
Orange Milk本の作業をしていた時期ですが、OM関連はとりあえず抜きでお送りします。
ブルアカのバンド「シュガーラッシュ」の曲
ブルアカが4月下旬に開始したイベント「-ive aLIVE!」のストーリーが過去イチ良かった。イベストでは現状トップのおもしろさで、「メインはおもろいけどイベストは普通」という個人的な評価を覆した。
というのも過去イチ「普通」属性な感情移入しやすいキャラを主役に据えていたからで、だから同様の読み味は今後出せるかどうかわからない(ブルアカにはあまり普通なキャラがいない)が、とりあえず今回のストーリーはそのキャラの、言わば位置エネルギーを存分に活かした出来で自分は大変に感動したのだった。脚本の洗練っぷりがやっぱすごいよこのゲーム。
大~まかに言えばキャラクターがバンド活動を通して自己実現をする話で、クライマックスにはそのバンドによる演奏が披露されるのだが、その楽曲がもう、本当に良かった。「窓越しに見える~」のところのカズサ+ヨシミのハモりとか毎回鳥肌立つ。映像も最高。
今のところ曲名も?決まってない感じなのかな(なんとなく「OST 180」と呼ばれてるっぽい)。イベントと同時にシングルでもリリースしていればバカ売れだったのでは……なんて下世話なことも考える。まずサントラに収録されるかどうかもまだ不明なのだけど、どういう形であれフィジカルでリリースされることを望む。名曲です。
Pizzicato Five / 連載小説、あなたのいない世界で、きみみたいにきれいな女の子、子供たちの子供たちの子供たちへ
from『private best of pizzicato five』curated by rootsy
private best of pizzicato five - YouTube
どういう経緯だったのかは分からないけれど、4月頃?にXでPizzicato Fiveが話題になっていて、そこで流れてきたプレイリスト。
個人的にPizzicato Fiveにはカラフルでオシャレな印象を抱いてたのだけど、ここにまとめられている楽曲群にはモノクロで少し枯れた空気があって、なんてことのない日常にものすごくフィットしたのだった。
プレイリストの作者は「なぜか今、後期の2枚がしっくりきた」と言っていて、自分は後期のアルバムを聴いてなかったので、このプレイリストを聴いてからネットで注文した。しかしアルバムをざっと流したところ、プレイリストでまとめられている楽曲群のような雰囲気・サウンドを持つ曲は結局他になくて、自分が「めちゃいい」と思った部分はすでにこのプレイリストにほぼまとめられているということが分かったのだった。なんてこと…。
特定の美意識に基づいてまとめられた優れたプレイリストで、Pizzicato Fiveの新しい捉え方のようなものが提示されていると思う。曲順も練られていて、#3~#4の流れなんかは曲中のギミック的なサウンドも含めてよく嵌まっている。たしかにこの路線だとこのプレイリストがベストかも…。よく聴いたし、今後もよく流すと思う(プレイリストのページをブックマークしてある)。
Pizzicato Five / 誘惑について、聖三角形
from『ベリッシマ』
流れで聴いた、Pizzicato Fiveの初期作……セカンド・アルバム。個人的に初期の空気公団(なんと2000年の『呼び声』が配信で聴けるようになりました!)を思い出す、光ににじんだようなぼやけた音像が柔らかさを演出する。空気公団よりはもう少し都会寄りだけれど、優しく暖かなシティ・ポップという点では通じている。山下達郎『SPACY』なんかも思い出すか。
調べるとミューマガなどで酷評されていたらしいが(むしろここまでの勢いで否定できるのがすごい)、いや名作でしょう。後に顕著になるサンプリングが使われてないからかサブスクで聴けるのがありがたい。
自分で言っておいてなんだけど、『SPACY』からはわりと直線を引けるような気がする。ムードやコーラスのアレンジなど、さまざまな面で同じルーツを持っているのだろう。
Real Estate / Haunted World、Flowers、Interior、Freeze Brain、Market Street、You Are Here
from『Daniel』
"Daniel" by Real Estate https://t.co/104fa1GVpA
— サム (@WoweeYouth) February 29, 2024
リアルエステート新譜、たしかに『Atlas』以降一番良いかもしれない
『Daniel』、中盤の2曲(Intrior, Freeze Brain)おさえてから一気にはまった たしかにAtlas以降一番かも
— にんず (@ninz51) May 4, 2024
率直に言えば、『Atlas』以降少し物足りなく感じていたReal Estateの新作が非常に良かった。
真っ先に伝わるのは録音の良さ。今までもクリーンで爽やかな印象を持っていたサウンド面だが、今作のそれはまた一段階上を行っている。汚れたところが一つもないのだ。今作を聴いてから過去作を聴くとシンプルに(あれ、音質悪い…?)なんて思ってしまったりする。当たり前だけどデータとしての音質は変わっていなくて、ただサウンドデザインの方向性が変わっただけなのだけど(ドリーミーからクリーンへ)。方向性の違うものを単一の評価軸に当てはめるのもナンセンスだが、しかし一聴して音が印象に残るのは明らかに本作の方で、そういう意味で本作を録音物として上に置くことはできるだろう。
