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駅山温泉 高島

 今週末も土曜日に用事が入り、日曜だけの休日。こんなときには駅山温泉が最適。先週の週末に十坊山から見えた唐津湾に浮かぶ島、高島を訪れてみよう。

 福岡市営地下鉄からJR筑肥線に乗り換えなしの直通快速に乗車。唐津駅にはおよそ1時間で到着。

1日に何便か福岡から唐津に乗り換えなしで行くことができる快速が運行されている。

 唐津駅から唐津市街を通って、1kmほど先の高島行きの船の出る宝当桟橋に急ぐ。

唐津駅から行動開始

唐津といえばおくんち。

唐津には良い雰囲気の通りがたくさん。

飲食店も多い。

歴史のありそうな店もある。

辰野金吾が設計した旧唐津銀行本店も残る。

バイク屋でも時代がかっている。

 高島渡船は唐津市営の渡船で、およそ10分で高島に着く。料金は220円と市民の足の値段。

宝当桟橋から唐津市営渡船に乗船。

 出発時間の10:00ちょうどに船員さんが係留ロープをほどいて船が桟橋を離れる。その場でバックしながら方向転換し、唐津城を左手に見ながら、松浦川河口にある宝当桟橋から舞鶴橋をくぐって湾内に進む。

唐津城を左手に見ながら渡船が進む。

 唐津湾に出ると東には糸島の山々が見える。先週登った十坊山と、その向こうには浮嶽も聳えている。

三角錐の浮嶽と、その左のなだらかなピークの十坊山。

 エンジンが最高速度に到達してから1、2分で減速を始める。ほどなく高島の港内に入って接岸。高島は島民が宝くじを購入して島内の宝当神社にお参りしたところ大当たりしたことから、宝くじが当たるという評判が立つようになり、20人ほどの乗客のうちの半分ほどは、お目当ての宝くじを買いに宝当乃館に向かう。

高島漁港に到着。およそ10分。

高島は宝くじの島

 漁村特有の集落の狭い路地を西に進む。300mほどで家並みはなくなり、高島の西の海岸線に出た。対岸には唐津市の大島が見える。大島は現在は陸続きの島となっている。

漁村の路地は狭い。

高島の西岸に出た。正面には唐津の大島。

 島の外周を時計回りに進む。前方に見えてきたのが神集(かしわ)島。ここも気になる島。神攻皇后の新羅出兵の際に神々を集めて海上の安全を祈ったことに由来するという。どうやって集合をかけたのかが気になる。

高島はこんもりとした山でできた島。

島の先に見えてきたのが神集島。

 害獣防止柵を開けて先に進む。外周の舗装路に沿って不動明王などが祀られている。が

害獣防止柵の先に進む。

不動明王が現れた。

海岸には荒波が押し寄せる。

落石注意。

お地蔵さんが並んでいる。

 北端の崩落地点の法面はきれいに補修してある。島に来る前にWikipediaで予習したら、島の外周の道路は2005年の福岡西方沖地震で崩落して不通のままと書いてあったが、この情報は誤り。20年後の現在はさすがに修復されている。

外周路にはところどころ補修跡が見られる。

ここにも立派な法面工事の跡。

 この先、赤瀬、黒瀬と進んでいく。波の音が激しい。不動明王像が荒波をものともせずに堂々と構えている。

このあたりが赤瀬かな?海は凪いでいるが、波が荒い。

不動明王がドシリと構える。

沖の三角錐の島が姫島。

綿毛の種を付けたツワブキ(キク科)

そろそろシーズンインした菜の花(アブラナ、アブラナ科)

外周にはお地蔵さんが多い。

このあたりが黒瀬かな?

害獣防止柵を入って集落に戻る。

ここにはヘリポート。こんな形の島。

 のんびり歩いたがおよそ40分で島の外周を一周した。

 高島小学校の横を通って漁港公園に到着。ここは水場とトイレ、東屋がある快適な公園。唐津側に面しているので、海も穏やかそうだ。

高島小学校

漁港公園

 集落の中を進み、宝当神社にお参り。宝くじはほとんど買ったことがないので、何をお願いしようか迷った。

集落の中を進む。

宝くじ販売所の宝当乃館

宝当神社

しっかりお参り。

 集落から北に進んで、塩屋神社にもお参り。その先の稲神社から山手に進むと登山道らしき踏み跡が現れた。YAMAPの地図には記載されていないルートだが、矢印の標識があるのでこちらでよいだろうと上っていく。

山の麓の塩屋神社にもお参り。

その先の稲神社。

稲神社の先に標識を発見。ここが登山道のようだ。

踏み跡もある。

 途中に倒木やプチ藪はあったものの、20分ほどで頂上神社に到着。

多少の悪路はある。

頂上神社に到着。

 地図を見ながら周囲を探索すると、頂上付近の平地をグルッと取り囲むような道が見つかった。道沿いにはお地蔵様が据えてある。展望台らしき痕跡も見つかった。

山頂を取り囲むような道がある。

お地蔵さんも並んでいる。

さらに踏み跡がはっきりしてきた。

またお地蔵さん。

展望台の跡か?

