
今回特集していくのはズバリ、前置詞「of」 の使い分け方法についてです。英語の前置詞には様々な種類と役割があるため、各前置詞の意味を覚えて適切に使えるようになるのには時間がかかるイメージがありませんか?
かくいう筆者も、中学や高校で習った「of」の意味と実際の英会話での「of」のギャップに驚いたことがこれまで何度もあります。「〜の」という意味として習うことが多い「of」ですが、ネイティブスピーカーたちが使用する「of」にはその他多くの意味やニュアンスがあるんです。
そこでここからは、前置詞「of」の基本的な複数の意味とコアイメージをおさらいし、それぞれの文中や会話の中での使用方法を例文を参照しながら確認していきましょう!
文法用語を用いて説明する部分もありますが、大切なのは実際の会話の中で使用できるようになることなので例文はカジュアルなものを用意しました。ぜひ、英語学習の参考にしてみてくださいね。
前置詞 of
まずは英語の前置詞「of」のコアイメージから確認しておきましょう。英単語を覚えるときは、その単語のコアイメージ (大まかなニュアンス)を理解することで、会話の中で使用する際に文章にしやすくなります。
英和辞書で確認してみると、前置詞「of」のコアイメージは「切っても切れない関係」です!「何かから出生すると同時にそこへ常に帰属している」といったイメージを持つとわかりやすいでしょう。そのため「切っても切れない関係にある」と言ってもいいでしょう。
例えば、山と山の頂上は全体とその一部なだけであって、別のものではないですよね。一部ではあるけれど、常に全体に属していると言ったイメージを持ちましょう。
この「切っても切れない関係」というコアイメージを持っていると、「〜の」と表現したい時に「of」を使うのかそれとも他の表現を使うのか判断をするのが簡単になります。例えば、「山の頂上」と言いたい場合は、山という全体の中の一部が頂上であるため「The top of the mountain」のように「of」を使うのが適切です。
一方、「ドアの鍵」と言いたい場合、上記と同じように「〜の」と表すので「of」を使ってしまいたくなりますよね。しかしここでは鍵とドアはそもそも別々のものであるため、「The key to the door」というのが適切なんです。「The water in the glass」も同様。水とグラスは同じ物質でもなければ帰属性はないためです。
前置詞「of」のコアイメージを確認したところで、ここからは前置詞「of」の6つの用法について詳しくみていきたいと思います。主に、① 所属・所有 ② 部分or全体 ③ 行為 主体/対象 ④ 同格 ⑤ 性質 ⑥原因ーの6つの用法があります。1つずつみていきましょう。
参考資料:英語の前置詞「of」のコアイメージと具体的な用法・用例 | オンライン英会話のWeblio英会話コラム 英語での言い方・英語表現()
https://eikaiwa.weblio.jp/column/study/english_study_skills/preposition-of#:~:text=%E5%89%8D%E7%BD%AE%E8%A9%9E%20of%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8,%E3%81%A6%E3%82%82%E5%88%87%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%80%8D&text=%E6%A0%B9%E6%9C%AC%E7%9A%84%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AF,%E6%8D%89%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82
所属・所有
「所属・所有」としての用法から確認しましょう。「〜の支配下にある」「〜の一部である」「〜に属している」「〜にある・いる」という意味で使われる「of」です。
例えば「The University of California (カリフォルニア大学)」「The University of Otago (オタゴ大学)」のように大学の名前で使用されていることが多いです。
オタゴ大学は世界の中でも素晴らしい大学の1つです。
参考資料:前置詞・副詞 of のイメージと意味・用法まとめ | 英語イメージリンク
https://www.english-speaking.jp/meaning-of-of/#toc3
部分of全体
続いては「部分」または「全体」としての「of」になります。先ほど説明した「Top of the mountain(山の頂上)」がその用法に当たります。
全体=山 /一部=頂上である様子を「of」を使って表します。全体に対する一部分を表したい時に使える表現です。
まだ愛していると彼に言って欲しい自分がいる。
一緒にあの丘の頂上まで行こうよ。
参考資料:前置詞・副詞 of のイメージと意味・用法まとめ | 英語イメージリンク
https://www.english-speaking.jp/meaning-of-of/#toc3
行為 主体/対象
続いて紹介するのは「行為 主体 / 対象」としての「of」です。「of」の後に来る物事やいきものが主体となり「行為者」となる場合です。
例えば「The speech of the president」で「大統領による (の)スピーチ」と訳され、スピーチの行為者が大統領だということがわかります。
私が昨日話したYouTubeのビデオ見た?大統領のスピーチのビデオだよ。絶対見ないとだめだね。
また、評価の対象者を導く「of」という使い方もあります。例えば「It is so sweet of you to say that..」で「そんなことを言ってくれるなんて、あなたは素敵だね。」と訳され、か嬉しいことや最高なことを言ってくれた相手に対してよくネイティブスピーカーたちがいうセリフです。
「You to say that」という背景があり、それに対して「It is so sweet」と言っていることがわかりますね。「of」によって「you to say that」 という背景が導かれるという構図です。
宿題を手伝ってくれるなんて優しいね。
同格
「同格」としての「of」は、「〜という〇〇」という訳し方をするのが特徴で、例えば「横浜という都市」「ホルンという楽器」「クロワッサンというパン」などと表すことができます。
横浜っていう都市を知ってる?
