メルクストーリアという神ゲーをこれから始める人の助けになればいいなあという記事です。小説の短編集みたいな感じでみんなに気軽にメルストの物語に触れてほしい!
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メルクストーリアというソシャゲがあり、2025年2月10日にめでたくメインストーリーが完結し、27日にサービスが終了しました。サービス開始が2014年1月なので、11年もの長いあいだ続いたことになります。
サービス終了に少し先駆けて26日に、作中のストーリーやイラストをまとめたメモリアルアプリが配信開始。3月19日にはSteam版もリリースされました。いま「メルストを始める」とは、このメモリアルアプリをダウンロードしてストーリーを読む、ということになると思います。
※記事アップ時点ではSteam版は挙動が不安定なため、スマホアプリ版の利用をおすすめします。
メルクストーリアは公式でストーリー重視を謳っていて、自分の「神ゲー」という評価もそのストーリー部分に依っています。以下、ちょっとだけストーリーについて説明します。
- 知っておいた方がいい基本設定
- メインストーリーとイベントストーリー
- イベントストーリーの楽しみ方
- 最初に読むのにおすすめなイベスト3篇
- 個人的なお気に入り10篇+α
- イベスト感想まとめリンク
- 個人的なメルストの好きな音楽まとめ
知っておいた方がいい基本設定
これだけ知っていれば問題なくイベントストーリーを楽しめるであろう情報をまとめておきます。

作中世界である「メフテルハーネ」には「モンスター」と呼ばれる生き物がいます。彼らは人間を本能的に襲う習性があるのですが、主人公の持つ「癒術」という力を使うことでその本能を抑えることができます。癒されたモンスターは人間と共存できるようになります。
メフテルハーネには多くの国があり、和の国とか科学の国とか少し抽象的な呼び方をされています。主人公は「王国」という国の出身で、また王国は癒術士発祥の国でもあります。そのため王国は癒されたモンスターが多く、比較的にモンスターとの共存が進んでいます。
また主人公には、ビンに入った液体状の女の子である「メルク」という相棒がいます。ごはんも睡眠もいらないという、小さくてかわいくて不思議な存在です。メルクは自力で移動ができないので、いつも主人公に持ち運んでもらっています。どこでもいっしょ。
相棒というほどではないですが、持ちつ持たれつみたいな関係の「ジャモ」という商人もいます。彼はよく護衛役として主人公を連れて世界を旅して回っています(この世界では人間よりも話の通じないモンスターの方が危険なので癒術士が護衛として機能します)。
これだけ知っていればイベストは楽しめると思います。もうここで記事閉じてもいいか? いやもうちょい読んで…
メインストーリーとイベントストーリー
メルストも他のソシャゲと同じくメインストーリーとイベントストーリーという区分けがあります。
メインストーリーは二部構成で、第一部では王国を舞台とした主人公の冒険が描かれます。第二部では王国を飛び出し、世界中を回りながらいろんな問題を解決します。
第一部はあるタイミングで内容が洗練・リニューアルされました。メモリアルアプリではリニューアルされた第一部とリニューアル前の原典(オリジン)の両方が収録されています。初見だと少し混乱するかもしれませんが、どちらを読んでも問題ありません。
イベントストーリーでは国単位でストーリーが展開します。ひとつひとつが独立した内容で、メインストーリーをまったく読んでいない状態でも楽しめるようになっています。ひとつのストーリーはだいたい1~2時間で読めるボリュームとなっています。
メインストーリーとは違いこちらでは主人公は狂言回しのような役回りです。主人公はメルストというタイトル全体の主人公であって……イベストでは主人公とは別に、ストーリーごとに主役となるキャラたちがいます。だから主人公やメルクのことをよく知らなくても問題ないんですね(主人公やメルクなどについてはメインストーリーで深掘りされます)。
ストーリーのテイストは千差万別で……ギャグっぽいものもあればミステリ調のものもあり。この多様さもメルストのイベストの魅力ですね。
イベントストーリーの楽しみ方