 YAMAPの地図を頼りに三角点を探す。平らな頂上なので、三角点の位置は見つけにくかったが、木の根元に隠れた三角点を発見。12:00に到着。標高は169mだった。

このあたりが三角点のはずだが。

三角点を発見。

 ここからはYAMAPの破線を頼りに山を下っていく。こちらの方が悪路。ずいぶんと藪漕ぎに苦労して12:35に登山口に戻ることができた。

YAMAPの破線を下ってみる。

こちらの方が激しく悪路。

最後は藪度100%の藪を突っ切る。

チャボが迎えてくれた。

島中にお地蔵様。

 港近くの宝当お休み処という食堂で宝当海鮮丼のランチとした。地魚の海鮮丼を期待したが、休日だったからか、あるいは島内に流通経路がないからか、唐津市内のスーパーで買ったような魚の海鮮丼だったのにはガッカリ。

宝当お休み処

宝当海鮮丼

 予定よりも1便早かったが、13:20の高島フェリーに乗って高島を後にした。

渡船で高島を後にする。

宝当桟橋に到着。

 唐津の宝当桟橋からは市内の恵びす湯に向かったが、残念ながら本日休業で駅山温泉はコンプリートとはならなかった。13:42には唐津駅に到着して本日の行動終了。

道路脇の恵比須様。

恵びす湯。

残念ながら本日は休業。

 しかし、まだ時間が早いので、今回は最短経路のJR筑肥線で福岡には帰らず、JR唐津線、長崎本線、鹿児島本線と大回りをして、福岡への帰途につくこととした。

唐津から唐津線に乗車して大回りで帰宅。

佐賀で乗り換え。

佐賀からはかささぎ110号に乗って、長崎本線、鹿児島本線を経由して福岡に戻る。

2026年3月8日 駅山温泉 高島 曇り 10/2℃

行動距離10.7km 行動時間4:04 獲得高度253m 14171歩

 

往路交通: 西新8:37福岡市営地下鉄/JR筑肥線-唐津9:32

復路交通: 唐津13:49JR唐津線-佐賀14:57/15:13かささぎ110号長崎本線/鹿児島本線-博多15:53

中国自然歩道97日目(自然歩道通算299日目) 東松江〜境港

 久しぶりの中国自然歩道。

 とは言っても、今回の松江から境港までのコースは、正規の中国自然歩道のコースではなく、福山から北上して松江に至った陽陰連絡路が松江まで進んだところの盲腸状態で宙ぶらりんのため、境港まで繋ぐもの。テレビコマーシャルで有名になったベタ踏み坂を渡って境港に着く予定。

 今回は鳥取県の米子駅前に前泊。松江に前泊したかったが、松江のホテルは早くから満室状態。朝ドラの影響かもしれない。

ホテルから見える米子市内

 ホテルで朝食を済ませて米子駅から7:12発の山陰本線に乗車する。

米子駅

山陰本線。キハ47。

 東松江駅には7:39に到着して行動開始。そのまま北にある中海大橋に進みたいのだが山陰本線を越える踏切がなく、少し迂回。

東松江駅に到着。

小さな無人駅だが、かつては貨物の集積基地でもあったかのように線路が多数並ぶ。

東松江から歩き始めると石の道標。右 馬潟港、左 武内神社。かつての街道跡か?

中海大橋は見えるが、しばらく圃場の中を迂回。

ようやく踏切を越える。

 8:00から中海大橋を歩き始める。勾配の強い橋だ。Wikipediaを見ると橋長は555mで勾配は7.0%。ベタふみ坂で有名な江島大橋が6.1%なので、それよりも急になる。架橋位置の大橋川が松江港の一部に指定されているため、500トン級の船舶が航行できるように桁下高が30mほどに設定されたためだとのこと。

中海大橋を渡り始める。

かなりの勾配。

西を見ると大橋川。宍道湖と中海をつなぐ川。

東を見れば中海が拡がる。右端には松江港。

正面には枕木山あたり。

 8:10に中海大橋を渡り終え、中海西岸の堤防の非舗装路を進む。中海大橋から続く県道260号線は交通量が多いため、湖岸の道を進めるのはありがたい。

中海大橋を振り返る。

湖岸の道を進む。

ときおり水門。

 10分ほど歩いた大井町からは舗装路に変わる。ここは快適な湖岸の歩道。残念ながら舗装路はほどなく途切れ、その先はコンクリートの護岸の上を歩いて進む。

ときおり舗装路。

 8:40に大海崎町に進む。ここからは舗装された湖岸歩道となり中海を眺めながら快適に歩くが、残念ながら集落の外れで途切れてしまう。

大海崎町の中心部。港がある。

この先は護岸がしてあったり、途切れたり。前方には大根島に通じる堤防が見えてきた。

 その先で県道260号線に合流し、9:00に大海崎橋を渡る。橋長190mの短い橋で、その先には大根(だいこん)島まで2km近い砂嘴のような道が続く。これも調べてみると人工的に埋め立てた堤防のよう。大根島を陸続きにするプランがあったようだ。

大海崎橋。

大海崎橋を振り返る。橋は短く、桁下は低い。

 堤防の上はアスファルト歩道のある部分があり、そこを進む。ときおり木が生い茂っているため堤防を下りて迂回する。堤防の北部分には県道338号線美保関八束松江線が走っている。この県道も交通量が多く、歩道もないようなので、離れて進むことができてラッキー。海の中を歩いているような気分が味わえる。

大根島に続く堤防。左には県道。右にもアスファルトの道の痕跡。堤防頂はアスファルト舗装されているが、それを突き破って木々が繁茂しているところも。

堤防頂からの眺めはよい。油断するとつる性の植物に足を取られる。

 9:35に堤防部分を歩き終えた。その先の入江港を過ぎ、県道259線に合流する。

堤防部分の東端。大根島に至る。

北に浮かぶ小島は京島。

入江港は波の静かな中海でもとくに平らな海面。

入江の先の波入で県道259号線に合流。

 波入港の傍のゲートボール場では皆さんが集まって大会を開催しているよう。その向かいにある全隆寺に立ち寄って、手を合わせてから先に進んだ。

波入港。港の入口には弁天島。

波入集落には全隆寺。

 大根島の見どころとされるのは溶岩隧道。大根島自体が火山島で、溶岩が固化する際に内部のガスが移動して空洞を作ったと考えられているようだ。日本では富士山の山麓に集中しており、それ以外では大根島の2件のみが天然記念物に指定されているとのこと。

