このエントリは、DevHR Advent Calendar 2025 の11日目です。
昨日はdaitasuさんによるプロダクトブログ開設から1年。採用広報活動の1年の歩み。でした。ブログ執筆から採用広報を拡大するやり方について、背景や過程、結果まで具体的に書かれており読み応えのある記事でした!
はじめに
私は現在Engineering Managerとして中途エンジニアの採用にかかわっており、採用業務の中でも多くの時間を使っている取り組みの1つにカジュアル面談があります。
過去にはエンジニアのカジュアル面談をほぼ1人で対応しており、多いときには週10件ほどのカジュアル面談を実施していました。
カジュアル面談は候補者に自社を知ってもらう非常に重要な機会であり誰にでもお任せできる業務ではありません。ただ、このまま自分1人でカジュアル面談を担当し続けることは候補者の増加に対してスケーラブルでないのと、ノウハウが属人化してしまうことから担当者を増やすことにしました。
このエントリでは、私がカジュアル面談の担当者を増やすために実際に行ったオンボーディング手法をお伝えします。
オンボーディング手法
カジュアル面談担当者の選定
「はじめに」の章でカジュアル面談は誰にでもお任せできる業務ではないと書きましたが、私が担当者に必要と考える要素は下記です。
- 本人のwill
- 初対面の方とスムーズにコミュニケーションが取れるスキル
- 事業理解度の高さ
- 担当する技術領域の理解度の高さ
これらの要素を満たしていたエンジニアに声をかけ、個別にオンボーディングを進めました。
また、彼がカジュアル面談を担当することで開発業務に大きな支障が出ないよう、担当してもらうカジュアル面談の頻度について事前に関係者と合意形成をしました。
オンボーディングドキュメントの作成
これまで候補者としてカジュアル面談を受けたことはあるが企業側で実施したことがない人を想定して、「これを読めば全部わかる」というオンボーディングドキュメントを用意しました。
実際に自社で運用しているものに近いドキュメント例をNotionで作ってみたので、参考にしてみてください。
オンボーディングドキュメントを用意する上で工夫したことは、模擬面談動画を用意することです。
直近入社したエンジニアと2人で、実際に面談をしたときのことを思い出しながらオンラインで面談を行い、その録画をノーカットでドキュメントに埋め込んでいます。
文字情報だけでは湧きにくいイメージを動画で補完できますし、一度撮影しておけば何度でも繰り返し使えるので便利です。
シャドーイングの実施
オンボーディングドキュメントを読み込んでもらうことで、面談を担当するのに必要な知識は一通りつきます。
ただ、その状態でいきなり1人で面談を担当するのは怖いものなので、一度私が担当する面談に同席してシャドーイングをしてもらいます。
面談は基本的に私がファシリテーションしますが、面談時に候補者の方に「より現場に近いメンバーとして今回Aさんにも同席してもらっています」と話したうえで自己紹介をしてもらったり、候補者からの質問を適宜Aさんに振って話してもらいます。
実際の面談で候補者と話す経験をすることで、より安心して面談を担当できるようになります。
面談の様子を見て、次回から1人で任せるか、もう1度だけ私がシャドーとして同席するかを判断します。
オンボーディング結果
このような形でオンボーディングをした結果、カジュアル面談担当を2名増やすことができました。
新しい担当者が実施したカジュアル面談について、候補者の方からポジティブなフィードバックをもらいそのまま選考に進んでいただけることも度々あり、期待通りにオンボーディングを完了できました。
これにより、一時期はカジュアル面談だらけだった私のカレンダーに余裕ができただけでなく、属人化していた面談ノウハウを形式知化することができました。
また、カジュアル面談を担当することで自社の事業に対する理解が深まったり開発組織全体を俯瞰して見ることができたりと、副次的にポジティブな効果が生まれたことは嬉しい誤算でした。
まとめ
エンジニアのカジュアル面談担当者を増やす具体的なオンボーディング方法についてご紹介しました。
当たり前な内容ばかりだったかもしれませんが、1つでも参考にしていただけるノウハウがあれば幸いです。
このやり方は面談だけでなく面接にも適用可能ではないかと考えており、次のステップとして面接のオンボーディングにもトライしてみようと思います。