二宮ひかるの神崎くんシリーズを読んだ。
最終の『セカンドバージン』が出たのが2016年!
全然衰えてなくてびっくりする。
一番ビビっと来たのが、『神崎くんは独身』に載っている神崎くんが大学生の頃の回想。
神崎くんはある日、文芸サークルの先輩に彼氏のDVの相談を受ける。
「ね… わたしどうしたらいいと思う?」
「純粋に 守ってやりたいと 思った」、という。
やがて距離が縮まっていく。傷だらけの身体を抱くことになる。
優しいね… 神崎くん
「神崎くん… 神崎くん…」と必死に自分を求める姿に、結婚を決意する神崎くん。
しかし……
「なんであの男と別れてないんだよ!!」
余裕しゃくしゃくとタバコをぷかぷかふかす男。
男の視線と愛する人の拒絶。
あんまりしつこいとストーカーで通報するよッ
「結局 彼女は何がしたかったのか わからない」
「わからない」と神崎くんは繰り返す。
エロすぎる。ものすごく興奮しました。
結局、自分に身を委ねてくるひとを抱いて「俺が救ってやるんだ」って思う瞬間が一番気持ちいいわけで。
性欲には自分以外のライバルの存在が大きく影響する。
「他の人じゃなくて自分がいい」って示される瞬間が幸せで、それ以上に「自分がいないとダメだ」って思われることが何よりも嬉しくて、だから神崎くんも、先輩も、恋に夢中になる。そして僕は先輩の神崎くんを頼る姿に、そのときの神崎くんの熱情に、つられていたく興奮したのだった。他の男に夢中で自分には決してなびかない人だったからこそ、余計に。
『ナイーヴ』の藤沢さんをはじめとして、二宮ひかるの描く女の人は抜群にエロいなあと常々思ってきたが、この先輩も数ページながらこれまでに読んだ漫画の中でもトップクラスにエロい。どうしてもっと早く読まなかったんだろう。俺は幸せだ。