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冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)と糖質制限

Dietary carbohydrates, refined grains, glycemic load, and risk of coronary heart disease in Chinese adults - PubMed

食事で摂る炭水化物、精製した穀物、グリセミックロードと、中国人の成人における冠動脈性心疾患(狭心症心筋梗塞)のリスク

要約

中国の上海で、糖尿病、冠動脈心疾患、脳卒中、または癌の既往歴のない117,366人の中国人女性と男性(40〜74歳)を対象に、炭水化物と主食穀物の摂取量、および冠動脈心疾患に関連するグリセミック指数と血糖負荷を前向きに調べました(追跡調査をしました)。

食事は、検証済みの食物摂取頻度アンケートを使用して評価されました。冠動脈心疾患の発生は、追跡期間中に確認され(女性では平均9.8年、男性では平均5.4年)、医療記録(カルテの事だと思う)によって確認されました。

炭水化物の摂取量は、女性で67.5%、男性で68.5%を占めています(総エネルギー摂取量に占める割合で見ると)。総炭水化物の70%は白米から、17%は精製小麦製品(パン、麺類)から来ています。炭水化物摂取量と冠動脈心疾患との間には、男女ともに正の関連が認められました(不均一性に対するすべてのP>0.35)。(中略)

炭水化物をたくさん摂ること(精製した穀物から主に摂っている)は、中国の成人における冠動脈心疾患リスクの増加と関連しています。

 

neruzoh注。

炭水化物=糖質+食物繊維

精製した穀物=白米、白い小麦粉

精製されていない穀物=玄米、全粒粉

冠動脈性心疾患=冠動脈(心臓の筋肉に酸素と栄養を送る血管)が詰まる病気、具体的には狭心症、急性心筋梗塞を指す。

 

江部先生がこの論文をまとめてくれています。

ドクター江部の糖尿病徒然日記  「糖質制限食」「従来の糖尿病食」とEBMについて.

5)前向きコホート研究
上海コホート研究
「糖質摂取量により4群に分けて、糖質摂取量が多いほど心血管疾患の発症リスクが高い」
11万7366人を対象に、調べた研究。
女性が6万4,854人で、平均追跡期間が9.8年。
男性が5万2,512人で、平均追跡期間が5.4年。

女性 心血管発症リスク
1、糖質摂取量264g/日未満 ---------- 1.00
2、糖質摂取量264g~282g/日未満-------- 1.19
3、糖質摂取量282g~299g/日未満-------- 1.76
4、糖質摂取量299g/日以上 ----------- 2.41

男性 心血管発症リスク
1、糖質摂取量296g/日未満 ------------ 1.00
2、糖質摂取量296g~319g/日未満 ---------- 1.50
3、糖質摂取量319g~339g/日未満 ---------- 2.22
4、糖質摂取量339g/日以上

(引用はここまで)

 

neruzoh注。

心血管リスクと書いているが、元の論文に、coronary heart disease(冠動脈心疾患)と書いてあるので、狭心症や急性心筋梗塞になる危険性(リスク)のことだと思う。

 

穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米 - 08.炭水化物-可食部100g-利用可能炭水化物及び糖アルコール

可食部100g中に、でんぷん34.5g、ブドウ糖0.1g。合計で34.6g。

小さめのお茶碗一膳で150g

34.6×1.5=51.9g

お茶碗一膳の白ご飯は、糖質を52g含む。

 

女性だと、一日に4膳食べて、あと糖質をなるべく摂らないようにすれば、264g/日未満に持って行くことができますね。




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