どうも、なかやんです。
本日は、知っておくと便利な「tracert(トレースルート)」コマンドについてのお話です。
ネットが重い…?どこで止まってるんだろう?
そんな時に、通信の道のりを可視化できるのが「tracert」コマンドです。
pingコマンドと一緒に覚えておくと、ネットワークのトラブル診断にとっても役立ちますね。
↓↓pingに関する記事↓↓
- tracert コマンドとは
- ping コマンドとの違い
- tracert コマンドの基本的な使い方
- tracertが役立つシーン(トラブルシューティング)
- よくあるパターンと見方
- tracert コマンドの応用:オプション
- tracert コマンドの使用例
- tracertの限界と注意点
- 最後に。ネットが遅い時はtracertで「道のり」を見てみよう
tracert コマンドとは
tracert コマンドは、目的地のサーバーにたどり着くまでの経路を表示してくれる魔法の呪文です。
例えば、Googleのサーバーにアクセスするまでに、どのようなルーターや中継装置を通っているのか、そのルートを一つずつ調べて表示してくれます。
ping コマンドとの違い
| ping | 対象に届くかどうかの応答速度を見る |
| tracert | 対象に届くまでのルート(経路)を見る |
似ているように感じますが、実際は異なります。
tracert コマンドの基本的な使い方
①コマンドプロンプトを起動
Windowsの検索バーに「cmd」と入力して、コマンドプロンプトを開きます。
※「管理者として実行」でなくても大丈夫です。

②ここで、tracertコマンドを入力します。例えば、次のように入力してみましょう。
tracert www.google.com

実行完了まで、1分ほど時間がかかります。
ドメイン名では無く、IPアドレスを直接指定しても問題ありません。
出力結果の見方
コマンドを実行すると、下記の様な結果が表示されます。
www.google.com [142.250.207.36] へのルートをトレースしています
経由するホップ数は最大 30 です:
1 1 ms <1 ms <1 ms buffalo.setup [192.168.50.1]
2 1 ms 1 ms 1 ms xxx.xxx.xxx.1
3 4 ms 4 ms 4 ms xxxxxxxxxxxxxx.biz.bbtec.net [126.xxx.xxx.121]
4 * * * 要求がタイムアウトしました。
5 * * * 要求がタイムアウトしました。
6 * * * 要求がタイムアウトしました。
7 3 ms 3 ms 3 ms 74.xxx.xxx.69
8 3 ms 3 ms 3 ms 209.xxx.xxx.105
9 5 ms 5 ms 4 ms 216.xxx.xxx.163
10 2 ms 2 ms 2 ms nrt13s55-in-f4.1e100.net [142.250.207.36]
トレースを完了しました。
次の章で、詳細について解説します。
ホップとは
ホップとは、送信元と送信先の間の経路の部分を指します。
「1」「2」…の番号は、経由しているルーターの順番です。一般家庭では、1が自宅のルーター、2以降はプロバイダーや中継サーバーです。
レスポンスタイム(ms)
〇msと表示された箇所は、それぞれ「応答にかかった時間」を指します。
値が大きい = その地点での処理に時間がかかっている、という目安です。
アスタリスク(*)の意味
「*」が表示されている部分は、応答が返ってこなかった地点です。原因としては、以下のようなケースが考えられます。
* と表示されている場合でも、特に問題ありません。
tracertが役立つシーン(トラブルシューティング)
tracertが活躍するのは、下記の様な場合です。
DNSの名前解決ができてるかどうかも重要なので、pingとセットで使う事を推奨します。
よくあるパターンと見方
最初の数ホップはローカルネットワーク
「192.168.xxx.xxx」などのアドレスは、自宅や社内のネットワーク内のルーターを指します。
途中で止まってる場合について
個人では解決できない事もある為、その場合はプロバイダに相談しましょう。
tracert コマンドの応用:オプション
tracert コマンドでは、下記の様なオプションが使用できます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| /d | ホスト名を表示せず、IPだけ表示(DNSの逆引きをスキップ) |
| /h | 最大ホップ数を指定(デフォルトは30) |
| /w | 応答の待機時間(ms)を指定 |
| /4 または /6 | IPv4/IPv6を強制指定 |
その他のオプションについては、コマンドプロンプトでtracert /?と入力すると表示されます。
オプションの指定方法に関しては、下記の様に入力しましょう。
tracert /〇 www.google.com
〇の個所に、dなどのオプションを入力します。
tracert コマンドの使用例
下記は、tracert コマンドの使用例です。
例1:海外のゲームサーバーに接続が不安定
→ tracert コマンドでどこで遅延が起きてるか調べてみると、途中の海外ノードで遅延発生。
ルートの問題なので、自分で改善は難しいですが、VPNなどを使用しルート変更する手段もあります。
tracertの限界と注意点
tracert コマンドには限界もあります。
- ICMPをブロックしているルーターには応答が返ってこないことがあります。
- 結果が毎回違う場合があります(ルーティングの動的変化)。
- ホップ数が変わるのも、経路が変わっている証拠。
そのため、「目安」として使うのがポイントです。
他のコマンドと併用
他のコマンドを併用する事で、より詳細なトラブルシューティングが可能です。
| ping | 到達確認に便利 |
| pathping | pingとtracertを組み合わせたコマンド |
最後に。ネットが遅い時はtracertで「道のり」を見てみよう
ネットが繋がらない・ネットが遅いという時に「どこで止まってるのか」を可視化できるのがこのtracert コマンドです。
慣れてくると、問題の切り分けがすごくスムーズになります。
pingとセットで使いこなせば、ネットワークトラブルも怖くないですよ!
本日は、昨日に引き続き 比較的真面な記事を書きました。急いで書いたので、誤字など有れば後日修正します(明日はいつも通りの金曜日、嫌な予感がします)
おやすみなさいzzz