性質
「of」には物事の性質を表す用法もあります。「〜でできている〇〇」のように物の性質を表す際に用いられます。
この机は木でできていると思うな。
原因
「原因」を表す場合にも「of」が用いられます。「〜で」と訳されるのが特徴で、「心筋梗塞で亡くなった」のように死因を表す際などに多く用いられます。
その有名な俳優は心筋梗塞で亡くなった。
分離
最後に紹介するのは「分離」としての用法です。こちらの用法はここまで紹介してきた前置詞としての「of」とは少々異なります。
というのも分離の用法として使われる「of」は副詞の「of」だからです。「of」が福祉として働き、何かから分離するニュアンスを動詞に加えていくことが特徴です。
電車の中で、知らない男の人が私の財布を盗んだ。
この例文を見ると、「of」が副詞として「何かから分離するニュアンス」を「robbed」に加えているのです。「私」から「私の財布」を分離させる....と捉えるとわかりやすいでしょう。
直訳すると理解しづらい「out of」について
ここでちょこっと関連表現として「out of」という英語表現を紹介します。
「out of」には主に① intoの反対 ② inの反対 ③ 所有 ④ 理由の4つの意味があります。
intoの反対
「intoの反対」と聞いてもピンと来ない人も多いでしょう。「out of」にはある特定の場所から何かが外へ出ていく動きを表す性質があります。
対して「into」は特定の場所に何かを入れる動きを表す表現です。
ハンカチはバスケットの中から出せますか?
inの反対
続いては「inの反対」としての「out of」です。お察しの通り、「in」には「〜の中にある」という意味があることから「out of 」で「〜の外にある」という意味となります。
また、「〜の範囲ではない」と言いたい場合にも「out of」が使われますよ。
ここから出ようよ。
誰かがあの箱を冷蔵庫の上に載せちゃった。全く届かないよ。
所有
「out of」には「所有」としての用法もあるんです。
しかし、基本的に「out of」には「〜の範囲外」や「〜の外」といった意味があることから「所有している」ではなく、「所有していない状態」を「out of」で表すことができます。
今、完全に金欠なんだ。
私のiPhoneにはバッテリーがない。
理由
最後に紹介するのは「理由」としての「out of」です。「〜だから」「〜のために」と訳すことのできる「because of」と全く同じ用法で使用できます。
Well, I don't know. Just out of curiosity, maybe.
なんで今夜、元カノなんて誘ったの?
うーん、わかんない。多分興味本位かな。
参考資料:これだけは知っておきたい!「out of 」の使い方5パターン - SP-WORLD 英語独習メディア
https://sp-world-y.com/media/out-of/
まとめ
このコラムではここまで、前置詞「of」の様々な用法について特集してきました。いかがでしたでしょうか?
前置詞として用いる場合にはたくさんの用法がありますが、時には福祉としても用いることができるとわかりましたね。状況や場面に合わせて、適切に「of」を使い分けられるようになりましょう。
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.