今日はなんとか新宿とかいう劇場で、旧劇を見た。
劇場の椅子に座る僕はといえば、参政党潜入から何の成果も得られず、やったことといえば人を傷つけただけで、絶望と他責と自己嫌悪が止まらなくなり、今も周囲の人を傷つけ続けている。
漫画も描き上げることすらできず、何の役にも立てない人間であることが確定してしまって、判決を待つような気分だ。
この椅子は被告人席なのだった。
もはやぼーっと映像を眺めることしかできない僕の目の前には、アスカとミサトと、シンジがいる。「僕には人を傷つけることしかできないんだ」「だったら何もしない方がいい」とうつむくシンジがいる。
シンジは「嘘だ!」と叫ぶ。
その時、ガラクタになって動かなくなったはずの身体が動く。
重ねて「嘘だ!」と叫びたくなる。
嘘だ!
笑った顔でごまかしてるだけだ!
あいまいなままにしておきたいだけなんだ!
あいまいなものは僕を追い詰めるだけだ。
このままじゃ怖いんだ。
いつまた僕がいらなくなるかもしれないんだ。
ざわざわするんだ。
声を聴かせてよ!
僕も相手をしてよ!
僕に構ってよ!
一生、死ぬまで劇場で見ていたかった。
ひとつ終われば、15分の休憩をはさんで、もう一回。終わったら15分の休憩をはさんでまた一回。
休憩の時間はこれまでの人生の悔いを見つめなおす時間にしよう。
同じ姿勢では身体を痛めるから、椅子はマッサージチェアがいいな。
排尿・排便は尿瓶でよい。臭いだろうから、なんとか自動でどこかへやってくれないかなあ。
ああそうか。どうせもうここから動くことはないのだから、下の地面なんてなくしてしまえばいいのか。
高く高くそびえたった椅子から数キロ下の地面に排泄物は落とせばいい。
そんなことを繰り返しているうちに自分の情けない人生のことなどは忘れてしまうだろう。これを死ぬまで繰り返す。これからの人生はそれでいい。
わかっているんだ。現実はそうはいかない。でも!
ごまかすなだって!?
自分にできることを考えろだって!?
償いは自分でやれだって!?
考えたよ。考えたんだよ。
僕だって、償おうとしたんだよ!
もう僕はエヴァに乗る気はない。何をしても人を傷つけるだけだ。
何もしたくない。
せいぜいお前らは俺のことを馬鹿にしているがいい。
本当は償いたくない。責任も取りたくない。
つまるところ僕はこれが言いたかった。
実にすっきりした。
ありがとう。