ブログが久しぶり過ぎて、書き出しの文言ですら悩むレベルです…。
こんばんは。
特記事項としては、2025年11月の文学フリマ東京と2026年1月の文学フリマ京都にサークル参加する予定です。
文学フリマ東京では日本近現代同性愛文学の感想本①を出す予定で、「少年」同人誌も再販します。同じものを京都で売る方向性ですので、良かったら是非お近くの会場に遊びに来て下さい。
あと、ブルースカイのフォロワーさんに誘われて9月に発行予定の「少年アンソロジー(仮)」に参加いたしました。
このアンソロジーの"少年"は川端先生の「少年」ではなくて男児の"少年"ですが、私は「文学作品に登場する気になる少年」として川端先生の「少年」についても言及しています。(自分でも書いていてややこしいです。)他には「草の花」の藤木忍とか「燃ゆる頬」の三枝とか森茉莉作品の少年などについて気が付いたら1万字以上書いていました。Xで募った希望者に頒布した後の残部を文学フリマやboothで販売しようと思っています。「草の花」と「燃ゆる頬」と森茉莉作品については「日本近現代同性愛文学感想本①」でもしっかり感想を書くつもりです。
CM終わり。
さて、今回は旅行記のような感じで書いていきたいと思います。
2025年8月31日まで、岩手県盛岡市にある盛岡市先人記念館さんで鈴木彦次郎先生に関する企画展が開催されています。鈴木彦次郎先生は、川端康成先生・石濱金作先生と共に第六次『新思潮』を発行されたメンバーのお一人です。第六次『新思潮』メンバーの箱推しを目論む者としては、絶対に逃してはならない企画です。
更には、その企画展の関連イベントとして彦次郎先生のご子息の講演会があるということで、どうしても講演会を拝聴したく、はるばる盛岡市まで行く決意をしました。
私の家は愛知県東部にありますので、盛岡市までは片道800km以上離れています。800km以上離れていますが、日帰りできないかを真剣に考えていた者が居ります。そうです、私です。
多分新幹線なら日帰りで行けたと思うのですが、滞在時間3時間くらいで美味しいものも食べずに帰る羽目になる筈なので、日帰りの計画は早々にやめました。
次に特に深く考えずに、自家用車での1泊2日での旅程を考えました。そしてG◯ogleマップでの所要時間を見て愕然としました。10時間くらい掛かるというのです。Go◯gleマップの所要時間は実質的にタイムアタックなのでこのタイムを打ち破るのはまず難しく、休憩などを挟むと12時間以上は掛かる筈。下手したら新幹線での日帰りよりも時間に余裕がありません。
という訳で金〜日の2泊3日で自家用車で盛岡市まで行って参りました。自家用車にこだわったのは、とりあえず電車代が高いのです…。
7/11金曜日
道中にも何処かに寄れないかと、10年以上前に行った群馬県のジャパンスネークセンターに毒蛇を見に行くことを思いつきましたが、調べてみるとなんと金曜定休ということで敢えなく断念しました。いや、金曜定休の施設って相当珍しくないですか…⁈
次に宮城県にある蔵王キツネ村にキツネを見に行くことを思い立ちましたが、途中で検索したG◯ogleマップでの到着時刻が閉園時間を超えてしまったので、キツネも断念しました。また別の機会に毒蛇とキツネを見る旅に出ることにします。
そんな訳で閉園時間前に辿り着けそうな有名な観光スポットとして思い浮かんだので、日光東照宮に行って来ました。観光客が大勢居ましたが、こんなに行き当たりばったりに東照宮に行くことになった観光客は他には居りますまい。
想像以上にカラフルで良かったです東照宮。

↓は200段以上の石段を登ったところにあった、どうしても茶を飲ませたい自販機です。

途中大雨に振られながら盛岡市の宿泊施設に到着したのが23:00過ぎ。朝8:00前に出たので東照宮を見ていた時間を差し引いても、やはり12時間くらいは掛かった模様です。Go◯gleマップよ…どうやったら10時間で行けると言うのですか…。
とりあえず、本番の翌日に備えて早々に就寝しました。
7/12土曜日
チェックアウト後、盛岡市内を徒歩で歩きながら先人記念館さんへ向かいました。
今回先人記念館さん以外に盛岡市で見たかった場所がこちらです。

