テキサス州はアメリカ南部に位置する、広大な土地と独自の文化が魅力的な州です。
旅行や留学、移住を考えている方にとって、現地の治安はやはり気になるところですよね。
この記事では、2026年最新のデータをもとに、テキサス州全体の治安状況をお伝えします!
ヒューストンやダラスなど主要都市ごとの違い、実際に起こりやすい犯罪の種類、そして安全に過ごすための具体的な対策まで詳しく見ていきましょう。
アメリカ テキサス州の治安:2026年最新状況
テキサス州では、2024年から2025年にかけて犯罪率が減少傾向にあるものの、全米平均と比較するとまだ高めの数値となっています。
ここでは具体的なデータをもとに、テキサス州の治安の実態を見ていきましょう。
テキサス州の犯罪率データ
USAFactsのデータを見てみると、2024年のテキサス州では暴力犯罪率が人口10万人あたり389件、財産犯罪率が2,041件となっています。
暴力犯罪には殺人や強盗、暴行などが含まれ、財産犯罪は窃盗や車上荒らしなどが該当するものです。
特に注目したいのが、殺人事件の減少傾向。2023年には10万人あたり7.10件だった殺人率が、2024年には5.88件まで減少しました。
さらに2025年第1四半期のデータでは、全体的な犯罪件数が前年同期と比べて20.56%も減少しているという明るいニュースも届いています。
テキサス州公安局の統計によると、2024年に19万231件あった犯罪が、2025年には15万1,116件まで減っているのです。
州や地域の警察による取り組みが、少しずつ成果を上げている証といえるでしょう。
全米平均との比較
全米と比べたとき、テキサス州の治安はどの位置にあるのでしょうか。
USAFactsが整理したFBIの2024年犯罪統計データでは、テキサス州の暴力犯罪率は人口10万人あたり389件、財産犯罪率は2,041件。
全米平均の暴力359件、財産1,760件と比べると、それぞれ8%、16%ほど高い水準です。全米では暴力犯罪が前年より4.5%、財産犯罪が8.1%減少しました。
テキサス州も両方とも減少傾向にありますが、まだ全米平均を上回っている状況ですね。
ただし、州全体が危険というわけではありません。エルパソのように人口50万人を超える大都市でも総犯罪率が比較的低く、州内では安全な水準にある都市も存在します。
都市によって治安の差が大きい点こそ、テキサス州の特徴です。
旅行や留学で訪れる際は、滞在先の最新犯罪統計や治安情報を確認し、エリア選びを慎重に進めていくことが大切になってきます。
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エリア別!テキサス州の治安マップ
テキサス州の主要4都市は、それぞれ異なる治安状況を抱えています。旅行や留学、移住を検討している方にとって、エリアごとの違いを把握することはとても大切です。
ここでは、ヒューストン、ダラス、オースティン、サンアントニオの4つの大都市の治安について、2026年最新の犯罪データをもとに詳しく見ていきましょう。
ヒューストンの治安状況
ヒューストンはテキサス州最大の都市で、大都市の中では州内で最も犯罪率が高めです。
2024年のヒューストン警察のデータでは、暴力犯罪率は人口10万人あたり1,142件と全米平均の3倍ほどを記録しました。
しかし、明るい兆しもあります。殺人事件は2022年の434件から2024年には322件へと26%減少し、5年ぶりの低い水準に。
さらに2025年上半期は殺人5%減、強盗19%減と、すべてのカテゴリで減少傾向が見られています。
市が立ち上げた犯罪削減の取り組みが少しずつ成果を上げているようです。
エリア別では、West University PlaceやMemorial Villagesなどの住宅地は比較的安全な一方、Greenspoint、Gulfton、Sunnysideなどでは注意が必要です。
車両盗難も州内最多のため、駐車時は貴重品を車内に残さないようにしましょう。
ダラスの治安状況
ダラスの犯罪率は全米平均より高めですが、近年は改善の流れが見られます。
2025年のダラス警察データでは、暴力犯罪は前年比12%減少し、殺人事件は23%減の141件となりました。
これは10年ぶりの低水準です。人口1,000人あたりの暴力犯罪率は7.78件ほどで、ヒューストンの10.96件と比べるといくぶん低く、同じ大都市同士で見ればダラスの方が安全な水準といえるでしょう。
エリア別に見ると、北ダラスのハイランドパークやレイクウッドは家族向けの安全な住宅地として人気があります。
