かつやから、なんと今年2品目となる新商品が発売された。
月に2品はなかなかない。
今年の気合がうかがえる。
商品名は『海老タレカツと親子丼の合い盛り丼』

商品名に『丼』が2つも入る意味不明なネーミングセンスはさすがの一言。
そしてエビフライを卵でとじるのではなく、寝ているエビフライの上に布団のように親子丼をかけるという発想もいかにもかつやらしい。
これまでに何度か似たようなビジュアルの商品が出ていることから、かつやは何かと揚げ物を卵とじの下に潜り込ませたいらしい。
しかし、今回のかつやのこの商品、これまでにはないポテンシャルを秘めていると僕は睨んでいる。
なぜなら、かつやが初めて世論に耳を傾けている可能性があるからだ。
その可能性を検証してみようじゃないか。
発売初日の夕方にお店へ。
前回は遅い時間に行ったせいで売り切れていた。
その反省を活かして夕飯前の時間にした。
入口の看板を見る。
売り切れの文字はない。
イケる。
カウンターに腰かけ、店員さんが「ご注文お決まりでしたらお伺いいたします。」と一言。
僕は迷っているふりをしながら、
「このーえっと、親子・・・あの海老フライ、いや海老タレカツのはい。親子丼で。はい。お願いしま・・・あっおっ大盛りで。へへっ」
と、初めてかつやに来た人みたいに注文してみた。
店員さんは「合い盛り丼ですね」といって厨房の奥へ消えていった。
いつも来てる常連のやつみたいに思われないように気をつけた結果、ただのキモイおじさんになってしまった。
注文から10分と経たずやってきた。

ふぅー!
イカしてるぜ。
親子丼にエビフライが刺さってらぁ!
熱々の親子丼を頬張る。
これは・・・
頼むから今すぐ親子丼をレギュラーメニューに加えてくれ!
しっかり目に効いた出汁と卵の甘みが抜群にハマっててめちゃくちゃ美味しい。
カツ丼より美味いんじゃないかと思うほど味の完成度が高い。
箸が止まらない。
七味なんてかけた日にはもう界王拳20倍。

卵のとろみも完璧だ。
そこで海老タレカツをすかさずかじる。
『ザクっ』
甘いタレを纏ってなお衰えない衣の剣立ち。
これだ。
やはり。
今回のメニューはかなりキテる。
今回のメニューは世論に耳を傾けている可能性があると睨んでいたが、間違いないようだ。
断言しておく。
外食で親子丼を頼む人間はこの世にいない。(僕調べ)
なぜかって?
パンチがないからだ。
トロトロ卵と柔らかい鶏肉のハーモニーという武器はありつつも、そのパンチ力のなさ故、美味しいのに親子丼を注文する人間はいなかった。(僕調べ)
「親子丼に揚げ物が入っていたらな・・・」
これこそが世論であり、親子丼をお店で頼む人間がいない理由である。(僕調べ)
かつやはそこに目をつけたと僕は睨んでいる。
相当メンチ切っている。
今回の海老タレカツはその部分を補う役割を果たしている。
ポタージュスープにクルトンが入ってるようにね(ドヤっ)
トロトロの親子丼に『ザクっ』とした食感と、こっくりとした揚げ物のパンチが入ることで親子丼の弱点を克服している。
そう。
ここに史上初めて外食で頼まれる親子丼が誕生したのである。(僕調べ)
これまで親子丼食べたくてもお家で我慢していた皆さん(いない)
外食で食べれる史上初の親子丼。(僕調べ)
ぶちかましちゃってください。