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20240706

男がひとまわり年下の女に手を出す(こういうのは逆の性別では珍しいのだが)のを気持ち悪いだとかクズだと評する人も多いが、それは年下の女に手を出す男に気持ち悪い人、クズな人が多いという話であって必ずしもそうとは限らない。

 

そもそもなぜこんな現象がよく見られるのかというと、それは様々なジェンダー構造のあれこれがあってのことなのだろうが、今はひとまず男性の恋愛においては年齢が問題にならないという点を指摘しておこう。

 

このいまだ男性が権力を掌握する社会において、年齢が上がるということはそのまま権力資源が上昇するということを意味する。それに恋愛の経験も年齢が上がるにしたがって蓄積されていくのだから、経験を経て恋愛に慣れた男性が年下の魅力的な女性を食おうと思った時、ことは容易なのである。かつて自分がその女性の年だったころよりも。

 

ある日、男は突然気づく。若いころにはできなかったことが今の自分には可能であることを。これまでになかった、自分を救う回路、傷をやりすごす回路、支配欲を満たす回路が突如として出現するのだ。その気づきにどう対するか。人間の真価が問われる瞬間だ。

 

ここにまず「クズ男」が発生する。ゲーム的に女を搾取し、傷つけて回る男。彼らも大抵心の傷を抱えていて、それを埋めようとしての行動なのかもしれないが、自分が人を傷つける側に回っては同情の余地はない。クズだ。

 

そして第二の男は、若いころ恋愛経験を積むことができず、その代わりにルサンチマンを蓄積してきた男である。彼こそが「キモ男(おとこ)」だ。男には恋愛によって人の気持ちがどう動くかわからない。だから簡単に傷つける。「クズ男(第一の男)」と違って傷つけない方法を知らないのだ。セクハラといわれる事件は大抵この「キモ男」が引き起こす。恋愛におけるテクニックは恋愛や性的接触が人の心にどんな影響を及ぼすか知ることだ。目の前の人が何をしたら傷つくかわからないから傷つける。どうやったら目の前の人を傷つけずに自分の気持ちをコントロールできるかがわからないから傷つける。自分の権力性に無自覚だとより傷つけていることに気づきにくい。避けられない過ちもある。過ちを犯したときどう対するかがここでも問われている。

 

「クズ男」や「キモ男」ばかりだから年下に手を出す男というのは嫌われる。でもそんな男ばかりじゃないはずだ。「クズ男」や反省をしないで「キモい」行動を繰り返す「キモ男」には僕も容赦しない。自分が人を傷つけることを正当化してしまったらおしまいだ。

 

でもそうじゃない男は、ただ何も知らないだけじゃないか。僕は一緒になって「キモ男」をひっくるめて糾弾するよりも、必死に振り上げたこぶしを抑えようとする「キモ男」の側に立ちたい。そして自分もまたそんな「キモ男」のひとりだ。

 

届いていますか。

僕は今、君に呼びかけている。

連帯しよう。




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