
海外旅行をする際、どんなスーツケースを持っていけば良いのか迷ってしまう人も多いはず。旅行を最大限に楽しむためには、観光のプランニングだけではなく、
スーツケース選びも大切なポイントです。
しかしスーツケースのサイズや重量の規定は航空会社によって異なりますし、旅行期間や旅行スタイルによっても、最適なスーツケースは異なります。
この記事では、航空会社ごとの規定や旅行スタイルに合わせたサイズの目安や機能性などについて、詳しくご紹介します。こちらを参考にすれば、あなたもベストなスーツケース選びができるはずです。
- スーツケースのサイズと重量の基礎知識
- 旅行日数に応じたサイズ選びの目安
- LCC利用時の注意点:預け入れ料金との関係性
- サイズだけじゃない!スーツケースの機能性の違い
- スーツケース選びで失敗しないコツ
- まとめ
スーツケースのサイズと重量の基礎知識
スーツケースを選ぶ際にまず考慮すべきなのは、そのサイズと重量です。なぜなら、持ちこんだり預けたりするスーツケースのサイズや重量には、各航空会社ごとに規定があるからです。
単にデザインや値段だけで選んでしまうと、航空会社の規定に引っかかって追加料金がかかったり、スーツケースを持っていけないなんてことにもなりかねませんから、まずは基本的なサイズと重量の規定についておさえておきましょう。
機内持ち込みと預け入れの違い
海外旅行では飛行機を使うことがほとんどでしょう。
飛行機に荷物を持って入る場合には、「機内持ち込み手荷物」というものと「預け入れ手荷物」というものがあります。
機内持ち込み手荷物とは、その名前のとおり、自分と一緒に飛行機に持ち込む手荷物のことを言います。
多くの航空会社では、国際線の機内持ち込みサイズを「三辺の合計が115cm以内(55×40×25cm程度)」と規定しており、このサイズのスーツケースは人気サイズのひとつです。
季節やニーズにもよりますが、1週間程度の旅行ならこのサイズのスーツケースで十分です。
LCCを除く多くの航空会社では、上記の115cmサイズのスーツケースにプラスして、ハンドバッグに入る程度の身の回り品の持ち込みも許可されています。
一方、預け入れ手荷物は、飛行機に乗る前に航空会社のチェックインカウンターで預ける荷物のことを言います。
こちらは三辺の合計が158cm以内に収まるものが標準です、大きめサイズのスーツケースでも預けられます。
留学やワーキングホリデー、2週間などの長期旅行なら、大きいスーツケースを預け入れるのがベストでしょう。
重量制限の基本ルール
上記のサイズ制限以外に、重量にも制限があります。
スーツケースのサイズは、購入時にわかっていることですから、飛行機に乗る際にサイズ制限に引っかかる人はあまりいません。
重量制限のルールは航空会社ごとに異なります。
国際線の持ち込み手荷物は合計7kgや8kgと少し軽めに設定されているところもあれば、合計10kgまでOKというところもあります。この重量制限に引っかからないようにするためには、軽めのスーツケースを選ぶのが大切です。
また、持ち込みスーツケースは、上の棚に収納することになりますが、スーツケースだけで10kgもあると、持ち上げるのが大変かもしれません。
預け入れ手荷物にも重量制限があります。
多くの国際線では、上限を1個あたり23kgと設定しています。渡航先に長期間滞在する人の場合、ついついできるだけ大きなスーツケースを用意してしまいがちですが、大きなスーツケースにパンパンに荷物を詰め込むと、余裕で23kgを超えてしまうので、注意が必要です。
またここでも、軽めのスーツケースを選ぶことで、重量制限に引っかかることを避けられます。
旅行日数に応じたサイズ選びの目安
スーツケースの容量は「L(リットル)」で表されます。以下に容量別の目安旅行日数をまとめていますから、サイズ選びに迷ったらこちらも参考にしましょう。
ただしこちらは旅行先で洗濯をほぼしない場合の目安ですから、洗濯ができるなら、1週間の旅行でも機内持ち込みサイズで事足りる場合もあります。
また、夏と冬では持ち物のかさが変わるため、冬の場合は機内持ち込みサイズのみでの旅行が難しくなることも覚えておきましょう。
LCC利用時の注意点:預け入れ料金との関係性
格安航空会社(LCC)を利用する場合は、スーツケース選びがさらに重要になります。
チケットの価格が安いからとLCCを選んでしまうと、預け入れ手荷物で料金が上乗せされ、結果的にフルサービスキャリアと変わらない料金になってしまう、ということも珍しくありません。
たとえば、機内持ち込みサイズをオーバーしてしまうと、当日空港で追加料金を取られるケースはよくあります。しかも、LCCはスーツケースのサイズや重量規定に非常に厳しいため、少しでも超過していると、追加料金が発生します。
さらに事前にウェブで預け入れ手荷物を申し込むよりも、空港カウンターで支払う価格は数倍に跳ね上がることが多いのです。
ですから、安価を求めてLCCを使う場合は、できるだけ機内持ち込みサイズに収め、重量超過にも気をつけることが大切です。
また、重量制限はLCCによってかなり異なることにも注意が必要です。7kgまでの場合もあれば、10kgまでの場合もあり、さらには身の回り品も含めて1つまでというLCCもあります。
チケットを予約する段階で手荷物規定をよく確認し、もし持ち込みの規定を超えるようなら、事前に預け入れ手荷物を追加申し込みしておきましょう。
サイズだけじゃない!スーツケースの機能性の違い
