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読書日記407

ーリス・ブランショカフカからカフカへ』書肆心水 (2013年) を読む。

ブランショベケットバタイユ

難解と言われる思想家の一人ではあるが、本書はそこまで抽象的なことを書いているわけではないように感じた。

 

 

ブランショがストーブと文学について語ったお話はすんなり頭に入ってきた。

人類は石や鉄を変形させ、つなぎ合わせたり形を整えたりしてストーブというものを作った。

ブランショがいうには、一度石と鉄を「否定」することでストーブという新しい物体が生まれる。

それと同じように、文学も一度あるがままに存在する文字を「否定」し、変形させることによって新しいものが生まれる。

 

 

ブランショも大衆小説というものについて語る。

売れる小説というものは作家が書くのではなく大衆が書いていると語る。

大衆の欲望を「代理人」として体現させる、という具合に。

 

 

環境が意識を規定するように、文学も意識ではなく、ある側面では環境が規定し、環境が書かせているのかもしれない。

 

つづく




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