
「アメリカの入国審査は本当に厳しいの?」
「英語が話せない人でもスムーズに通過できる方法はある?」
日本から海外旅行や留学で訪れる人が多いアメリカですが、入国審査は他の国に比べて厳しいといわれています。
この記事では、アメリカ入国審査が厳しい理由や、入国審査で必要な手続き・流れについてご紹介します。
英語が苦手な人が入国審査を乗り切る方法についても解説しているので、スムーズな入国のためにぜひ参考にしてください。
- アメリカ入国審査が厳しいのはなぜ?
- アメリカ入国審査に必要な書類・手続き
- アメリカ入国審査手続きの流れ
- アメリカ入国審査でよくある質問と回答例
- 英語が話せない人がアメリカ入国審査を安心して通過するコツ
- まとめ
アメリカ入国審査が厳しいのはなぜ?
アメリカ入国審査は他の国よりも厳しいといわれる背景には何があるのでしょうか。
また、近年、一人旅の女性の入国に特に厳しい傾向があるともいわれています。その理由についても解説します。
アメリカ入国審査が厳しくなる背景にあるものとは?
アメリカは2001年の同時多発テロ事件以降、安全対策を強化し、入国審査を厳格化しました。
パスポートやビザ情報の確認だけでなく、不法入国の可能性やテロリズムとの関連がないかなど厳しくチェックされます。
アメリカは「人種のサラダボウル」と呼ばれているほど、さまざまな人種の人が共存し、多様な文化が交差している国です。
ひとりひとり国籍が違えば文化や言語が違い、その思想も異なります。
多様な文化や思想がそのまま共存している国だからこそ、入国時の安全確認が重視されているのです。
アメリカ入国審査が一人旅の女性に厳しいのはなぜ?
近年、特にハワイが女性の入国に厳しい空港といわれている理由は、アジア人女性による売春などの摘発が増えたことによるものと考えられています。
派手な服装の女性が一人旅で同行者もなく、滞在中の予定を具体的に答えられない場合に、出稼ぎを疑われ別室送りになるケースが報告されています。
ESTAでの入国では働くことが許可されないため、報酬が発生する活動が疑われるような質疑応答は判断基準に引っかかるケースがあることに注意が必要です。
たとえば、フォロワーが多いSNSアカウントのインフルエンサーがESTAで入国しようとする場合、投稿する画像の撮影や取材だけでも報酬につながると判断され、不法就労と見なされる可能性があります。
日本人女性が一人旅でアメリカに入国したい場合は、帰りの航空券を提示して滞在日数やホテルも明確にすることや、必要な旅行資金があることがわかる銀行残高画面を提示できるよう準備しておき、不法就労を疑われないようにすることが必要です。
アメリカ入国審査に必要な書類・手続き
アメリカに入国する際、必要な書類は以下の通りです。
滞在予定期間(出国日まで)に有効なパスポート
日本のパスポートを所持している人がアメリカに入国する場合、滞在予定日まで有効なパスポートが必要です。
VWP(ビザ免除プログラム/ESTA)を利用する場合は、ICチップ入りのeパスポート(電子パスポート)が必須です。
日本のパスポートは、2006年3月20日以降ICチップが組み込まれたeパスポートが発行されているため、お手元に有効期限内のパスポートがあれば、ICチップ入りということになります。
ビザ(観光・学生・就労ビザなど)
アメリカへの入国は目的に応じたビザが必要です。ビザの種類の例として、ESTA、学生ビザ、就労ビザなどがあります。
また、90日以内の短期商用や観光目的の場合ビザは不要ですが、ビザ免除プログラム(VWP)を利用するためのESTA(渡航認証)が必要です。
少なくとも出発の72時間前までに申請を完了しておくことが推奨されます。
申請料金は、2025年11月現在、1名あたり$40です。これは2025年9月30日の料金変更後の金額ですが、最新の情報は必ず公式のウェブサイトで確認しておきましょう。
税関申告書
アメリカの税関申告書は、正式にはCBP Form 6059Bと呼ばれる紙の申告書、またはAPC(Automated Passport Control)キオスクやMobile Passport Control(MPC)による電子申告のいずれかで行います。
紙の申告書は飛行機の機内で配られるほか、事前にオンラインで入手できます。機内ではフライトアテンダントが手渡しで配布している際に、手を挙げて受け取ってください。
その際、ボールペンを持参するとスムーズに税関申告書への記入ができますので、事前に準備しておくと安心です。
すべての項目において正直に答える必要があるので、質問内容はしっかり確認した上で入力するようにしましょう。
アメリカ入国審査手続きの流れ
日本から出発した飛行機がアメリカに到着したあとの流れについて解説します。
特に初めて入国する方は緊張するかもしれませんが、流れをつかんでおくことでスムーズに入国審査を済ませることができるでしょう。
1.飛行機を降りる
