もう少し寝ると冬コミなのに今頃再開。今回からしばらくは同人誌の分類法について。
過去の言及は以下のとおり。
資料組織論:同人誌をどのように管理するか。
1. 分類
- 一般の図書館の分類法(NDC等)はおそらく機能しない
- 独自の単館分類法が不可欠
- コミケのジャンルコードをふまえたものが望ましい
(中略)
4. 配架
- どのように各同人誌を並べれば利用しやすいか(開架式,出納式とも)
- ジャンル別か,サークル名順か,あるいは参加した回で分けるか
id:myrmecoleon:20061003:1159827111 本文
回収された同人誌は基本的にブロックごとに段ボールに収納されその日のうちに倉庫に運ばれます。
コミケが行われるごとに数万単位で本が増える事を考えれば、コミケ見本誌に限ってはサークル・ジャンル分けは難しく、現実的な分け方は(特殊な版型は別として)回数-ブロックになるでしょう。
上記エントリへの kokkuriさんのコメント。
同人誌図書館ができるとしたら,既存の書架分類法が役に立たないのは間違いない。たとえばNDCで真面目に分類したら,ほとんどの同人誌が「726.1 漫画. 劇画. 諷刺画」に分類されてしまう*1。かろうじて有効に働きそうなジャンルは「評論・情報」と「歴史・文芸」くらいだろうか。「漫画等の二次的創作」の有効な配架を考慮した分類法は“図書館には”存在しない。
分類を行う必要があるのなら,何らかのかたちで独自分類を作らなければいけないことは間違いない。
もうひとつ,kokkuriさんの言及している問題もある。現状の見本誌管理の流れを考えるのなら,本やサークル単位での管理は現実的でないというのは確かである。見本誌倉庫では回数-曜日-ブロック毎に段ボール詰めされてるとのことだから,この点を考慮した配架がされるべきだろう。
この場合,単純に回数-曜日-ブロック順に並べるというのは一つの有力な案である。たとえば閉架の出納式(国会図書館方式)であればこれは有効な方式だろう。ブロック単位での管理は一意にとれるので,「C6Xの東ウの何番の何々」といったリクエストに対応するのは容易だろう。
しかし開架方式とすれば,ある年のコミケの様子を感じるのは簡単であるものの,通時的に特定のジャンルを見ていくのは非常に面倒になる(ある回の何々ブロック,次の年の何々ブロックというのを一つ一つたどっていく必要がある)。また閉架方式であっても,探してる同人誌のコミケでの初出が第何回の何日目・何ブロックなのかがわからなければ探しようがないため,目録の整備やサークル参加経歴の整理が不可欠となる。
これも有力な案の一つではあるが,最良の案とは言い切れない。
求められるのは,「回数-曜日-ブロック」単位での管理がある程度可能でありながら,通時的に特定の主題をまとめられるような分類法である。こうした形であれば,見本誌倉庫や即売会からの移動が容易である一方,特定ジャンルの同人誌をまとめてみることができる。
さて,コミケについてよく知っている人ならば,これによく該当するシステムがすでにコミックマーケットに存在していることにすぐ気づくだろう。
そう,ジャンルコードである。
(次回に続く*2)