
「フィリピンの入国には何が必要?」
「空港に着いてからの手続きが不安」
フィリピンへの旅行や出張の際に、入国手続きや必要書類について疑問を持っている方も多いでしょう。
本記事では、フィリピン入国に必要な書類やeTravelの登録手順を紹介します。
また、空港での入国審査・税関の流れや市内への移動方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
フィリピン入国に必要なもの・書類
フィリピンへスムーズに入国するためには、事前に書類や手続きを準備しておく必要があります。
ここでは、フィリピンに入国するために必要なものや書類を説明します。
・パスポート
・フィリピンから出国する航空券
・eTravelのQRコード
・海外旅行保険への加入
パスポート
フィリピンへの入国には、渡航日から6か月以上の残存期間があるパスポートが必要です。
たとえば、2025年10月1日に入国する場合、パスポートの有効期限が2026年の4月1日以降でなければなりません。
もし残存期間が6か月に満たない場合は、出発前にパスポートの更新手続きを行いましょう。
更新には時間がかかる場合があるため、旅行が決まったら早めにパスポートの有効期限を確認するのが大切です。
また、紛失や盗難に備えてコピーを保管しておくのもおすすめです。
フィリピンから出国する航空券
フィリピンへ入国する条件として、有効な往復航空券またはフィリピンから第3国へ出国する航空券を持っていることが求められます。
これは、入国者が不法に滞在することを防ぐためです。
入国審査の際に、審査官からこれらの航空券の提示を求められる場合があるため、すぐに見せられるように準備しておきましょう。
帰国や次の目的地への航空券を提示することで、フィリピンに不法滞在する意思がないことを証明でき、審査がスムーズに進みます。
航空券は早めに手配し、パスポート情報とあわせて大切に保管してください。
eTravelのQRコード
2023年4月15日から、フィリピンへ入国するときには電子渡航申告システムeTravel(イートラベル)への登録が必要になりました。
これはフィリピン政府が導入したオンラインシステムで、渡航者の情報を事前に収集し、入国手続きを迅速化するためのものです。
登録はフィリピン到着便のチェックイン前までに、eTravel公式サイトから行う必要があります。
登録が完了すると、QRコードが発行されます。このQRコードは、フィリピン到着後に提示を求められます。スクリーンショットで保存するか、印刷して持参しましょう。
税関申告が必要な場合も、eTravelシステムで事前に行えます。
海外旅行保険への加入
海外旅行保険への加入は任意ですが、病気やケガに備えて入っておくと安心です。
特にフィリピンは医療保険制度が不十分なため、高額な医療費を払う必要があります。
またフィリピンでは、観光客を狙ったスリやひったくりも発生しています。
海外旅行保険の料金は保険内容や期間によって大きく変わるため、自分に必要なプランをしっかりと選び、安心して観光や留学を楽しみましょう。
eTravelとは
eTravel(イートラベル)は、フィリピン政府が管理する公式の電子渡航申告システムです。ここでは、登録項目と手順を説明します。
eTravelの登録項目
eTravelの情報登録には、以下のような項目があります。
・個人情報
・パスポート情報
・渡航の詳細(フライト情報や滞在先など)
・健康状態に関する申告
・税関申告
出発前に必ずチェックして、準備を整えましょう。
eTravelへの登録はフィリピン入国の72時間前から可能です。また、登録は無料でeTravelの公式サイトから行えます。
eTravelの登録手順
eTravelの登録は以下の手順で行います。公式サイトは英語表記ですが、指示に従って入力すれば大丈夫です。
1. eTravel公式サイトへアクセス
2. アカウント作成:メールアドレスを入力後、ワンタイムパスワードで承認し、パスワードを設定する
3. 個人情報(Personal Information)の入力: パスポート記載通りに氏名・パスポート番号・性別・生年月日・国籍・職業・連絡先・などを入力する
4. 住所の入力(Permanent Country of Residence):住所を入力する
5. 個人情報と住所の確認:間違いなければ提出(Submit)する
6. 渡航情報(New Travel Declaration)の入力: 入国方法などを入力する
7. 詳細の入力: 利用航空会社名やフィリピンでの滞在先・住所などを入力する
8. 健康申告(Health Declaration): 過去30日以内に訪問した国や病気の有無に関する質問に回答する
9. 税関申告(Philippine Customs Declaration):申告する必要がある場合はYesから申告する
10. 登録完了: 内容に問題がなければ登録を完了するとQRコードが発行される
登録完了時に発行されるQRコードが、フィリピン入国時の手続きで必要です。
関税申告が必要な場合
フィリピンの入国時には税関検査があり、持ち込むものによっては申告が必要です。
免税範囲を超える場合や特定の制限品・禁止品を持ち込む場合は、申告する義務があります。
申告はeTravelシステムを通じて事前に行いましょう。以下に免税範囲と注意点をまとめました。
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対象 |
詳細 |
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酒類 |
1リットル以下のボトル2本以内 |
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タバコ |
紙巻タバコ400本・葉巻50本・刻みタバコ250g以内 |
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フィリピンペソの 持ち込み・持ち出し |
