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お気に入り曲まとめ(2023.7)

https://wmg.jp/james-taylor/discography/4661/

 

 

 7月のお気に入り音楽のまとめです。

 

 

 

Labi Siffre / Fool Me A Good Night、It Must Be Love、Love Oh Love Oh Love、My Song、Come On Michael

 from『Crying Laughing Loving Lying』

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 この流れは前回のまとめの冒頭と同じになってしまうのですが……前回のお気に入りまとめの最後に触れたLabi Siffreの3rd。最近のピッチのSunday Reviewsきっかけで視聴。

 ギターの弾き語りをベースにしたと思われるフォーク~ポップ。アコギの鉄弦のキラキラとした響きからは、個人的に去年お気に入りに挙げたAnthony Phillipsのアルバムを思い出す。このギターだけでも充分魅力的だけど、他の楽器のアレンジも非常に的確で、シンプルに音楽として質が高い(これがセルフプロデュースというのだから驚く)。

 全編に渡ってのどかなフィーリングと、Siffreの飾らない、素朴な歌心で満ちている。過剰な演出のない実直な音楽で、聴き手に変な予断を抱かせない。演者の感情がストレートに伝わってくる。なんというか聴いてるとSiffreと穏やかに誠実に対話しているような気分になります。

 

 どの曲も良い……というか流していて苦になることがない。のでアルバム単位で気軽に流せる。自分の体験を書くと、いつの間にかいちばん内省的な#3「Fool Me A Good Night」が脳に焼き付いてしまっていた。アルバム内の配置的には、もっともポップな#4「It Must Be Love」の印象を強めるために(テンションの落差を作るために)、その前に配置されたのではないかと思うのだけど……自分には「It Must Be Love」よりも刺さってしまった。Nick Drake『Pink Moon』のファンには響くであろう名曲だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

k.d.lang / Save Me、The Mind Of Love、Miss Chatelaine

 from『Ingénue』 

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 前回取り上げたMeshell Ndegeocelloの『Bitter』……を聴いたきっかけとなったピッチのレビュー内にてチラっと名前が出ていたアーティスト。どうやらプロデューサー繋がりで言及されたっぽい(『Bitter』をプロデュースしたCraig Streetがk.d.langのいくつかのアルバムもプロデュースしている)のですが、そんな彼女の代表作を聴いてみたらめちゃよかった。

 Langの上手すぎるボーカルを大々的にフィーチャーしたポップ~チェンバーポップ。特徴は、スティール・ギターが揺らめく#1「Save Me」から顕著なのだけど、どこまでもレイドバックした雰囲気とサウンドだ。テンポは遅くのんびりと、空間は広く伸びやかに……そんな音空間を包容力のあるボーカルが暖かく包み込んでいく。この大らかなフィーリングが一番の魅力で、聴き手を甘く蕩かしてしまう。

 近いなと思うのはRufus Wainwright『Poses』で……というか極上のボーカルを活かそうとすると自然とこういうスタイルになるのだろう、とも思う。Antony and the Johnsonsなんかもそうか。バンドはバックに徹して空間を広く取り、ボーカルが自由に動けるようにする。

 スウィートで暖かい、まさしく癒しなアルバムです。1曲目で(お?……)となり、2曲目で(来たなこれ)と良さを確信する。過去作はカントリーど真ん中な音楽性でした。今作はそのカントリーにニューエイジ~ワールドというソフトな感性を注入してマイルドに仕上げたような印象。非の打ち所のない名盤ですね。

 

 一応書いておくと、Labi Siffreとk.d.langは同性愛者で、Meshell Ndegeocelloバイセクシャル。そしてPitchforkのSunday Reviewsはそういう面も考慮して作品を選んでいるんじゃないかと勝手に思っています。

 

 

 

 

 

 

 

James Taylor / Sweet Baby James、Sunny Skies、Country Road、Oh, Susannah、Fire And Rain、Blossom、Anywhere Like Heaven、Suite For 20G

 from『Sweet Baby James』

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 Labi Siffre聴いて弾き語りええな~となり似た音楽性の作品を探しているうちに出会った作品。James Taylorの2ndで70年発表。あっさりフォーク。

 お気に入りの曲がすごく多くて、ただ、うーん……すごいという感じではないんだよな。サウンド的には目立ったところがなくて、むしろ控えめなことが特徴になるレベル。かといって楽曲がめちゃ印象的かというとそうでもなく(良いけど別段キャッチーなフックに満ちているわけではない)、とにもかくにもあっさりしている。

