
今回のお気に入り武居商店たれシリーズは、にんにく系万能調味料とも言える焼肉の塩だれ。
この商品名の通りに焼肉のたれとして、シンプルに掛けるのはもちろんのこと、炒め物の味付けや
唐揚げの下味として肉に漬け込んだりと、おかずやおつまみなどの幅広い料理に使える塩だれ。
焼肉の塩だれ200mlは直売所価格税込み330円、お得になる大容量サイズの1リットル版もあり。

武居商店は明治5年創業の液体調味料メーカーで、業務用として飲食店向けの製造開発をしていて
近年は一般向けの販売も始まり、本格的な味を家庭で楽しめる便利な商品が購入出来るようになった。
本記事投稿時現在では横浜南部市場の直売所をはじめ、Yahoo!と楽天の公式ECサイトでも入手可能で
その他に県内の一部のスーパーなどでも取り扱っていて、横浜市内にレアな自販機がいくつかある。

横浜ブランドということで、ラベルにはその象徴的なみなとみらいの風景がデザインされている。
表を飾るデザインはいくつかのパターンがあって、これはスタンダードな位置付けというところ。
自分が購入したことのないガチの業務用ボトルなんかは、これよりも更にシンプルになっている。

焼肉の塩だれを皿に出してみるとこんな感じで、刻まれたにんにくや香辛料がたっぷり含まれていて
塩だれ=あっさりとかさっぱりのイメージとは違い、これはガツンとしていてパンチが強い部類。
塩だれらしいシャキッとした塩味とにんにくの香りやスパイシーさに、甘みと酸味も兼ね備えていて
味覚のグラフみたいなものにするとしたら、苦み以外をバランス良く配合しているという印象。
今回はこの塩だれを牛・豚・鶏の三種類の肉に、メインの味付けとしてそれぞれ合わせてみた。

先ずはオーソドックスな焼肉のたれとして、牛肉とトッピング用に細かく刻んだネギを用意。
大体肉はここで買うっていうお気に入りの店があって、豚の細切れみたいな寄せ集めの肉なんかは
そこらのスーパーと少し質が違っていて、日替わり的に目玉商品もあるので通い甲斐がある。

焼肉用に選んだのは脂身が多めなので、油を引かずに両面に焼き目が付くまでさっと火を通す。
たれはプレーンな塩だれのみと、更に刻んだネギを合わせたネギだれの方も用意しておく。
このネギだれが抜群に美味しくて、肉料理全般に合わせられるし、塩だれは何かと使い勝手が良い。

肉も良い感じに焼けたので、先ずはプレーンの塩だれをたっぷりとくぐらせて頂く。
旨味の強さと切れのある塩味、にんにくとごま油の香りも効いていて、正にプロ仕様のたれという感じ。
ネギを合わせるとこってり感と酸味がやや落ち着き、やはりこちらの方がさっぱりと食べられる。

軽いアレンジとして焼肉をご飯に合わせて食べようということで、半分ぐらいにカットして焼き
先程のネギだれを肉に絡めながら軽く炒めて、ネギの辛みが少し飛んだところで加熱終了。

予め用意しておいた温かいご飯の上に乗っければ、特製ネギ塩だれ牛焼肉丼の完成。
肉を焼いてネギだれを後乗せでも問題ないとは思うけど、一緒に加熱すると肉の脂と合わさって
塩だれがよりマイルドになるし、刻んだネギも甘くなって具材として馴染が良くなっている。

このたっぷりのネギだれが絡んだジャンクな感じに、がっついて掻き込みたくなってしまう。
韓国海苔やごまをパラパラっとまぶして食べてみたり、レモンを絞ってさっぱりとさせたりとか
もっと淡白な味の鶏肉や豚肉にしても、このネギだれ炒めは間違いない美味しさに仕上がる。

ちょっと脱線してしまうけれども、同じく武居商店の焼肉のたれ金と牛鍋のたれで余った肉を頂く。
焼肉のたれ金は甘口のフルーティーなタイプで、これに生姜を加えれば生姜焼きのたれとしても使え
自分はすき焼きをする時は煮込まずに肉とネギをたれで焼くスタイルで、これが濃い味でたまらない。
こんな感じで常に20種類以上のたれをストックしていて、ここ何年かは武居商店に頼りっぱなし。

次は塩だれを豚肉に使った肉野菜炒めと、そのアレンジ版の中華麺を合わせた塩焼きそば。
具材はお気に入りの肉屋の国産豚肩ロースに、ニラともやしに食べやすいサイズに切ったキャベツ。
それぞれの分量はざっくりではあるけど、肉は多めの130g、もやし100g、ニラ1/2束とキャベツ適量。

先ずは油を引いたフライパンで豚肉を炒めて、程良く穂が通ったら一旦お皿に取り出しておき
折角なので焼けた豚肉にも塩だれをさっと掛けて、相性チェックとしてちょこっとつまみ食い。
もちろん豚肉ともバッチリ合って、食べ始めると二枚三枚と止まらなくなってしまった。

後は火の通りづらい食材の順番で炒めて、肉を戻しつつもやしニラを投入して塩だれを加えて絡める。
たれはボトルから直接回し掛けてしまうので曖昧ではあるけど、このぐらいの量だと大さじ4杯程度。

味付けは他の調味料を一切使わずに、焼肉の塩だれのみを使った肉野菜炒めの完成。
一見あっさりと優しそうな味をしていそうだけど、にんにくが効いたガツンとした仕上がりで
ご飯とお酒のどちらにも合うし、肉野菜炒めのバリエーションとして塩だれ使いはおすすめ。