スーツケースを選ぶ際にはサイズや容量、もしくはデザインに目が行きがちですが、実は機能性も大事な要素です。
特に海外旅行では空港内の移動やホテルでの出し入れなど、スーツケースを動かしたり運んだりすることが多くなるため、使いやすさが旅の快適性にもつながります。
キャスターの種類:2輪 vs 4輪
スーツケースのキャスターには、2つキャスターがついた2輪タイプと、4つキャスターがついた4輪タイプの2種類があります。
2輪タイプは耐久性が高いと言われており、段差や石畳の多い場所を移動する際に適しています。ただ、キャスターが2つしかないため、常に傾けなければ移動させることができず、スーツケースを体の横に配置して、垂直のまま押して歩きたい人には不向きです。
4輪タイプは移動させることが簡単で、ほとんどのスーツケースがこの4輪タイプとなっています。
耐久性はキャスターの大きさ次第。キャスターが小さいものだと耐久性が低く、段差や石畳にも弱いため、すぐに壊れてしまうかもしれません。そのため、4輪タイプのスーツケースを選ぶときには大きめのキャスターを選ぶのがおすすめです。
ハードタイプ vs ソフトタイプ
スーツケースはポリカーボネートやABS樹脂製の「ハードタイプ」と呼ばれるものと、布でできた「ソフトタイプ」と呼ばれるものがあります。
もちろん耐久性が高いのはハードタイプ。
頑丈で防犯性にも優れているため、安心を買うならハードタイプがおすすめです。
ただし、ソフトタイプに比べると重量が重くなりやすいのが難点。持ち込み手荷物なら、重量規定を考えて、ソフトタイプのものを選んだ方が良いかもしれません。
一方ソフトタイプは、軽量なものの、耐久性の面でハードタイプにかなり劣ります。
そのため、預け入れ手荷物として預けてしまうと、スーツケース自体や中のものが破損してしまう恐れもあります。
TSAロックや拡張機能
海外旅行の場合は、TSAロック付きのスーツケースを選ぶのがおすすめです。
これはアメリカではTSAロック付きがほぼ必須になっており、アメリカに行く際には米国運輸保安局(TSA)の職員が専用のキーでTSAロックを解錠できるため、荷物検査時にスーツケースを破壊されるリスクを避けられます。
また、ファスナー部分が拡張できるモデルも便利です。帰りにお土産で荷物が増えても、スーツケースを拡張すればいいからです。
ただし拡張モデルは、拡張するとサイズ規定をオーバーする場合があるため、その点だけ気をつけましょう。
スーツケース選びで失敗しないコツ
実際にスーツケースを買った後や、いざ旅行に出かけた際に、スーツケース選びに失敗したことに気づく人もいます。
そうならないためには、ここまで解説した内容も踏まえ、スーツケースを吟味しなければなりません。
そこで、スーツケース購入前にチェックしておきたいポイントをまとめてみました。
重量を必ず確認する
スーツケース本体が重すぎると、その分重量オーバーになりやすいです。
ですから、荷物が多めの人はできるだけ軽量のスーツケースを選ぶようにしましょう。
移動の利便性を考える
たとえば、常に公共交通機関しか使わない人や同じ場所にずっと滞在する人なら、スーツケースが大きくてもあまり困ることはないでしょう。
しかし、徒歩が多い人や、あちこち転々とする人だと、スーツケースが大きすぎると不便に感じるかもしれません。自分の旅行の経路や移動方法も加味し、持ち運びやすいコンパクトサイズと大型サイズどちらが良いのかを検討しましょう。
余裕を持ったサイズ選び
航空会社の荷物規定にひっかからないようにするためには、コンパクトで軽量なスーツケースを選ぶのがベストですが、自分の旅行中の荷物が入らないほど小さなサイズは不便です。
海外旅行時の荷物はなるべく少なくすると楽ですが、必要最低限のものや、帰りのお土産なども余裕で入るサイズ選びが重要です。
レビューも参考に
スーツケースは種類が本当にたくさんありますから、決め手に欠けることもあるかもしれません。
そんな時に役立つのがレビューです。実際に購入した多くの人から支持されているスーツケースなら、きっとあなたも満足できるはず。
特に購入するスーツケースの候補を絞りこんだら、レビューを参考に最終決定をすると良いでしょう。
まとめ
海外旅行を快適に楽しむためには、自分の旅行スタイルに適したスーツケース選びが重要です。
サイズや重量には航空会社ごとの規定があるため、しっかりチェックすることをお忘れ無く。特にLCCはかなり荷物の規定に厳しく、大丈夫と思って空港に向かってしまうと、多額の追加料金が発生する場合があるため、注意が必要です。
ぜひこの記事を参考にして、旅行をより楽しめるスーツケース選びを叶えてくださいね。
◇経歴
・英日翻訳および翻訳校正
・Webライター(ジャンル:英語・留学・旅行など)
・英会話講師
・カスタマーサポート/コールセンター(イギリスおよび日本・英語使用)
・カフェ店員(イギリス)
◇資格
TOEIC935点
英検準1級
ケンブリッジ英検FCE合格
◇留学経験
・イギリス:約10ヶ月(ロンドン内語学学校)
・グアテマラ:約3ヶ月(アンティグア内語学学校)
◇海外渡航経験
・イギリス:合計5年弱(内1年10ヶ月ワーホリ)
・グアテマラ:合計9ヶ月
合計50カ国に渡航歴あり
◇自己紹介
国内外で翻訳者兼Webライターとしてフリーランスをしています。これまで手がけた記事は1万記事以上。翻訳経験は通算7年位になります。
21歳の頃語学留学で渡英し、その後ワーホリビザ等を取得し、数年ロンドンで働いていました。
グアテマラへのスペイン語留学経験もあります。