溶岩隧道に到着。

 10:30にその一つの幽鬼洞の入口に到着したが、残念ながら崩落の危険があるため立ち入り禁止。柵の外からの見学にとどめた。

幽鬼洞。残念ながら全長200mほどもあるという内部には立ち入り禁止。

 溶岩隧道からは海岸線に戻り、遅江港、馬渡港と進んで、11:07に県道338号線に合流した。

遅江港

馬渡港

 県道は海の中の堤防の上を進んでいく。大根島と江島との間も馬渡堤防で繋がれている。ここは旧道と思われるアスファルトの道を進んで11:12に江島島内に到着した。

大根島と江島を完全に繋いでいる馬渡堤防。堤防の左部分は県道338号線。

 江島港を経て、江島の東岸に到達。中浦水道の北の方に江島大橋が見える。これもWikipediaで調べたが、江島大橋の橋長は1446mあり、勾配は6.1%。横から眺めるとなだらかなのだ。

江島港に到着。

江島の南東端から江島大橋を望む。

ベタふみ坂と言われるわりにはなだらかな橋。

 江島大橋橋脚部分に到着し、登り口を求めて西に向かう。11:58に江島の西岸に到着した。

江島大橋橋脚部分に到着。

江島大橋への入口のある西に向かう。

小泉八雲も好んだといううなぎ処山美世。

うなぎ神社

 振り向いて撮影したらびっくり。まさにベタ踏み坂。こんな坂を自動車が上れるのかなと思えるような傾斜に見える。

江島西岸から振り返ると江島大橋はこう見える。まさにベタふみ坂。

 江島大橋を渡り始める。歩くとそれほどの傾斜を感じない。眼下に中浦水道が見える。ここは行政区分では斐伊川。かつてはここに水門が造られ、中海の淡水化が計画されていたようだ。

江島大橋の傾斜は6.1%で、7.0%の中海大橋よりも緩やか。歩いてみるとそれほどの勾配は感じない。

境水道方向の中海の景色が良い。

江島大橋の下は中浦水道。かつてはここを水門で区切って中海を淡水化する計画があったようだ。

橋の上で県境を越える。

境港市外に下っていく。

 12:25に江島大橋を渡り終え、境港の渡町を北に進む。

渡町の路地を北に進んでいく。

 外江町を過ぎて12:45に境水道に出た。ここも行政区分は斐伊川。宍道湖に流入する斐伊川の続きと捉えられているのだ。

境水道に出た。

境水道には大型の船舶が航行する。

隠岐に行くフェリーしらしまが入港中。

 13:25にJR境線の境港駅に到着して行動終了。まずは駅前の回転寿司でランチとする。ここは回転寿司とは思えないほどの魚のクオリティ。大満足。

JR境線の境港駅に到着。

駅前の寿司屋は回転寿司とは思えないクオリティの高さ。左から、オコゼ、フグ、マグロ。

駅前の水木しげる像

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ちょうど境線の鬼太郎列車(砂かけばばあ列車)が入線してきた。ベースはキハ47。

 帰りの列車の時間まで2時間近くあるので水木しげるロードを見学して歩く。ゲゲゲの鬼太郎などで有名な漫画家の水木しげるは大阪市出身だが、幼少期から境港で育ったことから境港の町おこしに協力。境港は水木しげる一色と言ってよいほど。

水木しげるロードには妖怪キャラクターが溢れる。これはご存じねずみ男。

これも懐かしいねこ娘。

個人的には癒やし系のぬりかべのファン。

ぬらりひょんもいい味。

お土産も目玉おやじ饅頭。

妖怪饅頭総本店もそれらしくある。

これは子供の頃の記憶にないが、枕返し。

 子供の頃にテレビで見た妖怪の姿を胸いっぱいに詰め込んで、15:38発の境線に乗って帰途についた。

境港駅から帰途につく。

残念ながら帰りは鬼太郎列車ではなく、通常のキハ47。

米子で乗り換え。

やくも24号に乗車。かっこいい。

今日は一日曇っていたが、帰りのやくもの車窓からは大山の美しい姿を見ることができた。

2026年3月15日 中国自然歩道97日目(自然歩道通算299日目) 東松江〜境港 曇り 10/3℃

行動距離23.2km 行動時間5:43 獲得高度137m 33917歩 行動中飲水量300ml 

 

往路交通: 博多8:00のぞみ10号-新大阪10:28/翌々日17:00日本交通高速バス-米子20:35/7:12山陰本線-東松江7:39

復路交通: 境港15:38境線-米子16:25/16:34やくも24号-岡山18:47/18:54のぞみ187号-博多20:39

駅山温泉 十坊山

 今週末は土曜日に予定が入り、日曜だけのお休み。テント泊で縦走というわけにも行かない。こんなときには駅山温泉、すなわち公共交通機関を使って登山口まで行き、山登りを楽しんだ後、下山後に温泉に浸かって公共交通機関を使って帰宅するというパターンが最適。

 今回は福岡西部の糸島エリアのお手軽登山で知られる十坊山(これで「とんぼやま」と読ませる)をマイナールートで歩いてみようと思う。

 福岡から市営地下鉄空港線、筑肥線と乗り継いで糸島市の鹿家駅に9:02に到着。筑肥線の車両はクモハ103系。レトロな色に塗り直した列車だ。

筑肥線の103系列車。福岡市営地下鉄と直通する列車もあることから、九州では珍しい直流モーターのよう。この編成は国鉄塗色の編成。

しかか。難読。

 鹿家駅からまずは海に向かう。目標は帯石。砂浜から西に向かうと、砂浜の尽きるところに鎮座する巨大な岩。花崗岩の岩体が形成する際に白い石英の貫入岩体が入り、風化に強い石英の部分が残ってできたと考えられる。二筋三筋と、帯のように巻き付いて見える。

