地震動ではやはりひび割れができたりするんですよね。
ということが次の南海トラフ巨大地震も同じように、これ、静岡から宮崎まであるじゃない、震源がこんなにあると、それぞれのところから地震が来るわけね。
その地震の波に共振、ちょうど建物の揺れとうまく波長が合っちゃうとゆらゆら行くわけね。そうすると、同じようなひび割れが起きたり、まず住めない、大怪我する。
ねるぞう注
地震の揺れの波長と建物の揺れの波長が合うと、その建物にひびが入ることがあるようだ。
ゆらゆら揺れているようなところに、そもそも住めないでしょ。
家具が倒れて来て、怪我をするでしょ。
そういう話だと思う。
21:28~
鎌田さん
巨大な洗濯機に人間と机と椅子を全部入れて、ゴロゴロ10分回した状態というのが長周期地震動なわけ。
長くなったので、今日はここまで。