9日(木)午後からお習字の教室に出かけた。「妾御績紡 侍巾帷房」(ショウギョセキボウ ジキンイボウ)の前半部を書いた。意味は「女の仕事は糸を紡ぎ、妻は閨に使える」。古来から男女の役割分担があったのか。筆を持って、文字を書いているだけで、心が落ち着くのは不思議なことだ。
夜はノーベル文学賞の発表があった。2025年度はハンガリーのクラスナホルカイ・ラースローさんが受賞した。その作家についても、ハンガリーの文学事情も知らないが、世界中には素晴らしい作家たちがいることを知る機会になった。昨年に受賞した韓国のハン・ガンの『別れを告げない』を読み始めている。日本語訳は出版されているが、折角なのでハングルで書かれた原書を読み始めた。全ての単語を辞書でひきながら、少しづつ読んでいる。イメージとして場面が想像できる。とても幻想的で済州島で見てきた場面を想像しながら、少しづつ読んでいる。いきなり、1948年4月3日の出来事や、1980年に広州で起こった出来事などが想起される墓のイメージが漂う。読み進めるには、覚悟と歴史認識が求められているような気がする。韓国語を学ぶ覚悟のようなものが。
ノーベル生理学・医学賞を坂口志文氏、ノーベル化学賞を北川進氏が受賞した。インタビューの印象から、それぞれの研究の過程は大変厳しかったのだろうと想像した。謙虚な少ない言葉から感じ取れた。こうして世界的に評価されたことが、これまでのご苦労が報われただろうと率直に感じた。残念ながら、日本では地道な研究が大事にされていない。
高市早苗が自民党総裁になり、メディアも毎日誰に会ったかを報道し続けている。今晩の朝日の報道ステーションに出演した高市早苗は、麻生太郎の権力支配について聞かれると、「皇室典範」に麻生が必要不可欠だと述べた。自民党が日本国の過去未来に渡って支配していく構造の中心に「天皇制」を利用して、日本を右傾化していく構想がある。公明党との関係を保つためには、高市は靖国神社参拝を見送ったが、これまでの信念を曲げざるを得なくなった。自民党の権力闘争の「一コマ」に過ぎないことが国民に晒されている。