学校法人天真林昌学園(酒田市、斎藤善明理事長・酒田南高校長)は11日、同法人が酒田市内で運営する酒田南、天真学園(斎藤正典校長・同法人理事)の両高を統合し、2018年度に新高校を開校すると発表した。少子化の影響で定員割れが続き、両校舎の老朽化解消が課題となっていた。統合に合わせて天真の敷地内に新校舎を建設。16、17両年春の入学者分は両校がそれぞれ生徒を募集。18年春については今後、調整する。
酒南は県内屈指の硬式野球の強豪校。同法人は1校に集約することで経営の安定化を図り、教育・スポーツなどの環境整備と一層の振興を図るとしている。また、同法人が運営する通信制・単位制の和順館高と天真幼稚園、酒田調理師専門学校は現体制を維持する。
天真は1923(大正12)年、斎藤裁縫塾として開校。酒南は61(昭和36)年に設立された。それぞれピーク時には2100人程度、1200人程度の生徒が通学。少子化が進む中、同じ市内で近接する両校が競合する形となった。今年5月1日現在の1~3年の生徒数は、天真が206人(定員915人)、酒南が433人(同1350人)。現校舎建設は天真が62(昭和37)年、酒南が77(同52)年で、ともに築30年以上が経過している。
同法人は今後、学内外メンバーで構成する統合委員会を設置。新設校か吸収合併かなどの統合形態や新高校名、定員などを協議し、来年10月の県私立学校審議会への申請までに計画をまとめる。新高校のスタートに向け、現在の天真敷地内に新校舎とグラウンドを整備。酒南の運動施設と同窓会館、西荒瀬野球部グラウンドは維持し、酒田短大跡地にサッカーグラウンドを造成する。
同市の天真林昌学園本部事務局でこの日、理事会・評議員会を開き、両校の統合を了承した。その後の記者会見で、斎藤理事長は、両校の特色を生かす形で準備を進めると説明。「(統合によって)生徒の個性をさらに伸ばし、社会で活躍する人材を育みたい」と話した。