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魚油は小学校の出席率を上げる

コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる」(浜崎智仁著)p124-125

 

小学校で出席率アップ

 

次は、インドネシアで行われた、小学校の出席率に関する研究である。

日本のように義務教育がしっかりしていて、識字率が99%以上という国では、小学校への出席率はあまり大きな問題とはならない。しかし、発展途上国では、小学校の出席率が国民の識字率を上げる意味でも極めて重要である。

もともとこの研究は、魚油に抗マラリア効果があるかどうかを調べる目的で行われたものだった。動物実験で明らかになった結果が、小学生でも似た効果を示すかどうかを、インドネシアのスンバ島の小学校で検討したのである。

二重盲検法により233人の9~12歳の小学生に、3ヵ月にわたってDHA濃縮魚油、あるいはプラセボを投与した。その結果、学校を一度でも休んだ人は、DHA群においては27人であったのに対し、プラセボ群では49人に上った(有意差あり、P=0.003)。

なお、マラリア原虫陽性者はDHA群で4人、対照群で8人であり、意味のある差はなかった。

この研究は、魚油の抗マラリア効果を調べるためのものだったので、サブ解析(本来の目的とは異なる課題の検討)である。しかし、十分にP値が低いことと、タイでも似たような研究結果が出ていることを考慮するなら、小学校の出席率に魚油が影響していることは十分考えられる。

現在、われわれは、「心的外傷後ストレス障害の予防に魚油が有効」というオープン試験(対照群のない予備研究)の結果を得て、140人規模の二重盲検試験を進めている最中である。

今後はさらに、魚油のさまざまな効果が判明することだろう。

(引用はここまで)

 

感想

魚油の、精神に対する効果は明らかだ、と思う。




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