概要
国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門に参加しました。 感想を記述します。
参加理由
技術的な関心事として、オブザーバビリティ(o11y)があるため、新しい知見を得るために参加しました。 また、登壇者の kikulabo さんとは交流があり、kikulabo さんが執筆した国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門も読んでいて、興味を持ったため参加しました。 国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門は以下です。無料で読めるため興味がある方は読んでみてください。
セッション感想
「「国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門」を執筆して感じた国産ツールの魅力」
なぜ「国産ツール」なのか、そして国産ツールの魅力についての発表でした。
国産ツールである理由が、言語の壁がなかったり、国内特有の事情を汲んでくれそうだったり、シンプルに応援したいからだったりでした。
特にツールの開発者に会ってフィードバックを共有できるのは、非常に良さそうな体験だと思いました。
本人曰く執筆を発表した時点で開発者から大きな反響があったらしく、今回の勉強会の開催を決定したとのことでした。
開発者と利用者の距離感が近く、相互に盛り上げていく環境が非常に素敵だと思いました。
「Mackerel in さくらのクラウド」
さくらインターネットの久保さんの発表でした。
さくらインターネットで、どのように Mackerel を利用しているかについてでした。
導入事例を聞いたところ、ほかの APM ツールと同様のことが一通りできており、実用的な APM ツールと位置付けて良いのではないかと思いました。
個人的には SAML 認証を導入できるビジネスプランが驚きでした。
組織で利用していると SAML を利用したくなると思ったので、より一層実用的だと思いました。
一方で、課題感についても共有されていました。
具体的には、Terraform 未対応のリソースだったり、契約が Org 単位だったりと、スケールしたい組織においては私の視点からも課題感を実感しました。
ただ、やはりこのようなイベントで、フィードバックされるので、今後も改善されていきそうだと思いました。
「オブザーバビリティ文化を組織に浸透させるには」
はてなのエンジニアリングマネージャーの onk さんの発表でした。
書籍の第 5 章で扱われている内容を主題にした発表でした。
Mackerel チームの現在の o11y 文化の共有についてと、どのように実践されているかについて共有されていました。
SLO やエラーバジェットポリシーといった運用体制はもちろんのことですが、Performance Working Group(PWG)というパフォーマンスに対する取り組みが印象的でした。
組織として、o11y やパフォーマンスに対する議論が生まれていることで、o11y を個人のものではなく、全員のものとしているのが印象的でした。
「o11y の本音を語るパネルディスカッション!国産サービスのリアルとこれから」
モデレーターのそーだいさんと、以下の 5 名によるパネルディスカッションでした。 組織の o11y 事情だったり、国産の良さや課題だったり、今後の AI との関わりについて意見交換されていました。 全員が o11y の実践者やインフラの達人ですので、ディスカッションの内容が初心者の私でも身に染みる内容でした。
- kikulabo さん
- 久保さん
- onk さん
- 馬場さん
- 長野さん
勉強会の全体的な感想
友人のkikulaboさんが登壇されるので現地参加しました。
kikulaboさんの発表はもちろんのこと、国産サービスを作成するエンジニアの熱量の高い発表が聞けてよかったです。
帰り際には、Mackerel のプロダクトオーナーの方にお話をお伺いしたりできて、勉強会後にも知見を深められました。
今回の発表を経て、やりたいなと思ったのは、o11y コミュニティの盛り上げと技術的知識のキャッチアップです。
前者については、発表を聞いて私も盛り上げる立場でありたいと思ったからです。 Observability Tokyo 2025 の運営として関わっているので、それに向けて注力していきます。
後者については、o11y 系の勉強会に参加していると、まだまだ自分の知識が足りないと実感する日々です。 一朝一夕で身に付くものではないので、勉強仲間と引き続きロードマップを作りながら、勉強をしていきます。