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梅の花

花が綺麗なのは知っている。

けれども、花を綺麗だと思えなかった。

 

その私が、梅の花に一目惚れしたよ。

私をこんな気持ちにさせた花はお前だけだぜ、ベイベー。

 

控えめに佇んでいるのにその美しさがあふれ出してしまっている。

 

目で追わずにはいられないよ、ベイベー。

夏至の日に思うこと

夏至の日は嬉しい。

あとは、冬至に向かってまっすぐに、日が短くなっていくだけだから。

日の光が嫌いなわけではない。

だけれども、この姿・形を隠してくれる暗い時間が増えていくことは喜びだ。


冬至がずっと来なければいいのに。

冬至が近づくと悲しい。

冬至が終われば、またこの姿・形をさらす時間が増えてしまう。


今は、日が短くなっていく少しの寂しさを抱えて、冬至を迎えるまでの半年の期間を喜びとともに過ごそう。

遠い場所から焦がれる

夜になると高層ビルに灯る赤色灯に、もう何年も焦がれている。

 

初めて赤色灯に心惹かれたのは、高校生の時。
繁華街にある映画館で、夜の時間帯に初めて映画を見た帰り。
外に出ると、高層ビルの窓から放たれる人工的な光が真っ暗な夜空に放たれて、輝く夜景を作り出していた。
都会的な夜景に、肉眼で初めて触れる。
心が高揚する中、私は赤色灯を見つけてしまった。

 

ゆっくりとした速度で明滅を繰り返す赤色灯は、はしゃぐ周りの光からは一線を引き、何者にも囚われず佇む孤高の番人のように思えた。
凛とした美しさに心を奪われた私は、遠い場所にいる彼に焦がれ、近くに行って一緒に街を見下ろしたい、欲を言えば彼自身になってしまいたいとさえ思った。

 

その衝撃的な出会いから数年が経った頃、私は彼に最接近したことがある。
六本木ヒルズ屋上の展望台に上った時のこと。
何の前触れもなく、驚く程の近い距離で彼を目にした。
彼に近づきたいという願いが、期せずして、今この瞬間に叶ってしまった!
だけれども、私の心は波が引いていくように冷たい場所へと追いやられた。

 

私がどんなに近づいても、彼には私など見えていない。
私の存在などお構いなしに、彼は孤高に在り続ける。
それに、気付いてしまった。

 

近くにいるのに、相手との距離が縮まらない。
こんなにさびしいことはない。
でも、焦がれる気持ちは止められない。

 

どうしようもなく焦がれてしまう対象は、自分が傷つくことのないよう、遠い場所から見つめていたい。
勇気がないと言われても仕方がない。
これが、私のやり方なのだ。

花畑の住人

能天気な人のことを「頭の中がお花畑」と表現することがある。
だから、私は花畑の住人だ。
脳内に住んでいる私の分身リトルぴーこは、咲き乱れる花がどこまでも続く大地で生きている。

 

求められる年相応の役割・責任を放棄し、周囲の期待を蔑ろにした。
だけれども、私は知らん顔で趣味に興じている。
花に覆われているのをいいことに、現状から目をそらし身を潜めている。

 

花畑に住むことは恥ずべきことと知りながら、一方で花畑での暮らしに喜びを感じているのも事実だ。

 

過去に、大地を枯らしたことがある。
何を見ても聞いても何も感じない。好きなはずのものが素通りしていく。目の前にあるのは、消えてなくなりたいという衝動のみ。
今は、満開の花に囲まれて、心を震わせて涙することができる。
きっと、一輪の花も咲かない荒野に突っ立っているよりはマシなはずなのだと言い聞かせる。

 

あともう少し、花畑で暮らしたい。
花の毒で動けなくなる前に、必ず戻ってくるから。

今週のお題「行きたい国・行った国」

今週のお題「行きたい国・行った国」

 

叶うのならば、私は「光の帝国」へ行こう。
昼夜が同居する神秘的な風景は、きっと、世の中に巣くう価値観に囚われて疲弊した私をひととき解放してくれるはず。

 

この国への旅は、一人がいい。
静寂に覆われた夜の地上を、ひたすら歩く。
少しさびしくて怖いだろうけれど、見上げれば果てしない青空がどこまでも続いているから安心だ。
昼と夜の世界を同時に肌で感じながら、こんな世界が存在するのならば、こんな考え方の私も存在していいのだと、自分を肯定する境地に至ることを夢想している。

「光の帝国」の空気に包まれたい。
異端の風景は、異端の私を受け入れてくれるだろうか。

 

ルネ・マグリットの「光の帝国」に出会ったその時から、この国への憧れが止まらない。
いつか旅に行ける日をずっと夢見ている。
お土産は何がいいだろう。昼の香りと夜の香りを混ぜ合わせた香水にしようか。心が千切れそうになった時に、この国での思い出を纏うことができるように。

地球上の国への旅は、「光の帝国」のその後で・・・

御礼(その3)

ブログを始めて一ヶ月が経過した。
スタートから今日までの間に、多くの人に私の記事を閲覧いただいた。


アクセスいただいた方、スターを付けていただいた方、そして読者になっていただいた方に、厚く御礼申し上げます。

 

今後とも宜しくお願い致します。

今週のお題「手づくり」

今週のお題「手づくり」

 

手づくりは魔法だ。

 

何かを作って生み出すという才能を授ける神様がいるとするならば、私はその神様からかなり嫌われているらしい。
手づくりに必要なセンスと器用さが、私には欠片もないのだ。

 

料理、裁縫、美術、図工・・・。どれも、出来上がったものは目も当てられない代物になってしまう。

包丁で食材を刻めば、原形は跡形もなく消える。
ミシンを踏めば、上糸と下糸が絡まってそこから先に進めない。
自画像を描けば、蛇女が現れる。
放課後、長い時間を掛けて木工のボックスにニスを塗っていたつもりが、実はニスの薄め液だった。

手づくりは嫌いだ。悲しくなるだけだから。

 

だからこそ、他者が行う手づくりは魔法のように見えて、感動を覚える。
何もないところから、たちどころに、唯一無二のこの世に一つだけの完成された世界が作り出されていく。
そのスマートで流麗な仕草は、まるで魔法使いが杖を一振りするよう。

 

神様が才能を授けてくれないのならば、自分で手づくりのコツをつかみ取るしかない。
魔法使いの見習いとして、日々修行は続く。




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