駅のすぐ北が海。

砂浜の西には不思議な岩。

これが帯石。

微妙にバランスがとれている。

揺れない。

 帯石にタッチして今度は山に向かう。国道202号線を渡り、鹿家駅から舗装路を上っていく。

鹿家駅から山に登っていく。

鹿家集落はすぐ下に

さらに山手に向かって進んでいく。

 9:38に二丈浜玉道路の下をくぐった後は登山道となる。樹庵という名の古民家ギャラリーを通過して、相思の桜の方の道に進む。

二丈浜玉道路をくぐる。

ギャラリー樹庵。まだ営業時間前だった。

主登山道は直進。相思の桜は右に折れる。

 サクラのシーズン前のためか登山道は荒れ気味。また、サクラも開花前のため、相思というところも今ひとつつかめず。

道は荒れ気味。

ハドノキ イラクサ科。イラクサの片鱗が見えない。

桜が両手を繋ぐかの様だというのだが。

 相思の桜からは、いったん谷に降りてから主稜線の道に進むべきだったが、地図見るとそのまま上がって行けそうな気がした。しかし残念ながら道はなく、シカの踏み跡を辿ってかなりの急斜面をトラバース。登山道復帰までには30分ほどを消費することとなった。

そのまま真っ直ぐ登れそうな気がしたが。

滑り落ちそうな急斜面のトラバース。墓穴を掘った。

 10:30に復帰したところは沢のあるところ。標識にはこのあたりが花筏の群生地のはず。ただ、残念ながら花筏が花をつけるのは5、6月頃。これも少し時期が早かった。登りながら探したが、花のない花筏はただの地味な広葉樹。見つけられないまま進むこととなった。

ここで主登山道にようやく復帰。

このあたりに花筏はないか探したが、よく分からない。

 11:13には中村登山口からのメジャーな登山道との分岐に到着。11:28に十坊山(535m)頂上に到着した。

ここで中村登山口からの登山道と合流。

もうすぐ山頂。

到着。

 坊主岩の上に登って辺りを見回す。ここは景色の良い山頂。東には浮嶽、西には唐津湾が一望できる。

山頂の坊主岩。

東に浮嶽

西には唐津湾。唐津湾の真ん中には高島が浮かぶ。

 坊主岩の下でカフェオレを淹れ、軽食のランチとした。

山頂でカフェオレ。

 11:52に下山開始。同じ道を下らず、南の白木峠に向かって下る。白木峠までには2つほどの小ピークがあり、上り下りを繰り返す。

白木峠に向かう。

峠が見えた。

 12:20に白木峠に到着。ここから県道143号藤川二丈線を100mほど進むと、すぐに左手に旧道が現れる。帰りはここをのんびりと下っていく。

白木峠

ここが福岡と佐賀の県境。

県道から旧道が左に分かれる。

 旧道から原集落に進み、13:20に浮嶽神社にお参り。

旧道をのんびりと歩く。

ときどき崩落がある程度。

原集落に下る。

このあたりは甘夏の産地。

浮嶽

浮嶽神社

河津桜が咲いている。

 13:45にはまむしの湯に到着して、ゆっくりと手足を伸ばす。

まむしの湯で駅山温泉コンプリート。

お風呂の後は海鮮丼。

 15:21にまむしの湯を出て福吉川沿いに北に歩く。15:44に福吉駅に到着して、福岡への帰途についた。

福吉川に沿って歩く。

カササギ

福吉から帰途につく。

これも103系。

2026年3月1日 駅山温泉 十坊山 晴れ 16/5℃

行動距離11.8km 行動時間6:39 獲得高度635m 22267歩 行動中飲水量200ml

テツの旅4 ゆふいんの森~日田彦山線

 本日は神戸の友人が企画とチケットの手配をしてくれた本格的な鉄道の旅。

 朝9時に博多駅に到着。6番線ホームで目的の列車の入線を待つ。その列車というのが「ゆふいんの森1号」。博多と由布院とをつなぐJR九州屈指の観光列車。朝の博多駅で在来線を待っている際に、上品なメタリックグリーンの列車を見るたびにいつか乗ってみたいと思っていた。小倉側の待避線からやってくるか、それとも福岡南の車両基地からやってくるかと、入線前からテツ学講義が始まる。

博多駅では当然入線前から待機。

南から来たゆふいんの森

 出発8分前の9:09に入線。昨日予習済みの福岡南車両基地方面からやってきた。こんなところからすでに楽しめるんだと感嘆する。5両編成の最後尾から前方に向かって、まずは車両外観をじっくり見学。

上品な色合いだな。

このレタリングも水戸岡鋭治のドーンデザイン研究所だろうか?

