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確信起床

特技は何ですか?

 

そう聞かれると、僕は決まってこう答える。

 

 

「早寝早起きです。」

 

 

 

こう答えたとて、「そうなんですね。」以外の返答はないし、そもそも36歳の男に特技を聞いてくるほど暇な人間はこの世にいない。

 

 

それでも現時点で特技と呼べるものが僕にはこれしかない。

 

 

そんな僕の最近の悩みをひとつ。

 

 

毎日だいたい22時過ぎに就寝の準備をして、22時30分には完全に眠る体勢に入る。

 

これは意識をしてこうしている。

 

飲み会などの特別な用事がない限りはいつもこのくらいの時間には寝ようとしている。

 

高校大学と、毎日のように深夜ラジオを聞いていた僕がこんな早寝になるとは。

人生は分からないものである。

 

早く寝るのには理由がある。

 

それは、『早く起きたい』からではなく

 

 

 

『早く起きてしまう』からだ。

 

どういうことかというと、僕は基本的に何時に寝てもほとんど同じような時間に起きてしまう。

 

何故かは分からないがそういう体なのだ。

 

つまり、夜寝る時間が遅ければ遅い程睡眠時間を削られてしまうのだ。

 

 

睡眠に関する研究はどんどん進んでいき、最近の研究で睡眠は『質より量』が求められるということも分かってきた。

 

どんなにいい質の睡眠も、長い睡眠時間には勝てないというのだ。

 

そして、成人に必要な睡眠時間は7時間以上だというじゃないか。

 

ということは、基本的に何時に寝ても5時半~6時には起きてしまう僕は・・・

 

そう、必然22時30分には寝ないといけないというわけである。

 

 

しかし、その時間以降に起きていても特にすることはないし、朝早く起きてからのほうが有意義な時間だと思うので、僕はなんら苦にすることなく22時30分就寝の5時30分起床の生活をしている。

 

 

しかし、最近どうも妙な現象が続いている。

 

 

 

冬になり、日の出の時間が遅い。

 

最近では空が明るくなるのは7時くらいだろうか。

 

 

つまるところ僕が起きてる5時半なんて時間は真っ暗なのだ。

 

 

なので目が覚めても朝か夜か分からない。

 

 

僕は夜中に何度か目を覚ましがちである。

それでも体感で大体何時くらいかなというのは分かるので、起きた時の感じで「まだ寝れるな」とか、「もう朝か」という風に時計を見ずともジャッジできる。

 

 

それが最近では、狂ってきているようで。

 

 

目が覚める。

 

まだ外は真っ暗である。

 

しかし、僕の感覚ではもう朝。

間違いなく5時半だ。

 

寒いなか、朝の確信を持って布団から起き出してストーブをつける。

さながら、バッターが打った瞬間ホームランを確信して歩き出すかのように。

 

お湯を沸かしながら歯磨きをする。

 

歯磨きを終えてトイレに行き、沸いたお湯をコップに移して冷ます。

 

小さな灯りをつけてゆっくりと白湯を(ほぼ熱湯)飲む。

 

熱いお湯が喉を通る。(冷めるまで待てない)

 

朝食の準備でもしようかなとキッチンへ向かう。

なにか音楽かラジオでも流そうとスマホを手に取る。

 

 

 

 

2時30分

 

 

 

 

 

は?

 

2時半?

夜のなかでも夜のほうじゃん。

 

え?あの確信を持って感じた朝の雰囲気は何だったの?

何勝手にホームラン確信して歩いてんの?

 

余裕のセカンドフライなんだけど。

 

 

しばし呆然としながら、僕はまた床についた。

 

 

最近こんなんばっかりです。

 

なんならとうとう同じ感じで1時30分を記録してしまいました。

 

おじいちゃんにもほどがある。

 

 

誰か助けてください。

今週のお題「睡眠」

  • ネルノダ

 




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