「なぜEBMは神格化されたか」大脇幸志郎著p221‐222
コクランが1972年の『効果と効率』で回想している第二次世界大戦での捕虜生活は興味深い。
収容所にはおよそ2万人の捕虜がいた。そのうち1/4がイギリス人だった。食料は1日あたり600kcalほどで、我々はみな下痢をしていた。さらに腸チフス、ジフテリア、感染症、黄疸、サシチョウバエ熱がひどくはやっていたし、「膝上の圧痕を残す浮腫」の患者が300人以上いた。これに対処するために我々が持っていたのは掘っ立て小屋の病院、少しのアスピリン、少しの制酸剤、少しの皮膚消毒薬だった。唯一本当に頼りになったのは何人かの献身的な衛生兵で、主に友軍救急部隊から来た人たちだった。最善の条件があったとしても相当な死亡率が見込まれたかもしれないし、そこドゥラグで私はこれといった治療もなく、ジフテリアだけで何百人も死ぬだろうと思った。実際のところ、死んだのは4人だけだった。そのうち3人はドイツ人にやられた銃創のためだった。このすばらしい結果はもちろん、彼らが受けた治療とも、私の臨床技能ともまったく関係なかった。むしろそのことは非常に明らかに、人体の治癒力に比べれば治療は相対的に重要ではないことを証明していた。
(引用はここまで)
私のコメント
現在社会にあっては、何か薬を探すより、毒を避けることの方が遥かに重要ではないか、と思う。
2013年10月に直腸癌が右肺に再発。2014年5月に右肺を70%切除してもらった。
何とか生き長らえているが、仕事はできなくなってしまった(無理をすればできないことはないと思うが)。
この17年の経過を振り返って思うのは、
①抗がん剤治療の効果は、それほど大きくないと思う。
②肺を大きく切ると、体にガタが来る。
③ちゃんとしたものを食べることがとにかく大事。
体の中に癌細胞の塊がある人は農薬を避ける(スーパーで売っている肉を買わないようにする。どうしても食べたいなら、鶏肉を食べる)。
糖質は摂り過ぎない方が良さそうだ(体の中に癌細胞の塊がある人は農薬を避けて下さい。それが第一です)。