ノルウェーの首都オスロ出身の女性デュオらしい。名前は見かけたことあるけど聴くのは初。
検索したら充実したレビューが出てきたので詳しくはこちらを参照。#8はやっぱみんな「Bitter Sweet Symphony」を思い出すんですね。
低音中心のサウンド、籠った空気、ぼやけた音像、低いテンション。アートワークの質感はかなり的確にサウンドを表している。ジャンルで言えば一番近いのはトリップホップで、それをよりコンパクトにポップに洗練させた感じ。
……なのだが、ボーカルの表現を代表として全体にどこか垢抜けなさがある。垢抜けないというか、シャキッとしてない。ダルそうなのだ。しかしこのダルさが悪いものかというとそうでもなく、パーソナルな親密さと共にリラックスした空気を作品にもたらしている。
だから初聴でもわりと自然に作品を聴き流すことができた。そうしたときに印象に残ったのが#6、#8のしっとりとしたバラード2曲で、ここでぐっとアルバムに引き込まれた。多くの人は自分と同じように#6~#8の中盤の流れでアルバムに対する印象が変わると思う。
個人的にはローテンションなポップがやや貴重な感もあり、だから日常的に音楽を流す層にとってはかなりありがたい作品かもしれない。疲れた夜、退屈な夜のサウンドトラックに。