一方、サウス・ダラスやオーククリフを含む南西部の一部では暴力犯罪や強盗の発生が多く、引き続き注意が必要です。
ビジネス街のダウンタウンは、日中なら人通りも多く、時間帯とエリアを選べば比較的利用しやすいエリアといえます。
オースティンの治安状況
州都オースティンは、テキサスの大都市の中では比較的治安が良い方とされていますが、州平均と比べると犯罪率は決して低くありません。
FBIの2024年統計によると、暴力犯罪率は人口10万人あたり466.9件と全米平均より30%ほど高い水準でしたが、近年は改善傾向が見られています。
殺人事件はパンデミック期をピークに減少しており、2025年は55件と過去5年間で最も少ない数字に。着実に改善が進んでいる状況です。
一方、窃盗や車上荒らしなどの財産犯罪は依然として全米平均よりやや高く、モントポリスやイースト・リバーサイド、繁華街など特定エリアで集中しがちです。
西オースティンの高級住宅地やミューラー地区は犯罪率が低く人気のエリア。
イーストサイドや南部の一部では夜間の治安に注意が必要ですが、基本的な防犯対策を取れば多くの旅行者が安心して楽しめる都市でしょう。
サンアントニオの治安状況
サンアントニオは2025年に治安面で大きな改善を見せました。
サンアントニオ警察のデータによると、2025年1〜11月の全体の犯罪件数は前年比で13%減少し、殺人事件も119件から99件へと17%減っています。
財産犯罪も18.1%減少し、2年連続の減少となりました。
この改善は、犯罪多発地域に重点的にパトロールを行う「ホットスポット戦略」の効果が大きいとされています。
2025年第1四半期には車両盗難が43.2%も減少するなど、目に見える成果が出ているようです。
ただし、サンアントニオの総犯罪率は人口10万人あたり5,951件と推計されており、テキサス州平均より49%、全米平均よりもかなり高い水準にあるのも事実。
北部や北西部のStone Oakなどは比較的安全な住宅地として知られる一方、東部や西部の一部では引き続き注意が必要です。
リバーウォークやアラモなど観光スポット周辺は日中なら安心して楽しめますが、夜間は人通りの少ない場所を避け、車内に貴重品を置かないなど基本的な防犯対策が大切です。
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テキサス州で注意すべき犯罪の種類

テキサス州で旅行者や滞在者が特に気をつけたい犯罪は、窃盗・車上荒らし、強盗・暴行事件、そして銃犯罪の3つです。これらの犯罪は日本とは発生状況が大きく異なるため、事前に特徴を知っておくことで被害を防げます。
ここからは、それぞれの犯罪の実態と傾向について詳しく見ていきましょう。
窃盗・車上荒らし
テキサス州で最も多く発生しているのが窃盗です。
なかでも車両への侵入や車上荒らしが目立ち、州内では車両犯罪の被害が後を絶ちません。特に都市部や観光地では旅行者の車が狙われやすい傾向にあります。
犯人は窓ガラスを割って車内のバッグや電子機器を一瞬で持ち去る「スマッシュアンドグラブ」という手口を使うことが多く、何も盗られなくても窓ガラスの修理代だけかかってしまうケースも。
観光地では旅行者の車が狙われやすいため、レンタカーを利用する際は特に気をつけましょう。
貴重品はもちろん、カーナビやドライブレコーダーなど取り外せる機器も車内に置かないのが基本。
短時間の買い物でも車を施錠し、明るく人通りのある場所に駐車する習慣をつけることで、被害リスクをぐっと減らせます。
強盗・暴行事件
テキサス州は全米でも強盗発生件数が多い州の一つとされています。
店舗内だけでなく、路上や駐車場、ガソリンスタンドなど日常的な場所でも事件が起きているため注意が必要です。
要求された金品を渡し、財布を取り出すときなどは「今からこう動きます」と声に出して伝えると、相手を刺激せずに済みます。
給油中や車の乗り降り時には周囲に不審な人物がいないか確認し、車に乗ったらすぐドアロック。
夜間や人通りの少ないエリアでの一人歩きはできるだけ避け、明るく人が多いルートを選ぶことが自分の身を守ることにつながります。
銃犯罪のリスク
テキサス州では2021年から、21歳以上の多くの人がライセンスなしでハンドガンを携帯できるようになりました。
日常の場面でも一般市民が銃を持っている可能性があり、思わぬ形で銃撃に巻き込まれるリスクがあります。
実際、2023年には州内で4件のアクティブシューター事件が発生。ショッピングモールやレストランといった身近な場所も含まれており、テロや無差別攻撃への警戒も必要です。
また警察官と接するときは、急な動作を避けて両手を見える位置に保ちましょう。