 指定の1号車に乗り込む。ハイデッカー構造という、観光バスのような床面がかなり高い造り。そのためドアの中に入ると3段のステップがあり、また車両の連結部のデッキには橋のような構造になっている。内装は落ち着いた木目調。工業デザイナーの水戸岡鋭治のデザイン。車内では外国語が盛んに聞こえる。乗客の8割ぐらいがインバウンドのようだ。

床面が高い。

車両連結部分は橋のよう。

 今回友人が確保してくれた席は1号車2A。最前方に近いハイデッカーならではのパノラマビューが楽しめる最高の席だった。発売時刻の3時間前からサイトにアクセスして取ってくれた。発売30分後には満席だったというから、かなりのレベルのプラチナチケット。素人には手が出せない。

1号車2列目最高!ちなみに1列目は一般販売がなかった疑いもある。

 ハイデッカーからの眺めはすこぶる良いが、少し揺れが大きい。前方を見るとわずか1067mmしかないJRのレールの間が狭く感じる。たったこれしかないレールの上を幅3m近い車体が100kmを超えるようなスピードでよくも走れるものだと感心する。

ハイデッカーからの景色は最高!それにしても狭軌にこんな大きな車両が走るとは。

 信号の見方や線路脇の架線の用途など、博多から日田まで80分のテツ学講義を受講。人生に決して役に立つことはないと思うが、面白い。

日田駅に到着

 10:37に日田に到着。日田駅から15分ほど歩いて古い町並みの残る豆田町に到着。雛飾り発祥の場とされる草野本家を見学。残念ながら写真撮影不可だったが、お屋敷の中には歴代の当主が京で買い求めた雛飾りが陳列されていた。

日田の豆田町は無電柱化してあるレトロな町並み。

豆田町の草野本家。日田もインバウンドが多い。そんなに有名だったの?

 草野本家の隣が天領日田資料館。ひな祭りのこの時期は、おきあげびなという羽子板のような2.5次元雛の展示があった。

天領日田資料館

2.5次元のおきあげびな

さらに古い町並みを歩く。

 日田と言えば進撃の巨人。作者の諫山創は日田出身。日田駅に戻って日田焼きそばのランチを済ませる。

進撃の日田Cafe

駅前の日田の焼きそばでお腹を満たす。

 日田駅前から12:46発の日田彦山線BRTに乗車。BRTとはBus Rapid Transitの略。豪雨災害で添田から夜明の間が不通となった日田彦山線は、当区間をBRTに転換している。

日田駅前BRT乗り場。日田彦山線は本来は夜明駅までだが、夜明駅周辺にはまるっきり何もなく、日田彦山線のかつての運行がすべて日田までだったことから、BRTも日田発着となっているようだ。

BRTが到着

 13:46に筑前岩屋駅でBRTを途中下車。筑前岩屋には日田彦山線の旧駅舎が残されている。本日は神戸の友人の企画で筑前岩屋から一つ手前の大行事までを歩いてみる。

筑前岩屋に到着

釈迦岳トンネルに消えていくBRTを見送る。

筑前岩屋には立派な駅舎が建てられている。

 筑前岩屋からは県道52号線を南下。最初に現れるのが阿弥陀堂。そして、その先に早くも次の目標物が見えてきた。

宝珠山川に沿って県道52号線を南下。

阿弥陀堂

さっそくいい感じの橋梁が見えてきた。

 まず見るべきは日田彦山線栗木野橋梁。5連のアーチ橋で、昭和13年竣工。資材逼迫の時代の建築のためか鉄筋なしの無筋コンクリート構造。橋長71.2mでアーチ径間14.0m。

日田彦山線栗木野橋梁

 宝珠山川に沿って南に進む。次に現れるのが宝珠山橋梁。ここも昭和13年竣工の5連アーチ橋。橋長は79.2mと長い。アーチ径間は14.0m。近づいてみると迫力のある構造。

宝珠山川沿いに紅梅

ほうしゅ学舎は廃校跡利用の宿泊施設かな?

宝珠山橋梁

真下まで来ると迫力がある。

 BRTの時刻表を見てアーチ橋をBRTが通過する時間を推定。鉄道紀行文で有名な宮脇俊三さんのような行動をとる友人。近くの高台に上ってBRTを待つ。

宮脇俊三さんの本にトンネルを出る時刻を計算するくだりがあった。

 さらに宝珠山川沿いの道を進む。道沿いにあったのは太師堂のような建物。

さらに川沿いを進む。

太師堂のような建物

 最後に現れるのは第2大行事橋梁。4連のアーチ橋。これまでの2つのアーチ橋と同じく無筋コンクリートで、アーチ径間は14.0m。ここまで3つの橋梁ともにアーチ径間は14mだったのは、当時の構造計算が煩雑だったためだろうか?

第2大行事橋梁

 アーチ橋の上をBRTが通過。車体側面にはRED LINERの文字。ちなみにRED LINERとはJR九州バスの愛称。

 大行事の家並みを通過して、高木神社に手を合わせる。

ケーブルテレビ局

高木神社

 大行事駅舎。駅舎の前にあるのは2017年の被災レール。大行事には古い駅名標が残る。

大行事駅舎

被災レール

古い駅名標が残されている。

 BRT乗り場は駅舎のずいぶん上にある。16:06に大行事から再びBRTに乗車。すぐに釈迦岳トンネルに入る。釈迦岳トンネルは標高844mの釈迦ヶ岳を4,378mにわたって貫く難工事で、1937年に着工して出水や落盤事故を経て1956年にようやく完成した。完成当時は九州一の長さを誇るトンネルであった。

現在のところは仮設の階段が架けられている。

 「釈迦岳」トンネルが貫くのは「釈迦ヶ岳」で、福岡県添田町と福岡県朝倉郡東峰村をつないでいる。文献にときどき県境のトンネルと記載されていることがあるがこれは間違い。釈迦ヶ岳の南40kmに福岡県最高峰の「釈迦岳」(標高1230m)があり、ここが福岡県八女市と大分県日田市の県境なので、取り違えを起こしたのではないかと思われる。

