
二つの命は無い
まだ見ぬ名作を探し求める旅路、
それは銀河の星々を手繰り寄せるようなもの。
一つ一つの星が新たな物語を秘め、
その光が心の奥底まで届く。
星の瞬きが耳元で囁き、
冷たい夜風が頬を撫でる。
心を鷲掴みにされた名作の意味をさらに探ること、
それは光のとどかない海の底に眠る宝石を見つけるようなもの。
冷たい水が肌を刺し、
波間に揺れる光の粒が目に映る。
塩の香りが鼻をくすぐり、
海の静寂が耳に響く。
2つの命は無い。
まるで風に揺れる二枚の葉が同じ枝に留まるように。
永遠は約束されていない、
砂時計の砂が一粒一粒落ちるように、
時間は止まることなく流れ続ける。
砂の感触が指先に残り、
その音が静かに響く。
だからこそ、たった一つの命は味わい深く美しい。
顧みれば一瞬一瞬が貴重な宝石、
その輝きを見逃さないように、
私は今日を噛みしめる。
甘い果実のように、
その味わいを心に刻む。