音が曲よりも優れる面の一つは「早さ」で、音の連なりである曲よりもずっと早く聴き手の心を掴むことができる。アルバム全体に丁寧なプロダクションの行きわたった本作には一瞬で周囲の空気を変える魔法のような力が備わっている。調べたところ、Kacey Musgraves『Golden Hour』でグラミーを獲ったDaniel Tashianが本作のプロデュースも担当していて、そのことがこの変化をもたらしたのかもしれない。
サウンド面と同じくらい良いのがアンサンブル……というかリズム面のアレンジで、アルバム全編にわたって小気味いいリズムが溢れている。柔らかく清潔なサウンドが居心地の良さを、小気味いいリズムがちょうどいい快感・中毒性を生んでいて、共にアルバムを離れがたいものにしている。本作のドラムは地味だが最高の仕事をしていると思う。
#3「Water Underground」で合いの手のように挟まるコーラスにあざとさのようなものを感じながらも(名曲ですが!)、自分が一聴して引き込まれたのはアルバム中盤、#5「Interior」~#6「Freeze Brain」で大きく沈みこむところだった。聴き始めた当初の自分にとってはここがアルバムのハイライトで、ここを目指してアルバムを回数聴くうちにまた道中の楽曲も気に入って、ゆっくりとアルバム自体がお気に入りになっていったのだった。
最近では最後の#10「Market Street」~#11「You Are Here」もハイライトに思えてきていて、もうこんなんアルバム全部好きじゃん、ってなってます。
上に貼ったMikikiの記事でも言及されているが、本作のリファレンスにはアメリカン・ロックの理想の一つであるR.E.M.『Automatic for the People』があるらしい。流行に流されない、時代を超えた良さを捉えているという意味で確かに繋がりを感じる。タイムレスな魅力を備えた傑作だと思います。
Red Red Meat / Stained And Lit、Braindead、Moon Calf Tripe、Roses
from『Jimmywine Majestic』
Moon Calf Tripe https://t.co/JHLrdcH6or @YouTubeより red red meatのJimmywine Majestic、レイドバックしたグルーヴがクセになって何度も再生している アルバムとしての完成度は『Bunny Gets Paid』が上かもだけど中毒性はこっちの方が強い
— にんず (@ninz51) May 26, 2024
『There's a Star Above the Manger Tonight』はもうCalifone前夜という感じで 全体の半分はエクスペリメンタルになっちゃってる 序盤はロックだけど
— にんず (@ninz51) May 26, 2024
定期的に触れているCalifone関連。上でも呟いているが、グランジのヘビーなサウンドとレイドバックしたプレイが噛み合って非常に気持ちいいグルーヴを生んでおり、日常的にズルズルと聴き続けてしまっている。
アルバムの構成も嵌まっていて……序盤の#2#3でスローな粘っこいグルーヴを思いっきり浴びせてくるんですよね。こういう、序盤から大胆に内省に耽る構成ってたま~にあって、例えばReal Estateの1stや金延幸子『み空』が個人的には代表なんですけど……好きなんですよね~~。。
どうやら今年でリリース30周年らしいです。エクスペリメンタルに向かう前のグランジ路線も大変魅力的ということで。音楽に粘り気を求める人に。
ネオユニヴァースのお気に入りの曲(ウマ娘ストーリーで流れるやつ)
www.youtube.com この配信の序盤でウマ娘ストーリー読んでくれます(曲が流れるのは45:06~) 『On Land』みたいなアンビエント的に始まって、ピンク・フロイド的に壮大・ロマンチックに展開するあのBGM。今のところサントラ(『WINNING LIVE』シリーズ)にもまだ収録されてないっぽい。ストーリーと相まってめちゃよく聴こえた。
初 / 作詞・作曲:原口沙輔 編曲:宮川 弾、原口沙輔 歌:初星学園
光景 / 作詞・作曲・編曲:長谷川白紙 歌:篠澤 広 (CV. 川村玲奈)
学マスの曲。「初」はさすがに何度も聴いててクセになってしまった。「光景」はゲーム中でプレビューとして切り取られているサビの部分がめちゃ良かった。全体で聴くとけっこう変な、大胆なところがある。ブリッジで完全に落ち切っていきなりサビに入る構成とか。何度も聴くとインストがちゃんと空気を繋いでいることが分かるのだけど、最初は唖然とした。奇妙なエレクトロニクス、抽象的な歌詞など引っかかる部分が多々あるが、やはり、とにもかくにもサビのメロディーが飛び抜けていると思う。魔界ノりりむが配信でめちゃ悩んだあげくに篠澤広のpSSRを選んでいたのだけど、明確に楽曲に引っ張られていて笑ったし納得した。曲いいよね…。
自作ミックス
自分のお気に入りの曲しか使ってないので当然だけど良いし、当然自分が一番リピートしている。ネットに音源を上げてることのなにが良いかというと出先でも聴けることで、仕事の移動中とかに聴いてはしみじみしています。
どちらもほぼフェードイン/アウトなどの音量の調節しかしていないシンプルな出来ですが、良い流れが作れていると思います。BGMとして気軽に一度聴いてみてほしい。
Orange Milk関連を抜きにしたらこんな感じだと思う。抜けはある前提。
学マスが始まって7月にはゼンゼロも始まって…? いったいどうなっちゃうの自分の人生。