 もっとも大行司駅の一つ南の宝珠山駅はホーム上に福岡県と大分県の県境のラインがあることでも知られているので、これも誤解の原因かもしれない。

大行事にBRTが来た。

 なにはともあれ長いトンネルを越えて、BRTは再び専用線を離れた後、16:46に日田彦山線の添田に到着。

添田駅に到着。

 添田からは17:12発の日田彦山線に乗車。車両はキハ40系。この後も80分のテツ学講義を受講。

日田彦山線に乗車

キハ40系

 終点の小倉では、新幹線で神戸に帰る友人を見送り、鹿児島本線のソニックで福岡への帰途につく。ソニックの中では小倉名物の揚子江の肉まんと常盤橋咖喱のカレーパン。

885系ソニック。これが好き。

551も良いけど小倉の揚子江も美味しい。

2026年2月23日 テツの旅4 ゆふいんの森~日田彦山線

晴れ 18/9℃

交通: 博多9:17ゆふいんの森1号-日田10:37/12:46日田彦山線BRT-筑前岩屋13:46/大行司16:06日田彦山線BRT-添田16:51/日田彦山線17:12-18:35小倉/19:05ソニック50号-博多19:50

テツの旅3 博多南線~香椎線~博多湾クルーズ

 本日は神戸の友人のために非テツ草食系の私が企画した旅の一日。鉄分の多い方がご覧になると、どんなに頑張っても素人臭さが残る点はご容赦を。

 朝8時前に博多駅筑紫口の新幹線改札口からのスタート。

博多駅新幹線改札口に博多南線の表示

 まずはJR西日本の新幹線券売機で博多南線の乗車券と特急券を購入。券売機画面の左下にこそっと博多南線のボタンがある。乗車券200円、特定特急券130円、総額330円で8分間の非日常の旅の始まりだ。

これで新幹線の車両に乗るワクワク体験。

博多駅13番ホームで待機。

新幹線車両が入線

本日は8両編成のレールスター。

 わずか9kmほど九州新幹線のレールの上を走り、福岡市南区あたりで新幹線の高架から降下を始める。新幹線の車両はJR西日本の新幹線車両基地の中に入るが、ここが博多南駅。地域住民の強い要望で1990年に開業した駅で、ホームの長さから8両編成の列車しか入ることはできない。

新幹線高架の線路から分岐

高架から地上に降下。

新幹線車両基地内に入る。

 ずらりと並んだ新幹線の車両を眺めながら改札口を出る。住宅地の中を進むとほどなく出てくるのが日拝塚古墳。6世紀前半の前方後円墳で、全長は61mと比較的大きい。

日拝塚古墳

 さらに住宅地の中を歩くと丘の上に天文台のようなドームが出てくる。ここが須玖岡本遺跡。弥生時代の集団墓地で、白いドームは発掘された甕棺墓を現状のまま保存展示するためのもの。

須玖岡本遺跡

ドームの中には甕棺墓

 邪馬台国論争の火種となっている3世紀頃の日本の様子を伝える魏志倭人伝では、使者の通ったルートは対馬、壱岐、松浦、糸島と来て、次に訪れたのが奴国となるが、この遺跡のあたりが奴国の中心ではなかったかと考えられている。那の津や那珂川に「な」の国の名が残る。

 ついでに遺跡の横に建てられた奴国の丘歴史資料館も見学。魏志倭人伝の奴国はここだと確信を深める。

奴国の丘歴史資料館

 この先はJR南福岡駅前から西鉄バスに乗って宇美駅まで移動。

南福岡駅

宇美駅までバスで移動。

 ちょうどお昼時になったので、当地の蕎麦の有名店の松本に開店前から並んだ。早めに店に入れてもらえ、十割蕎麦とだし巻き卵、茄子の揚げ浸しを頂く。蕎麦はスッキリとした味で、香りが高い。

蕎麦処松本

美味し

 ランチを終えて宇美駅に戻り、いったん勝田線の廃線跡を歩いて、宇美八幡宮にお参り。八幡宮は参拝客で賑わっていた。

国鉄勝田線の廃線跡。

宇美八幡宮

湯蓋の森

 宇美駅からは13:35発の香椎線に乗車。香椎線で使われている車両はBEC819系で、蓄電池に蓄えた電力で走行できるため非電化路線の香椎線などに使われている。それに加えて香椎線のBEC819系の運用の特徴は、自動運転をしているところ。これを神戸の友人に見てもらいたかった。たしかにマスコンは動かしていないとのこと。踏切のある鉄道で自動運転とはと、衝撃を受けていたようだ。

宇美駅から香椎線に乗る。

BEC819系

運転席に目が釘付け。

 宇美から香椎を経由して、終点の西戸崎まで1時間。最前方に陣取り、運転の様子もしっかり観察させてもらった。

およそ1時間で西戸崎に到着

 西戸崎駅からは200mほど先の福岡市営渡船旅客待合所まで歩く。ほどなく志賀島からやってきた双胴の大型船のゆうなみが接岸。10名ほどの旅客を乗せた15分の博多湾クルーズを楽しんだ。

福岡市営渡船旅客待合所

箱崎ふ頭を通過。

市営渡船の「きんいん」とすれ違う。

福岡PayPayドームを見ながら。

須崎ふ頭を横目に。

博多ふ頭に到着。

2026年2月22日 博多南線~香椎線~福岡市営渡船 晴れ

交通: 博多7:53博多南線-博多南8:01//南福岡駅10:49西鉄バス-上宇美11:14//宇美13:35香椎線-香椎14:05/14:09-西戸崎14:29/14:55福岡市営渡船-博多ふ頭15:10

テツの旅2 九州横断特急~かわせみやませみ

 今日は神戸の友人によって企画され、綿密に計算された鉄道ツアー。

 別府の地獄巡りを終えて10:30に別府駅に到着。10:38発の日豊本線の各駅停車に乗車。車両は815系のワンマンカー。右手に鶴見岳、左手に別府湾を眺めながら10:52に大分駅に到着した。