 考えるに……楽曲・アレンジとサウンドのバランスが神がかっているのではないか。一方の味付けが少しでも濃かったらバランスが崩れてしまう。そんな繊細な二者を組み合わせた、なんというか丁寧な精進料理みたいな感じの音楽……かもしれない。いや普通に俗っぽい感じもあるんだけど、それを隠したりしないしましてや誇張したりしない、あるがままな感じが逆に精進っぽいのかな? よくわからんくなってきた。

 まあとにかく音楽的な圧がないこと、そして純粋に楽曲が良いことの二点が突き抜けていて、そういう意味ではフォークの理想形の一つかななんて思ったり。日常に寄り添う力がものすごい。スタイルに特徴的なところがまったくなくて(だからあまり他の作品と絡めて語れない)、それでもこんなに良いのかよという驚きもある。すごくないのにすごい、みたいな謎の感動がある。曲か……曲の良さか……。

 

 

 

 

 

 

 

Father John Misty『God's Favorite Customer』(アルバム)

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 安定したクオリティ。実は曲単位でのお気に入りはそんなにないのだけど、苦手な曲もなくて、また基本的にこの人のボーカルの節回しが好きなので、なんかふとした時に流してしまっている。強いて挙げるなら最初と最後の曲が一番良い。

 

 

 

 

 

 


Anohni And The Johnsons『My Back Was A Bridge For You To Cross』(アルバム)

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 Anohniとしての前作はぜんぜん聴いてないので比較とかはできないです。それ以前のAntony and the Johnsonsの作品は聴いていたのでそれを踏まえると、やはり音楽性のベースはそのころと通じている。だからJohnsonsとやっていたころの作品が好きな人にはそのままおススメできる。

 サウンドはチェンバー色が減退し、ロック色が強まっている。ギターの歪んだ音色が印象的。それと並行して、ANOHNIのパフォーマンスも感情を爆発させるようなものが増え、全体的にエモーショナルになっている。#4「Can't」は最初のハイライトで、楽曲が進むにつれてどんどんテンションが上がっていく。

 めちゃくちゃ感情の乗った音楽なのだけど、それゆえに自分がうまくノれないときはなんというか置いてきぼり感が生じてしまう。とくに楽曲が掴めていない頃に流し聞きなんかすると……。楽曲の盛り上がりが掴めるとより楽しめるようになります。

 正直に書けばポップさ・キャッチーさは過去作よりも薄れていて、彼らの小粋なポップスを好いていた自分としては少し残念ではある。しかし籠められた熱量はすさまじく、音楽としての機能性や快楽を犠牲にしてでも世界にぶつけたい感情や思いがあったんだろうなと感じる。癒しよりも鼓舞。迫力がある。

 

 

 

 

 

 

 

Isaac Hayes「Our Day Will Come」

 from『...To Be Continued』

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 珍しく単曲。前回MF DoomMassive Attackのサンプリングネタとして挙げた曲なんだけど……やっぱ良すぎる。『Mezzanine』って個人的には人生のわりと早くに、具体的に言えば高校生のときに触れた作品で、当時はダブなんて言葉も知らなかったしあまり作品を楽しめる素地ができてなかったのだけど(それでもロック色が強かったから他の作品よりはハマれたのですが)、そんな自分でも普通にいいなと思える曲があって、それがアルバムの真ん中と最後にインタールード的に挿入されていた「Exchange」「(Exchange)」でした。

 この浮遊感。得体のしれない恍惚。具体的な諸要素というよりは音楽が総体として醸し出す不思議なフィーリングにかなり衝撃を受けたような気がします。こんな、意味わからんけど良いみたいなことがあるのか、みたいな。

 「Exchange」もそうだけど、元になった「Our Day Will Come」も単曲で楽しんでしまったりしている。これが70年に作られているということに感動したりも。特に楽曲後半、3:50以降は何度聴いても悶絶する。一応、アルバムは少し緩いところもあるけれど、この#2と#3は好みでした。

 

 

 

 

 

 

 

 その他、次回あたりにハマってそうなやつ。

Judee SillJudee Sill』、『Heart Food』

Blake Mills『Jelly Road』

Focus『Focus 3』

 

 お気に入りになるか微妙だけどよかったやつ。

Tim Buckley『Blue Afternoon』

enya『Watermark』

BlurBlur

 

 

 

https://www.pixiv.net/artworks/110305316:直近の絵

 7月はなんか絵を描いてましたね。やっぱ最初に一本完成させることが大切だなと改めて。「完成させる」経験を積めると以降のハードルが下がって完成させやすくなる。もちろん、はじめは自分の感性やらなんやらが育っていないので、完成品のクオリティも低いのですが、とにもかくにもその時の自分にできる範囲で完成させることが重要。世間一般のレベルはひとまず置いておいて。

 8月以降は文フリの作業をしようと思っているので絵から遠ざかるかもしれないけど……なるべくあまり遠ざからないようにしたい。




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