塩だれ感が伝わりづらいのでアップで撮影してみたけど、やはり画像では難しいかもしれない。
個人的に野菜炒めはしゃきしゃきよりも、どちらかと言えば具材に味が染み込んだしなしな派。
さすがにべちゃっとし過ぎなのも嫌なので、これぐらいの感じが正に自分好みの仕上がり。

続いては野菜炒めの応用版として、焼肉の塩だれを味付けに使った焼きそば作り。
上海焼きそばみたいに茹でた麺をしっかり湯切りし、油を引いてじっくり焼き固めるのがポイント。
この中華麺も武居商店で取り扱っている飲食店向けの物で、昨年秋頃から金沢区の製麺所に変わり
スープがより絡みやすい縮れ具合になり、これが自宅で食べられるのは結構すごいことだと思う。

後は野菜炒めを作り、焼き固めた麺を入れて塩だれを加え、ちょっと勿体なく感じるけど麺を解し
更に火の通りやすいもやしとニラを追加し、軽く追い塩だれをして全体を馴染ませれば完成。
野菜炒めと同様に正確な塩だれの分量は曖昧だけど、麺一玉で大さじ5ぐらい使っている。

塩だれのにんにくの香りが食欲をそそる、野菜と肉たっぷりの上海風な塩焼きそば。
しっかりと加熱しているので、パンチはあるけれども塩だれのエッジみたいなのは落ち着いていて
黒コショウを振ってぴりっとさせたり、後半は味変でレモンを加えてさっぱりと食べる。

野菜炒めと同じくキャベツは少し柔らかくなりつつも、もやしはパリッと感を残して仕上げた。
今回も満足の行くクオリティーになって、最初に食べた時はこれを自分で作ったのかと少し感動。
鶏白湯の素で作った塩焼きそばも相当良かったけど、この塩だれバージョンと甲乙付け難い。

この焦がして香ばしいパリパリっとした部分と、つるつると滑らかな二つの食感がたまらなくて
部分部分でたれの絡み方にも違いが出ることで、美味しさが数段上がったようにも思える。
麺を仕上げるのは少々手間が掛かるけれど、焼きそばを作るときは毎回こうしたくなってしまう。

鶏肉の漬けだれとして使った二種類のメニューの内の一つは、低コストで美味しい手羽元焼き。
塩だれを手羽元が漬かるぐらいに浸して、味が中まで染み込むように冷蔵庫で寝かせておく。
自分は味をしっかりとさせたいので、漬け込み時間は半日以上掛けて翌日に焼くことがほとんど。

漬け込んでおいた手羽元を油を引いたフライパンで、両面に軽く焦げ目が付くぐらい焼く。
後は中までしっかりと火が入るように、蓋をして弱火で数分ほど蒸らすようにすれば完成。

漬け込むだけで簡単に美味しく味が決まる、おつまみにぴったりな手羽元の塩だれ焼き。
塩だれのにんにくの香りと程良い塩味に、加熱したことで酸味は飛んで甘みを一番強く感じる。
丸一日掛けて漬け込むことで中まで味が浸透しているので、やはり寝かせる時間は長めに取りたい。

ぷるぷるっとした照り焼きみたいに、手羽元に塩だれが絡み付く感じがこれまた良い具合。
この焦げた部分がアクセントになっていて、もっと強めに焦がしても良いぐらいかもしれない。
同じく鶏もも肉でも作ったけど、そちらはおかずって感じで手羽元の方がおつまみっぽさが出る。

ラストは同じく塩だれの漬け込みで、醤油とチューブの生姜を加えた鶏もも肉の唐揚げ。
鶏もも肉300gほどに対して、塩だれは大さじ4・5杯に醤油はぐるっと二回しして生姜は15cmぐらい。
味付けは塩だれのみでも問題ないと思うけど、コク?を出す為に醤油を何となくの感じで使っていて
武居商店が手掛ける食堂の唐揚げは、他の焼肉のたれをブレンドして漬け込んでいるそうだ。

塩だれ焼きと同様にこちらもほぼ丸一日掛けて漬け込み、小麦粉と片栗粉を3対1ぐらいの割合でまぶす。
フライパンに肉が半分漬かるぐらいの油で揚げ焼きし、しばらくはお玉で上から流し掛けて
一気に焦げ付いてしまわないように中~弱火で、色味を見ながら転がしてじっくりと火を通す。
揚げ焼きにしているのは油が少なくて済むのと、火力を強くしなくてもカリッとした感じを出せる為。

焼肉の塩だれ+αで味付けをした、にんにくのガツンとした香ばしい鶏の唐揚げの完成。
衣はザクザクっとしっかりした食感に揚がり、漬け込み時間を掛けただけあって中まで味が入り込み
衣が剝がれても物足りなさはなくて、翌日になってもべちゃっと感が少ない良い具合に仕上がった。
昼はご飯のおかずにして夜はお酒のおつまみにと、この倍の量を作ってもすぐに無くなってしまう。

見た目は美味しそうでも苦くてぼんやりした唐揚げは割と多くて、何も足さないで満足するようにと
中まで味がしっかり沁み込んでいて、とにかくパンチのある物にしたいというテーマで作ってみた。
但しこれをお弁当に入れたら、クレームが来るんじゃないかってぐらいにんにくが効いているので
もう少しあっさりとさせるならば、漬け込み時間を短くして揚げるのが良いのかもしれない。

今回の中で焼肉の塩だれの特に好きな使い方は、焦がし麺の焼きそばとガツンとした唐揚げ。
こういうアレンジの使い方もあるよとか、店舗で色々と教えてくれるのが武居商店の魅力の一つで
一度で二度美味しいというのは正にこのことだなと、自分なりの発見があったりするのも嬉しい。
あれが良かった、これが美味しいとか報告しつつ、別の商品を購入ってそんな感じを繰り返している。
