
白い砂浜に響く、家族の詩
白いラブラドールの毛並みは
夕陽に溶けて、茜色の波をまとい
少女の笑顔は、弾けるしぶきのよう
小さな手が空を切り裂き、
「待って!」と風に声を投げる
母の笑い声は、潮風に乗って
やわらかな波のように耳をくすぐる
父の足音は、砂を踏みしめる太鼓のリズム
小さなラブラドールが跳ねるたび
砂粒がきらめく星座を描く
足裏に伝わる、ひんやりとした砂の感触
鼻先をくすぐる、潮と犬の匂い
遠くでカモメが鳴き、
空はオレンジ色の絵の具を流したキャンバス
走る、笑う、追いかける
家族の心が、波のように重なり合う
この一瞬、世界は
やさしい光と音と匂いに満ちて
五感すべてが「幸せ」と歌っている