グリーフケアは、喪失や悲しみに対する支援のこと。
griefというのは人が亡くなったときの悲しみのことね。
大切な人を失ったときって、悲しくって、喪失感があるのって、ごくごく普通のことだと思う。それを、グリーフケアという大義名分のもとで、その喪失感を目の敵にしちゃうのは、ちょっと違うかなぁと思っていて。喪失感を軽減しようとしたり、乗り越えるものとしてとらえるのって、どぉなんだろうって違和感がある。
喪失感って、あって当然のもので、自然な反応で、別に悪いものでもなくて、「克服」しなくちゃいけないものでもなくて、ごくごく正常な反応で、無理に抑え込んだり、ないものにするものじゃない。
ただ、喪失感がものすごく強くあって、日常生活に支障をきたす場合は、対処が必要になってくる。
そうじゃなく、日常に支障をきたしてなくて、支障はきたしてないけど喪失感がずっと続いている、そんな人へのケアって、どうなの?
それは、その人のその感情、喪失感も悲しみも、まるっと全部を大切にして、安心して過ごせる環境を作る、てことだと思う。それは、周りの人の力があるといいけど、自分ですべきことでもあるかな、と。
世の中には、考えてもどうしようもないこと、てのがあって、わかっていても、ぐるぐると「あーだったのかな、こーだったのかな」と考え続けてしまう。
そういった、考えても解決できないことに意識を向け続けると、心が疲れてしまう。
だから、そんなときは、無理にでも、意識を別のことにむけて、気持ちを軽くするのが大事で、考えを別にむける、ていうことが逃避になるんじゃないかって思っちゃうんだけど、そうじゃなくて、自分の心の健康を保つため、自分を守るための方法のひとつとして、ぐるぐると考え始めたら、自分で意識をはがすようにしたほうがいい。別のこと、趣味や仕事やお友達と過ごすこととかを。大事な人のことを忘れるわけじゃないから、安心して別のことを考える。
感情や想いを押し込める必要はないんだけれど、自分のペースで、心の負担を軽くしていけるといいなと思う。その方法や、ペースは、人それぞれ。
亡くなった人を偲びながら、その人がいない自分の暮らしの中で、自分の新しい出来事を経験して、その人はいないんだけれど、その人とのあらたな思い出をつくる、というか、ややこしいけどわかるかな。そうやって、心の中で亡くなった人との関係を持ち続けることができれば、忘れるとかじゃなく、暮らしの中で自分を見つめなおして、自分に合った方法で、日常生活を再構築していけるんじゃないかと思う。
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いやでも、ほんと、ふわっと、まんべんなく寂しいですね。