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ポン・ジュノ監督「ミッキー17」4046本目

面白かった。よかった、金持ちvs貧乏人という単純な二項対決だけの映画じゃなくて。

(「パラサイト」も面白かったけど、極悪のように扱われる富裕家族はあの映画では何も悪いことはしてなくて、努力して成功した人であっても金持ってたら攻撃していいのか、って思って、見ててちょっと辛かった)

この作品の、”クリーパー”と呼ばれる生物のキャラ設定は、いいところをついてます。ぱっと見キモい。でも構図としては新しい星を開拓しようとしているのが地球人で、彼らは先住民。ミッキー17を助けることすらしていて、悪い人たちではなさそうだ。ジブリ映画にいたいけな昆虫として登場しそうなキャラでもあります。ほんと面白いな、世界はダイバーシティを認めざるを得ないところにきていて、キモいから殺していいとか、殺されそうになったから殺していいとか、そういう弱肉強食の世界観ではもうエンタメが成立しづらくなっているのかも、と思ったりします。

それにしてもロバート・パティンソン、「トワイライト」では彼とクリステン・スチュワートの二人とも、二枚目キャラすぎて全然好きになれなかったけど、その後の映画の彼らは個性が強くて好きです。この作品でも、情弱で受け身だけど気の優しいミッキーの、なんともあいまいな笑い方。嫌いになれないキャラクターです。

ポン・ジュノ監督作品でもう一つ恐れていたのが、ソン・ガンホがいい人すぎるキャラで出てたらどうしよう、という点ですが、それもなくてよかった。この作品に登場する東アジア人はミッキーを裏切る彼の”親友”で、それでも情に厚く善悪がシンプルに決められないキャラなのでちょっと安心しました。

(平面的な二枚目や善人を嫌うのも、逆に知恵がつきすぎたイヤな映画鑑賞者になっちまったな、という気もするけど)

最後に”ミッキー17”っていうネーミングだけど、夢の国のネズミの人気者を連想するのは多分私だけじゃないんじゃないでしょうか。背後にある膨大な金銭や権力、一方でどんどん増殖させられて消費される小さなもの、という連想も生みます。

「パラサイト」は、私にはちょっと主張のトゲトゲが気になる作品だったけど、この作品は、エンタメと皮肉のあんばいが私にはちょうどいい作品でした。(「パラサイト」もほとんどの人も評論家もみんな認めてるので、いい作品なんだと思うけど)

  • Robert Pattinson

 




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