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宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」3986本目

いっこうにVODに降りてこないので、久々にTSUTAYA DISCASでDVDをレンタルしました。

これ、原作読んだ記憶があります。よく覚えてないけど、確かにまったく別の作品だ。主役はコペルという名前だったはず。普通の少年が嘘をついたりいじめをしたりして自分の中の悪に気づく物語だったような。

こちらの主役は真人(まひと)という少年。不思議なアオサギや、ゆばあばみたいな老婆数名、きれいな女の人、ボーイッシュな女の子、など、ジブリ作品で見慣れた感じのキャラクターがどんどん出てきて、ファンタジーの世界が広がっていきます。全くのジブリ新作ですね。戦争や火事といったできごとに翻弄される少年が(パンズ・ラビリンスの少女みたいに)逃げ道を探してダークな道に足を踏み入れる。返信するアオサギ、群れて集まるカエルや鳥たち。ジブリのファンタジー映画のクライマックスみたいな過剰なイメージがぽんぽん飛び出すので、これが小説「君たちはどう生きるか」と関連していると思って見ると、ただ途方に暮れてしまいそうです。

つごう3回通しで見て、やっと、ああやっぱりジブリの映画だ、と思いました。タイトルはイメージだけで内容とは関係ない、というか、この書籍が登場する瞬間があって、そこから映画のタイトルを取ったってことだな。たとえばクラシック音楽の曲名をタイトルにした小説や映画があるのと同じ。

で、人は自分の中の善と悪の両方を抱えたままよどんだ世界を生きていくものなのだ、というのがこの映画を見たわたしの結論。なんかツイン・ピークスみたいです。個人的にはわりと共感します。自分は清廉潔白で完璧に正しいと思っている人こそが、他の人たちを傷つけたり貶めたり、攻撃したり殺したりするんだ。自分が人を傷つけていることを自覚することからしか始まらないことがある。

見るまで時間がかかってしまったけど、見てよかったと思います。

  • 山時聡真

 




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