それぞれのマークが国を示しています。
イベントストーリーはメフテルハーネにある18の国を順に巡る形で展開していきます。18ヵ国を1巡したら次は2周目に入ります。同じ国を舞台に別の話が展開されるのです。
…そんな感じで、11年のサービス期間で主人公は各国を4周しました。つまり、イベントストーリーは18ヵ国x4周分の、72もの数があるということになります。実際は外伝とか特別篇もあるのでそれ以上になるのですが。
メモリアルアプリのストーリーの画面は基本的に実装順で項目が並んでいます。「イベントストーリー>すべてのイベント」とすると、全イベントが上から実装順に並びます。
イベントストーリーは基本的にそれぞれ独立した内容になってはいるのですが、時には過去のイベストの内容を踏まえたストーリーになっているものもあります。それら前提となるストーリーが存在するかどうかの情報はありがたいことに以下のページにてまとめられているので、ストーリーを読む際は一度チェックすることをおすすめします。
yugalab.net ストーリーごとに★◆のマークを用いて前提情報の有無を示してくれています。
それ以外にも難しいストーリーの解説もしてくれているので、話がよく分からなかったときなどに参照されるといいと思います。
また、メルストにはユニットごとにストーリーが存在します。特に、イベントストーリーで活躍したユニットのストーリーはイベストに関連した内容になっていることが多いので、イベスト読了後はユニットストーリーも確認することをすすめます。普通にイベスト内の謎の種明かしとか後日談とかがあります。ユニットストーリーも含めてひとつのイベストって感じ。
最初に読むのにおすすめなイベスト3篇
メインストーリーもめっちゃおもしろく、ぜひ読んでほしいのですが、分量やまとまりの関係でイベントストーリーの方がとっつきやすいと思います。それでいてメインストーリーに劣らぬおもしろさがあるので……メルストのおもしろさを掴むにはイベストの方が適しているまであります。ということで、ここでは初心者におすすめのイベントストーリーを3つ紹介します。
動物の国1st 『夜明けの王と囚われの花嫁』

短い尺のなかにメルストの物語の基本的な味がギュッと詰まっています。完成度も高く一番最初に読むのにおすすめ。
空の国1st 『飛べない天使と万祈の聖翼』

メフテルハーネでも宗教的な色の強い空の国での話。神さまってほんとうにいるの?という信仰の話をしています。ソシャゲでそんな話する??
常夏の国2nd 『ボトルとバケツとなんでもない話』

それぞれに関わりのある少し不思議なエピソード群がのんびりとした空気の中で語られます。空気感の割に読解のカロリーは高め。イベストの多様性を象徴するような出来で、こういうテイストのものもあるんだな、と思ってもらえたら。
個人的なお気に入り10篇+α
ここからは個人的にめちゃおもしろかったイベストを紹介します。ユガラボにならって前提情報の有無も書いておくのでぜひ読んでみてください。数が多いのでひとことコメントのみ。個別の詳しい感想は別記事にまとめますのでそちらを参照ください(下方にリンクを貼っておきます)。
ベスト10(順不同、実装順)
動物1st 独立ストーリー
全部の筋がハッピーに回収される。ミクロとマクロの視点のバランスが完璧。
妖精1st 独立ストーリー
クラシックなファンタジー味。ビジュアルだけで魅せるクライマックスが良すぎ。
空1st 独立ストーリー
奇跡の描き方とそれによってたどり着いた結論が良すぎる。
砂漠3rd 独立ストーリー
話の転がし方が上手すぎる。
お菓子3rd 前提:お菓子1st、2nd
ハッピーエンドに全振り。最後にみんな幸せになって泣いちゃう。
エレキ3rd 独立ストーリー
タイムパラドックスもの。完璧。
機械3rd 独立ストーリー
イベストの中では特殊。読み手の方を向いたストーリーの在り方が尊い。
小篇8(4th後半) 独立ストーリー
日常の尊さをここまで描けた話は他にない。
外伝1st 前提:王国1st、王国3rd
ある意味動物1stとは対照的に、メルストのシリアス方面の味がギュッと詰まった回。
外伝3rd&4th 前提:空1st、死者1st
ほんのり関連してるので二つセットで。空1stの完璧な続編。
特別賞:特別篇4
イベストのエンディング。他のイベストを全部読んでから読みたい。
以下は個人的ベスト10に惜しくも入らなかった次点です(多い)。これらもめっちゃおすすめです。
機械1st、少数2nd、常夏2nd、雪2nd、空2nd、小篇4(2nd後半)、王国3rd、特別篇1(ノーフィール)、外伝5th、外伝10th、和4th。王国4th
イベスト感想まとめリンク
ここでは自分がイベストを読んだときの感想をまとめた記事へのリンクを貼っておきます。ネガティブなことも書いているので注意。基本的には既読者向けでネタバレも含みます。イベストごとに個人的な点数評価もつけていますが、人によって評価は異なると思うので参考程度に捉えてください。
①砂漠の国、常夏の国 死者の国、少数民族の国、雪の国、西部の国 お菓子の国
②和の国、エレキの国、妖精の国、恐竜の国、空の国、科学の国、植物の国
③王国、機械の国、魔法の国、動物の国、小篇、外伝、特別篇
個人的なメルストの好きな音楽まとめ
メルストの音楽はいいぞ、という記事です。自作の簡単なミックスもあるのでメルスト関連の記事を読むときのBGMにでもどうぞ。
ということでメルクストーリアの紹介でした。ストーリーマジでめちゃ良いのでぜひ読んでいただきたい。イベスト一本1~2時間で読み終わるボリュームなので、夜、寝る前に一篇読むとかね。そんな感じで気軽にメルストの物語に触れてもらえたらと思います。
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