50,000ペソ以内 |
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外貨 |
US$10,000(約148万円)相当以上(現金・小切手・有価証券・貴金属類)を持ち込む場合は申告が必要 |
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海外製品 |
US$350(約5万円)相当以内 |
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その他の 持ち込み禁止例 |
銃器・弾薬・規制薬物など |
参考:フィリピン財務省関税局
免税範囲を超える品や申告が必要なものを申告せずに持ち込もうとすると、没収や罰金が科される可能性があります。
不明な点や判断に迷う場合は、税関職員に相談しましょう。
フィリピン入国の流れ
フィリピンの空港に到着後、入国するまでの流れを紹介します。
・入国審査
・荷物の回収
・税関
それぞれ詳しく見ていきましょう。
入国審査
飛行機を降りたら到着(Arrival)の案内に従って進みます。まず、入国審査(Immigration)エリアの手前にあるカウンターで、eTravelのQRコードを提示します。
次に入国審査へ進みます。日本人は外国人(Foreigner)の列に並びましょう。入国審査の流れは次のとおりです。
1. 自分の番が来たら審査官にパスポートを提示する
2. 顔写真を撮影する
3. 指紋の登録をする
4. 審査官からの質問を受ける
質問では滞在目的・滞在期間・滞在先などを質問されることがあるので、簡潔に答えられるようにしておきましょう。
フィリピンの入国審査では、英語を流暢に話せなくても単語を伝えるだけで大丈夫です。
問題なければパスポートにスタンプが押され、入国審査は終了です。
荷物の回収
入国審査の後は手荷物を受け取ります。
到着便名が表示されているターンテーブルを確認し、自分の荷物が出てくるのを待ちましょう。荷物が多い場合は、近くにあるカートを利用すると便利です。
もし自分の荷物がなかなか出てこない、または破損しているなどのトラブルが発生した場合は、近くにある手荷物問い合わせデスク(Baggage Enquiry)で係員に対応してもらいましょう。
その際、飛行機のチェックイン時に受け取った荷物引換証(Baggage Claim Tag)が必要です。
税関
荷物を受け取ったら、税関(Custom)へ進みます。
申告するものがない場合はグリーンチャネル(Green Channel)へ進みます。申告の必要がある場合は赤色の通路を通って申告手続き場所へ向かいます。
免税範囲を超える物品や禁止・制限品を持ち込もうとすると、罰金や没収の対象となるため注意が必要です。
また申告の必要がなくても、ランダムに荷物を確認される場合があるため、その場合は協力的に応じましょう。
税関を通過すれば、すべての入国手続きが完了します。
フィリピン入国後の市内への移動方法
フィリピンの主要空港、マニラのニノイ・アキノ国際空港(NAIA)に到着後、市内中心部やホテルまでの移動手段は主に2つあります。
・タクシー
・エアポートバス(UBE Express)
それぞれの特徴と注意点を見ていきましょう。
タクシー
空港から目的地まで直接移動できるタクシーは、大きな荷物を持っている場合や深夜・早朝の到着時に重宝します。
NAIAには主に3種類のタクシー(クーポンタクシー・イエロータクシー・レギュラータクシー)がありますが、観光客におすすめなのはか、空港認定のイエロータクシーです。
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料金目安 |
・クーポンタクシー:行き先別固定料金・やや割高 ・イエロータクシー:メーター制・空港から認可を受けている・初乗り運賃は60ペソ ・レギュラータクシー:メーター制・初乗り運賃は30ペソ |
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所要時間 |
通常約30分~60分 |
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特徴と注意点 |
メーター制のタクシーに乗る場合は、メーターが作動しているか確認する |
エアポートバス(UBE Express)
NAIAの各ターミナルからは、市内の主要な場所へ向かうエアポートバス(UBE Express)も1~2時間ごとに運行しています。
空港を出るとエアポートバスの特設カウンターがあるため、不安な方はスタッフに乗車方法を尋ねましょう。
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料金目安 |
150~300ペソ |
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所要時間 |
通常約60分 |
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特徴と注意点 |
事前に目的地の近くを通るバス路線や乗り場、降車場所を確認しておく |
まとめ
本記事では、入国に必要な書類から手続きの流れ、現地での移動手段まで重要なポイントを解説しました。
フィリピン入国のポイント
・パスポート: 残存期間は渡航日から6か月以上必要
・出国用航空券: 往復または第3国行きを用意
・eTravel: 出発72時間前~チェックイン前に登録しQRコードを準備
・税関: 免税範囲を確認し必要なら申告
・入国手順: 入国審査→荷物回収→税関
・空港からの移動: タクシー・エアポートバス(UBE Express)
特にeTravelは早めに登録方法を確認し、余裕をもって準備を進めましょう。本記事を参考に渡航時の不安を解消し、フィリピン滞在を楽しんでください。