別府駅前の油屋熊八像。

別府駅から日豊本線に乗車。

815系

右手には鶴見岳

 大分駅では次の列車の中で食べる弁当を探す。これといった駅弁はないよう。駅ビル内のスーパーマーケットで美味しそうなものを選ぶ。

大分駅

駅前の大友宗麟像

ザビエル像も

 ホームに上がって待っていると、先に出発する豊肥本線豊後森行きの各駅停車が入線してきた。車両はキハ220。さっそく「キ」は気動車(ディーゼル機関)、「ハ」は普通車(イロハの順の3等車)と指南してくれるが、これがなかなか憶えられない。

大分駅の駅名標。大分は日豊本線、久大本線、豊肥本線の分岐点となる。

大分発豊後竹田行きの豊肥本線の車両。

キハ220

これもいろいろな諸元の意味を教わったが憶えられない。

 次の行程の12:09発の九州横断特急4号の赤い車両が入線してきた。キハ185系。車内で弁当を突きながら100分のテツ学講義。講義内容は昨年廃線跡を歩いた宮原線と未成の九州縦断鉄道など多岐にわたる。

九州横断特急4号

列車の中で弁当。これが好き。

 巨大な阿蘇カルデラ内の阿蘇駅には定刻の13:54に到着。駅の南正面には阿蘇山。左を見ると根子岳のゴツゴツした姿が見える。

九州横断特急をお見送り

阿蘇駅

正面に阿蘇山

左手に根子岳

 阿蘇駅からは一つ大分寄りの宮地まで歩く。交通量の多い国道を避けて、圃場の中の道を進む。遮る人家のないところに来ると、地平線はほぼカルデラの外縁だと分かる。

外輪山に囲まれた農地を歩く

観音寺

遙か向こうにカルデラの外輪山が見える。

根子岳

 1時間ほどのんびり歩いて阿蘇神社に到着。ここは2016年の熊本地震で甚大な被害を受けていたが、2024年には復旧工事を終えている。震災で全壊した楼門も拝殿も見事に復旧している。

阿蘇神社楼門

見事に復旧した本殿

 神戸の友人はここで御朱印を拝受。門前町でしばらくコーヒータイムとした。

門前かふぇことの栞に入店

コーヒーで一息

 阿蘇神社からのんびりと歩いて宮地駅には16:30に到着。ホームで16:57発のかわせみやませみの入線を待つ。

宮地駅

 かわせみやませみは宮地-熊本間で運行されている特別急行列車。もともとは熊本-人吉で運行されていた列車であるが、2020年7月の豪雨から肥薩線が長期運休となっているため、当地での運行となっている。

かわせみやませみが宮地駅に入線。宮地が始発。

 熊本駅側の緑の車両がやませみで、座席も緑を基調としている。宮地駅側の車両が1号車のかわせみ。こちらは青を基調とした配色となっている。車両デザインは水戸岡鋭治。

熊本側がやませみ

緑が基調

青が基調のかわせみ

内装は豪華

バーもある

 予約してもらった座席は1号車の8D。阿蘇山を向いたカウンター席。最高の眺め。隣に座ったお母さんの膝の上の男の子は1歳ぐらいに見えるが、「スイッチバックが」などとはしゃいでいる。いったいどんな英才教育を施しているのか気になる。

阿蘇の方を向いた展望席

車窓は最高。

 阿蘇を見ながら進み、立野が近づくとスイッチバックの線路が見えてきた。車内は騒然となる。立野駅の停車時間にホームに出て写真を撮っていると、宮地行きの普通列車がスイッチバックの上り勾配の線路を走って入線してきた。幸せな気分になる。

下に線路が見えてきた。

豊肥本線の普通列車が入ってきた

 定刻の18:27には熊本駅に到着した。かわせみやませみにお別れを告げて、18:41発のみずほ610号で博多への帰途についた。

もういちどかわせみ

やませみ

JR九州の企画列車はまだある

2026年2月21日 九州横断鉄道~かわせみやませみ 晴れ

復路交通: 別府10:38日豊本線各駅停車-大分10:52/12:09九州横断特急4号→阿蘇13:54 /宮地16:57かわせみやませみ→熊本18:27/18:41みずほ610号-博多19:13

テツの旅1 地獄巡り

 今回は神戸から来てくれる友人のたっての希望で別府の地獄巡り。ご承知とは思うが、地獄とは別府エリアの地表に湧出する源泉によってできた奇観のこと。自分自身は40年近く前に行ったことがあるのだが、ほとんど憶えていない。今回の地獄再来を楽しみにしている。行程は鉄道マニアの友人の発案でさらにチケット類の手配もお願いしている。さてどんな旅になるか。

 金曜日の午後は年休を取って博多駅に向かい、6番ホームで友人と落ち合う。

仕事場から博多駅に急ぐ。午後1時前に到着。

 6番ホームに13:20発のソニック27号が入線してきた。メタリックな青の883系のソニック。隣の5番ホームに入線してきた885系を指さし、「水戸岡鋭治では885系の方がいい感じですね」とさっそく鉄道指南をしてくれる。ちなみに水戸岡鋭治は著名な工業デザイナーで、JR九州の車両の882系ソニック、885系かもめ、九州新幹線800系つばめ、さらには超豪華なクルーズトレインななつ星などをデザインしている。

ソニック27号

水戸岡鋭治デザインの883系。ガンダムを連想してしまう。

これも水戸岡鋭治デザインの885系。こちらは海の上を飛ぶ白いかもめを思い浮かべる優美なデザイン。

 ソニックの中では人吉駅やまぐちの栗めしのランチ。人吉駅のある肥薩線は、2020年の豪雨に被災して全線が運休中。営業できない人吉駅の駅弁の店の商品を博多駅で販売していたのだ。これは買わないわけにはいかない。肥薩線の早い復旧を祈っている。

