今週のお題「わたしの体調管理法」

私の健康法は、お灸です。
私は鍼灸の国家資格を持っているので、お灸を(モグサの状態から)ひねることもできるけれど、ふだんは「せんねん灸」を使っています。
ちょっと疲れたとき…
ちょっと痛いとき…
すかさずお灸をします
部屋の片付けと同じで、「すかさず」というのがポイント。不調の芽は、はやめに摘んでおきましょう。
▽今回サムネイルに使った画像。むかしは、お寺で「灸点」をおろしていたようですね。
灸点の方へ 和尚の名が高し

▽1年中、この2種をストックしてます。(左の、火を使わないタイプはダルビッシュ選手も愛用しているとか)

敗戦まで秒読み【お灸のススメ1945】
さて。身近な健康法「お灸」は、敗戦直前の婦人雑誌でも推奨されていました。
《もう薬はない。医者もいない。だから自分でお灸してガンバレ》というわけです。
▽嘘のようですが、2冊とも同じ『主婦之友』です。たった数年で、このザマよ。

▽上記の『主婦之友』(昭和20年7月)に出ていたお灸コラム。紙質が悪すぎて、字が読めません。湿気の多い防空壕で起こりやすい不調に「お灸がよく効きます」とありますが、もはや問題が「湿気」どころじゃないことは、読者もわかっていたことでしょう。

▽同じく昭和20年7月の『主婦之友』。敗戦まで秒読みなのに「勝ち抜く壕生活」というタイトルがすごい。一面の焼け野原で、どう「自力再起」しろと?防空壕の中で「勝ち抜く」手段の1つとして、お灸が紹介されているけれども。

▽昭和20年8月(!)『主婦の友』より。お灸で胃腸を丈夫にさえしておけば「衣食住」がメチャクチャでも乗りきれる、といった内容ですが、お灸は魔法じゃないんだから…。しかしこういう理屈が、極限状態で心の支えになったのかもしれません。
胃腸さえ丈夫ならばたいていの病気を押し切ってゆけるものですが、近頃は医者や薬の不足に加えて、衣食住の不如意から来る心身の疲れ、不衛生、不消化などを原因して、胃腸病患者が続出しております。胃腸病は特に灸の効き目が顕著ですから、重くならないうちに根気よく灸を据えてください。
以上、今週の「はてなブログ」のお題が「 わたしの体調管理法 」ということで、お灸にまつわるエピソードを紹介しました。
お灸はいいものですが、お灸に「しか」頼れない時代は、2度と来てほしくないですね。
▽「満蒙開拓少年義勇軍」の訓練所では、少年たちが満洲(過酷な環境)に渡る前に、お灸の知識を教えていました。