
謎の能力を使って世界を探索するオープンワールド倉庫番パズルアドベンチャー。
評価:9 /10
プレイ時間:1.5時間
⇧こちらからブラウザでプレイできます。
謎の式典で謎の能力:Boon of Light(光の恩恵)を手に入れた主人公。特にやることは指示されないので、その能力を使って世界を探索していく。
サムネイル=トップ画像はパズルゲー好きに一番訴求しそうなものを選びました。こういう紋章みたいなの見るとなんかワクワクするでしょ?
こちらの動画で知りました。2~3分視聴した時点でなんかおもしろそうだなと思い、視聴を中止して自分でプレイすることにしました。
4x5のわずか20画面で構成された世界に上質なアハ体験が詰まっています。サイズ感に比べて満足感がすごいゲーム。ブラウザですぐにプレイできるので、未プレイ者はできたらここで読むのを止めてゲームをプレイしに行ってください。
数少ない謎解きはけっこう歯ごたえがあります。もし詰まったときは前掲の動画が回答集としても機能するので、個々人でいい感じに活用するといいと思います。
ということでここから感想など(ネタバレあります)。とにかくレベルデザインが優れているなと思った。
「2マス上1マス右」への瞬間移動でどこまでいけるか試す序盤、他にできることがないからモンスターと戯れる中盤、黄色い石の詳細な仕様を突き止める終盤。ひとつの仕掛け・ギミックに複数の意味というか活用法が用意されているのが頭いいと思う。
以下、個人的なアハ体験をまとめる。

このマップに来るまでに、「黄色い石を緑の枠の部分に運ぶとなにかが起こる」ことが察せられていた。なのでこのマップでも黄色い石を運ぼうとするのだけど、そうすると必然的に水中で瞬間移動をすることになり、そこでプレイヤーは新たなルールを発見する。地味だが自然な誘導。

ここまで来て、「黄色い石を緑の枠に運ぶと道ができる」というルールなんてなかったことが判明する。今までのは全部ミスリードだった…?

ここでは逆に、「黄色い石を緑の枠まで運んでないのに道ができる」現象に遭遇。ここでようやく黄色い石の真のルールが掴めるように。石を緑の枠まで運ぼうとする(橋を渡ろうとする)過程で自然に条件を満たすようにマップがデザインされている。

ここの下のマップで条件を満たしているはずなのに、なんでここでは道ができていないんだろう……という微妙な違和感も謎&誘導として地味に機能している。
小さなサイズに驚きが詰まったすばらしいパズルゲーム。なにか新しいものがあるわけではないけど、パズルゲームとして理想的な体験が作られているように思う。
評価にすごく困っています。ボリュームは足りないけどそれ以外はマジで完璧です。このブログでは満点=10点の作品を神ゲーとしていますが、本作は特例として、「9点だけど神ゲー」とします(あまり読み手に関係のない、私の内心の問題です)。
神ゲー! おすすめ。