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ルイ・マル監督「五月のミル」4058本目

これ、1989年の公開当時に劇場で岩波ホールかシネセゾンかどこかで見たんじゃないかな。「ゴーストバスターズ」くらいしか映画館では見なかった貧乏学生の私が、多分就職を意識して日経新聞を購読していた頃。日経の映画欄で毎回いい映画を紹介していて、確か星の数で評価してたんだけど、たまに満点の作品があって、そういうのは見に行くことにしてました。「バベットの晩餐」とかもそうやって見たかも。名作揃いで信頼を置いていました。

「五月のミル」は、当時それほど”わかった”とか”よかった”って思った記憶はないけど、今までに見たことのない不思議なフランスの田舎のろくでもない大人たちの世界が、ただ新鮮だったように思います。フランス版「お葬式」みたいな印象だったかも。

って書きながらなんだか「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」とか連想します。ミシェル・ピコリは思ってたほどおじいさんじゃなかった(このとき65歳)。ミュウミュウがおしゃれで素敵、”薄情な実の娘”キャラはイザベル・ユペールでも互換性がある。(cf.愛、アムール ほか)

それでも、今でも「五月革命」のことはまったくわからず、今はWikipediaがあってよかった(数年後には「ChatGPTが、」って書くかな)。「五月革命のときのブルジョア独身中年ミル氏の数日間」ってことだったんですね。いまさらだけど、じつに大人の映画だなぁ。初見の際に(フランスの大人たちは親戚筋だろうが誰だろうが、すぐに手を出すし、死者を大事にする気持ちはないのかしら)と思ったのは覚えてるけど、革命で右往左往するだけのブルジョアや、ブルジョアの出でありながら革命ごっこをする若者、そういったものも含めて人間って愚かだよね、とカラッと笑う映画なんだな、と感じます。意外と細部まで覚えてました。こういうコミカルで皮肉たっぷりの、フランスの群像劇って好きだな。あざ笑うというほどの冷たさがなくて。

こういう映画を気軽に見直せるのもVODのありがたみですね。今日もありがとう、U-NEXT。(TV上のアプリが調子悪くなって今も映らないけど、コンテンツがよすぎるのでPCつなげてでも見ます)




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