先日、飢えていたタイミングでお寿司を食べに行きました。
今回は母の切実な希望により、はま寿司ではなく地元で名を馳せる回転寿司です。時代に則り最早レーンは回っていませんが。
はま寿司にはカニはなにかしらのフェアの時じゃないとないらしく、どうしてもカニが食べたい母が今回選んだのは地元のお寿司屋さんでした。
私たちは飢えていました。特にカニに対して飢えていた。
震える指で注文したカニがやってきた時、「カニだ…!」と初めてカニを見た人のような気持ちになりました。
飢えの怖ろしさを体感しました。
カニを一口食べた私は思わず「美味しい!!!」と大きな声を立ててしまい、隣で寿司を握っていた大将がびっくりしてこちらを振り返りました。
そんな大将を無視するのは可哀想だと思い、大将に「美味しいです!!!」と言ったら大将は苦笑していました。
私は「この美味しさがわからないなんて…」と思いました。
そこから4皿程連続でカニを注文し、私は更に炙りサーモンも頼みました。
シャリが美味しい、ネタがしゃりの倍はある、炙りも絶妙!
私「うんまぁ…!しゃりからして美味しい!大将の手の出汁出てて美味しいわ」
大将が逃げ出してしまいそうな気持ち悪い感想が出てしまう程美味しい。
美味しいお寿司は人を狂わせますね。
私たちの座席はすぐ隣に大将が居るので、大将が握ったお寿司のお皿をそのまま「へいお待ち!」してくれるタイプの席でした。かなり近い。そして私は閃くのです。
私「こんなに近いならさ、私が顔近づけたらそのまま大将があ~んしてくれればいいのにね」
母「直接口に運んでくれってこと!?」
私「大将の指に米粒残してしまったらどうしよう。その場合はぺろってしていいのかな?」
母「有料になっちゃうんじゃない?」
私「指ぺろり代金いただきますって?ってことはお金払えばしていいってこと?」※これらは全て妄想です。
ああ…私たちはお寿司屋さんで一体なんて会話をしているのでしょうか。神よ、お許しください。アーメン。
途中、お水はセルフだったため席を外しお水を取りにいきました。
お水を持って席に戻り、そのまま立ったままボーっと天井から吊るされてるおすすめメニューみていたら大将がすごい勢いで私の方を振り返りました。
もしかすると私たちの会話が聞こえていて、身の危険を感じたのかもしれません。ぺろりされるって。

大将はその夜恐怖で眠れなかったかもしれない。
とても美味しいお寿司でした。
~完~