免許証を取り出す際も「これから免許証を取り出します」と声をかけてから、ゆっくり動くのが安全。
銃社会という現実を理解したうえで、落ち着いた行動を心がけてください。
旅行者が実践すべき安全対策
テキサス州を安全に楽しむためには、事前の備えと現地での注意が欠かせません。
どんなに治安が良いとされる場所でも、基本的な防犯意識を持つことで、トラブルのリスクを大きく減らせます。
ここでは、旅行者が実践できる具体的な安全対策を紹介しますので、出発前にぜひチェックしてみてください。
避けるべきエリアと時間帯
人通りの少ない夜道や治安の良くない地域には、できるだけ近づかないようにしましょう。
テキサス州の主要都市では、昼間は賑わっている場所でも日が暮れると雰囲気がガラッと変わることがあります。
ダウンタウン周辺も、深夜になると人通りが減って犯罪リスクが高まりがち。
移動にはUberやLyftなどの配車サービスを使い、徒歩は明るい時間帯に済ませておくと安心ですね。
宿泊先選びの際も、口コミサイトでしっかり周辺の治安を事前にチェックしておきましょう。
安全な滞在の第一歩です。
貴重品管理のポイント
貴重品は必要最小限にして、分けて管理するのが基本です。
パスポートや多額の現金は、ホテルの金庫に預けて外出しましょう。
持ち歩くときはクレジットカードと少額の現金だけにし、バッグは体の前で抱えるように持つのがおすすめ。
ブランド品や高価なアクセサリーは犯罪者の目を引きやすいので、なるべく避けたほうが無難です。
レンタカー利用時は車内に荷物を置いたまま離れないこと。車上荒らし対策になります。
パスポートや航空券のコピーをスマホに保存しておくと、万が一の紛失時もスムーズに対応できますよ。
シンプルで確実な備えが安心につながります。
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緊急時の連絡先
トラブルに備えて、緊急連絡先を事前にスマホに登録しておきましょう。
何かあった際、すぐに適切な機関へ連絡できるかどうかが被害を抑えるカギとなります。
主な緊急連絡先は以下の通りです。
| 連絡先 | 電話番号 | 対応内容 | 対応時間 |
| 警察・消防・救急 | 911 | 事件・事故・火災・急病など | 24時間 |
| 在ヒューストン日本国総領事館 | +1-713-652-2977 | パスポート紛失・盗難事件・事故のサポート | 緊急時は24時間 通常業務は平日のみ |
| 海外旅行保険サポートデスク | 各保険会社の番号 | 医療サポート・トラブル対応 | 契約内容による |
911へ電話するときのポイントは以下の通りです。落ち着いて次の3つを伝えるようにしましょう。
・何が起きたか(What):事件・事故の内容
・怪我人の有無(Who):けが人や病人がいるか
また日本語が通じないこともあるため、以下のような簡単な英語フレーズを準備しておくと安心です。
・I'm at 〇〇.(〇〇にいます)
・Someone is injured.(けが人がいます)
総領事館の通常業務は平日の業務時間内ですが、パスポート盗難や事件・事故など緊急時には24時間対応しています。
正しい知識でテキサス旅行を安全に楽しもう!
この記事では、テキサス州の治安状況やエリア別の特徴、安全対策について解説してきました。
テキサス州は、エリアごとの治安を把握し、基本的な防犯対策を心がければ、安心して旅行や滞在を楽しめる場所です。
確かに犯罪率が高めの地域もありますが、それは州内の一部に限られています。
主要都市の観光エリアは比較的安全ですし、夜間の外出を控える、貴重品管理を徹底するといった基本的な対策で、多くのトラブルを防ぐことができるでしょう。
事前の準備と現地での注意を忘れずに、ぜひ安全で充実したテキサス滞在を楽しんでくださいね!
◇経歴
・インターナショナルプリスクールでの勤務経験あり
・幼児英会話講師としての勤務経験あり
◇資格
・ケンブリッジ英語検定FCE
・実用英語技能検定2級
・幼保英語検定2級
・児童英語インストラクター資格
◇留学経験
・オーストラリア(1年間)
・イギリス(1か月)
◇海外渡航経験
【旅行】
イタリア、オーストラリア、ハワイ、グアム、プーケット、バリ島、セブ島、台湾
◇自己紹介
英語と旅行に魅了され、学生時代にオーストラリアとイギリスへの留学を経験。
異文化との出会いが人生の大きな転機となる。
幼児英会話講師としての経験を積み、現在は英語や異文化の魅力を発信するWebライターとして活動中。
夢は、娘との親子留学といつかは家族で海外移住。
趣味は、週末プチ農業と地元のグルメ探し。