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読書日記368

嶋亮『続・ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ-16歳から始める思考者になるための社会学』白馬社 (2019年) を読む。

旧名・響堂雪乃による続編である。

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本書は端的に、「なるほど」と思わせる。

点と点が結ばれる感覚に近い。

個人的には「憎悪の倫理化」の項が印象的であった。

 

 

二分法や二元論は度々論理として誤る場合が多い。

何回もこのブログで書いたが、デカルト心身二元論については間違いであると思われる。

その根拠としては「認知行動療法」が挙げられる。

認知は「心」、行動は「身」に相当する。

基本的にはお互いが影響し合うという前提のもとでプログラムは行われる。

(実際に経験済み)

認知行動療法は診療報酬の対象内であるので、国が認めている心理療法である。

 

 

善悪も二元的に考えると誤謬に陥る可能性がある。

著者はそれを端的に表現した。

つまり、悪を「作り出す」ことによって、対になる「善」も同時に「作られる」のである。

逆も然り。

したがって、善を作り出すことによって「相対的な悪」が生まれる。

 

「憎悪=悪に対する善」

ゆえに、

「憎悪の倫理化=相対的な善」

という図式が完成する。

 

 

つづく

 

 

 

 




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