男だったら一番仲のいい友達でも、「俺と一生一緒にいてくれ」なんて言いたくても言えないのに、ちょっと仲がいいくらいの女の人に「一生一緒にいてほしい」なんて、無茶な話だよな、とふと考えた。
「あなたは男/女だから」「愛しあっているから」、「一生一緒にいてくれるはず」だなんていう「婚姻幻想」*1は、そもそも地域共同体とかいろいろな制度に埋め込まれていたからこそ成立していたはず。大きな枠組みが壊れてハリボテだけが残されてしまった現代では、信じきることはきわめて難しくなっていると思う。
婚姻制度のことはさておき、現実に僕を悩ませている「恋人がいない」問題も、そう考えると、仲のいい友達はいっぱいいるのに、恋人探しなんかにリソースを割くのは意味がわからない行動のような気がしてきた。たしかに、性的な行為はしたいかもしれないが、でもでも、友達に頼んでもできないし、そもそも頼めないし、そんなことをよく知らない人に頼むのは僕的には不自然で*2、なんかどうでもよくなってきちゃった。でも明日にはまた恋人が欲しくなるのだろうし、この欲望とは一生向き合っていかなければいけないのかもしれないし、実のところ、年齢が上がるにつれて気にならなくなるのかもしれない。ひとまずは、今のこのどうでもいいって気持ちを、明日まで覚えておきたい。