やまぐちの栗めし

列車の中で食べるのが好きだ。

 ソニック27号は杵築に15:12に到着してここで下車。15:16の各駅停車に乗り換える。815系の車両の運行で、先頭車両で運転席を見ながら進む。ワンハンドル式のマスコンだと友人の指南が入る。

杵築で乗り換え

JR九州815系

815系も洗練された素敵なデザイン。

 5駅先の亀川駅には15:43に到着。ここで下車して、海側ロータリーに入る亀の井バス26系統に乗る。今日は7つある地獄のうちの2つだけ離れた地獄を制覇する予定。

亀川からは亀の井バスに乗る。

 少し遅れたバスは16:00に血の池地獄前バス停に到着。まずはバス停に一番近い龍巻地獄に入ることにする。

血の池地獄前バス停って、ちょっと強力なネーミング。

まずは龍巻地獄。ここで7枚綴りの地獄入場券を購入。2日間有効。

 龍巻地獄は間欠泉。噴気が出ていないときの地獄はただの水たまり。入ったときには何も起きておらず、どんどん観光客が溜まってきた。解説には30~40分の間隔で噴出すると書いてあるが、残り時間が表示されるわけではない。

龍巻地獄。噴気の出ていないときは地獄感のまったくないただの水たまり。

間欠泉の解説を読む。30~40分ごとに噴出するよう。だんだんお客さんが増えてきた。

 地獄の開園時間はいずれも17:00までなので焦ってきた。ジリジリしながら待っていると、16:20に間欠泉が噴出開始。思ったよりも豪快な間欠泉の噴出に皆さん大喜び。

20分ほど待っていると、何の前触れもなく間欠泉が噴出。思ったよりも豪快。

一気に会場が盛り上がった。

 次はお隣の血の池地獄を訪れる。ここは酸化鉄の色で真っ赤に染まった温泉。地獄感が強い。血の池地獄の手湯に触って、舐めてみた。血の味がした。

次は血の池地獄

ここは見るからに悪いことをしたら沈められそうな場所。

手湯を舐めたら鉄分が濃い血の味。

 血の池地獄からは3kmほどの行程をバスに乗って鉄輪温泉に移動。これで「かんなわ」と読む。

至るところから噴気が湧き上がる鉄輪温泉。

 鉄輪温泉は湧出量の多い別府温泉の中でも、とくに源泉の数の多いところ。町中至るところから噴気が出ている。

本当に至るところから出ている。

京浜工業地帯を思わせるような装置。沸騰温泉水の水蒸気と温泉水を分離する分離機かな?

 また町の中には地域が管理している共同温泉も多い。鉄輪温泉地区には9か所もあるという。

鉄輪温泉を開いた一遍上人に因んだ上人湯。共同温泉で、入湯料は100円。

ここも共同温泉の谷の湯。出てきた女性に聞いたらここが一番いい湯だと、ツヤツヤの肌を見せながら教えてくれた。ここも100円。

側溝からも湯気が舞い出るいでゆ坂

 鉄輪温泉の狭く曲がりくねった道を通って今夜宿泊するホテルに到着。晩ご飯はバイキングでお腹がパンパンになった。

狭い路地にあった民家に開いた目。spaceⅡというアート作品。

晩ご飯のバイキング美味し。2回転したが全品目制覇ならず。

 翌朝は8時から行動を開始。まずは白池地獄から。ここは無色透明な源泉だが、温泉の溜まった池は青みがかかっている。含ホウ酸食塩泉によるという。温泉水を使った熱帯魚館には大きな魚が泳いでいる。

白池地獄

空の色とのコントラストがいい。

温泉水で飼育する熱帯魚館。

 地獄温泉ミュージアムの横を通って次に向かったのは鬼山地獄。鬼のマスコットが迎えてくれる。柵の中の湯気を見たらただの温泉かと思ったら、ワニがウジャウジャいる。鬼山ではなくて鰐山だった。ここが一番恐ろしそう。

地獄温泉ミュージアム

鬼山地獄

鬼のお出迎え

普通の温泉かと思いきや

ワニがウジャウジャ

 次はかまど地獄。かつてお祭の際にこの地獄の噴気でご飯を炊いていた習わしに由来するとか。温泉の色が様々で、なかなか楽しめる。

かまど地獄

かまど地獄は多色の温泉。碧い色や。

赤い温泉

黄色い温泉

グレーの温泉も

 さらに進むと坊主地獄。灰色の泥の中から噴気が噴き出す。まるで坊主の頭のよう。ここも見ていて飽きない。

坊主地獄

灰色の泥の中からプクリプクリと。

いつまで見ていても飽きない。

 最後は海地獄。見事なコバルトブルーの海。青空の下に噴気まで青く染まっている。

海地獄

ここの碧が一番鮮やか。

湯煙まで碧く染まる。

 海地獄から別府駅まではバスで移動。別府駅前には別府観光の父と呼ばれる油屋熊八の銅像が建つ。亀の井旅館の創業者として知られるが、私財をはたいて別府の観光に尽力したとされている。銅像としては気取りのないポージング。

別府駅前の油屋熊八像。楽しそうなおじさんだ。

2026年2月20~21日 別府地獄めぐり 晴れ

往路交通: 博多13:20ソニック27号-杵築15:12/15:16日豊本線核影停車-亀川15:33/

亀川駅前15:43亀の井バス26A系統-血の池地獄前15:53/16:47亀の井バス26A系統-鉄輪16:54




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