飛行機を降りたら、空港の案内にしたがって、入国審査(Immigration)のエリアに向かいます。
英語や他の言語で表示されていますので、見逃さないようにしておきましょう。
2.入国審査(Immigration)
入国審査場では、外国人レーンに並びます。係員に案内されるまで並んで待ちます。
写真撮影が禁止されているエリアなので、スマホやカメラの取り扱いに注意してください。
係員から指定されたブースに向かい、パスポートなどの必要書類を提出します。
入国審査官がパスポートの内容をチェックするので、マスクを着用している方は外しておきましょう。
アメリカの入国審査では指紋を採取されます。入国審査官はジェスチャーで伝えてくれることもあるので、指示されたとおりに機械に指をのせましょう。
また、顔写真を撮影することもあります。
いくつかの質問に答えて、「行ってOK」と言われれば入国審査完了です。
3.荷物の受け取り(Baggage Claim)
荷物の受け取りは「Baggage Claim(バゲージクレーム)」と書いてあるエリアで行います。
モニターに表示された便名を確認し、自分の荷物が出てくるターンテーブルを探しましょう。
荷物が出てきたら、タグとチェックイン時に受け取った半券の番号が合うか確認します。
見かけの似たスーツケースが多いため、荷物に大きめの目印(ステッカーなど)をつけておくとわかりやすいでしょう。
4.税関(Customs)
受け取った荷物を持ち、税関に向かいます。ここで、機内で記入または事前に入力しておいた税関申告書を提出します。
稀に別室で荷物の中身を確認されることもありますが、違法なものを持ち込んでいなければ、内容の確認だけで終わるでしょう。
これで空港の手続きは完了です。
アメリカ入国審査でよくある質問と回答例
アメリカの入国審査で審査官から聞かれることは、おもに滞在中に関することです。
入国審査官は、これらの質問をすることにより、入国者が合法的にアメリカに入国するのかを確認します。
そのため、入国審査官からの質問には、嘘偽りなく真実を答えることが非常に重要です。
しかし、入国審査は全て英語で行われるため、英語が話せない人は不安や緊張を感じやすく、厳しい印象を持つ方が多いかもしれません。
ここでは、英語で入国審査を受けるのに不安がある人に向けて、便利な英語フレーズを紹介します。
①渡航の目的
②滞在中に関すること
③その他
これらはあくまでも一例です。
審査官によってはアクセントが強くて聞き取りにくい場合や、突拍子もない質問を投げかけてくる人もいます。
まずは、基本的な質問内容に答えられれば大丈夫なので、これらのフレーズを頭に入れておくと安心できるでしょう。
英語が話せない人がアメリカ入国審査を安心して通過するコツ
英語が苦手でも落ち着いて対応すれば入国審査を乗り切れます。
英語が話せないことで、あわてて変な行動をとってしまったり、質問内容がよくわからないのに「Yes·No」などとどちらともつかない返事をしたりすると、別室で調査を受けることになる場合や、入国を拒否されることもあります。
英語が聞き取れない場合は、ゆっくり話してもらう、紙に書くことをリクエストするなど、質問を理解するまでは適当に答えないようにしましょう。
英語での質疑応答に不安がある人に向けたフレーズを紹介します。
Could you say that again?
もう一度言っていただけますか?
Could you please speak slowly?
ゆっくり話していただけますか?
Sorry, I don’t understand.
すみません、わかりません
Sorry, I didn’t catch that.
すみません、聞き取れませんでした
I don’t understand that word. Could you explain/tell me what that means?
その単語がわかりません。説明していただけますか?
英語を話せない人が入国審査を乗り切るコツは、わからないことには「わからない」と伝え、わかるまで説明してもらう根気強さを持つことです。
勇気が必要な入国審査ですが、事前準備をした上で誠実に対応すれば問題ありません。
まとめ
アメリカの入国審査は厳しいですが、事前準備をすれば問題なく通過できます。
そのためには、必要書類に加えてホテルの予約情報やツアーのバウチャーなどをプリントアウトして準備し、滞在目的や計画をしっかりと説明できるようにしておくことが重要です。
審査や手続きの流れを把握しておけば、安心してスムーズにアメリカ旅行を楽しむことができますよ。
英語が話せないという苦手意識がある方は、オンライン英会話でよくある質問を練習しておくのもおすすめです。
ネイティブキャンプで、渡航前に「英語耳」を鍛えられます。ぜひこの機会に試してみてください。
◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。