その翌日は、当時の新嘗祭。ーー澄み切った秋晴れの午後、私たちは、街の中央をつらぬく中津川べりを駅へ歩いていった。ーーと、川越しに見える旧城址の石垣を這う蔦が、折りからの陽光を受けて、真紅に輝いていた。「すばらしい紅葉だ」
多感な石浜は、声をあげて嘆賞したが、川端は、静かに立ち止まってまじろぎもせず、その紅葉を凝視して、しばらく動かなかった。(鈴木彦次郎「『新思潮』時代の川端康成」)
季節は違いますが、この文章の、この場所とほぼ同じ場所に立っています。
約100年前に、川端先生達が歩いた道です。
周りの建物の大部分が変わってしまっていても、この石垣や木は変わっていないのではないでしょうか。100年の時を超えて彼らと同じ風景を見ることが出来ていること自体が、奇跡のような気がします。またいつか、今度は秋に訪れたいです。
他にも駅周辺の石川啄木や宮沢賢治スポットを歩いて見ながら先人記念館さんへ向かいました。
↓LAWS◯Nでお買い物を済ませた石川啄木少年。

↓ツェねずみを手のひらに隠し持つ、宮沢賢治先生。

さて、盛岡市先人記念館さんです。


講演会は午後ですが、午前中に入館し早速2階の企画展示室を見学します。
もう、もう、もう、彦次郎先生の人生・人柄・人脈についてよく分かる、素晴らしい展示でした。
第六次『新思潮』の原本や川端先生からの手紙も展示されているので、お近くの川端ファンは是非会期中に行かれると良いと思います。特に素晴らしかったのが、古いラジオ番組でご本人が話しておられる音声です。これは本当に現地でしか聴くことが出来ない超貴重な展示資料でした。川端先生の若い頃についても話していたのでお近くの川端ファンは(以下略)
あとは、今東光先生と彦次郎先生が対談している映像とか…🙏もう、第六次『新思潮』メンバーの箱推しを目論む者としては、感無量の充実度でした。
↓の展示資料解説、カラー印刷&写真も満載で帰りに数千円出しても欲しいやつだったんですが、本当に無料配布で良いんですか…⁈⁈太っ腹過ぎませんか⁈⁈

気付いたら企画展示コーナーだけで1時間以上経過していましたが、他の常設コーナーも見学して、盛岡駅まで戻り昼食へ。
昼食後にはいよいよ講演会。鈴木彦次郎先生のご子息・鈴木文彦氏による「作家としての父 鈴木彦次郎」。ご家族ならではの素の姿も垣間見られるような、すっっっっごい面白いお話でした…!!1時間半じゃ足りない…もっと聞きたかったです…😭
その後、もう一度企画展示コーナーで展示品を目に焼き付け、肉声を耳に焼き付けながら、後ろ髪を引かれつつ館を後にしました。
その後は岩手県立図書館でしかお目にかかれない彦次郎先生関連の貴重書を閲覧し、盛岡冷麺と焼肉のお店で夕食を食べて、2泊目の宿へ向かいました。帰途が楽になるように、盛岡市より南にある奥州市の辺りに宿泊しました。
7/13日曜日
さて、帰宅しなければならない日がやってきました。午前中に出発したら帰宅が結構楽かもしれないのですが、もうあと2箇所寄り道して帰ります。
↓川端先生らが100年前に訪れた小学校。伊藤初代さんのお父さんが働いていたところです。ここから中には入っていませんが、建て替えられていたようでとても綺麗な校舎に見えました。

↓川端康成文学碑。すごい所にありました…。



今回の講演会と一緒でなければ、この2箇所には行くことはなかったと思うので、行くことが出来て本当良かったです。
帰りは群馬県の辺りで事故渋滞が発生し、帰宅は深夜になりました。
結構疲れましたが、充実感でいっぱいの旅になりました。
次に800km離れた土地に行く際には自家用車で3泊4日で行くか、新幹線で1泊2日で行こうと固く決意しました。
おわり。