中核派に加わる勇気がなかった、という話をして思い出したことがある。
「東アジア反日武装戦線がかつて背負ったものを君は担えると思っているのか?」
そう問われた日のことだ。僕は、担いたいと思っている、と答えただろうか。
だが今はどうだ。僕は"反日"の闘争を引き継いでいけるのか? もちろん、彼らだって武装闘争は放棄しているわけだから、非合法闘争をやるというわけではない。パクられないようにやるだけだ。
だが、今の僕はあの時のように「担いたい」と即答できない。ずっと闘士であろうとし続ける(僕は闘士になれてすらいない!)のはしんどい。ここ数ヶ月、どうすればいいんだとずっと考えてきた。できることをできる限りやろうと思ってきた。もう疲れている。何もしていないはずなのに、頭がおかしくなりそうなのだ。仕事だけでなくて漫画のこともあるのが辛かった。漫画のことを投げ捨てるわけにはいかなかった。これも運動に必要だからと言い訳をしていた。漫画も碌なものができないし、何もできていない焦燥感で精神的にはどんどん追い詰められていった。
正直に言ってもう政治のことは考えたくない。元から向いていなかったんだ。だから僕がやる必要なんかない。そう囁く声が聞こえる。ここで投げ捨てるなんてかっこ悪いだろ。反論する声も聞こえる。かっこ悪いからやりたくないのを続けるだなんて、そっちの方がかっこ悪いよ。そう呟く自分もいる。
何もかもうまくいかない。自分に誇りが持てない。