「止められるか、俺たちを」では女性監督 吉積めぐみの生き様がとても印象に残ったけど、この続編に彼女が出てこないことは想像できたので、後日談なのか、そのほかの若松組のてんまつの話なのか、どちらにしてもドキュメンタリーに近いフィクション、「再現ドラマ」のようなものになるんだろうなと思ってました。だいたい当たりなんじゃないでしょうか。(エンドロールで流れた河合塾ムービーを見ても)
ただ、こちらにはシリアスさがありません。なかなかに道を踏み外していく若者たち、人によっては深刻に受け止めるかもしれないけど、どいつもこいつも無駄に明るいので、アハハと笑って見ていられます。若松監督もギャグマンガのキャラクターみたいに、いつも無茶苦茶で、その実、人情に厚い。めんどくさい男女がいて、日本映画の不遇があり…今も「シネマスコーレ」は名古屋で存続している。明るい分、前作より平板な感じもするけど、「バクマン。」みたいな、何かに打ち込む若者の映画がたくさん生まれている流れで、これもまた一つの青春、と楽しめます。多分監督自身が、俺たちほんとバカだったよな、みなさんもそう思うでしょ?ね、笑って見てやってよ。と思って作ってる。
「シネマスコーレ」が今「追悼デヴィッド・リンチ特集」をやってるという事実だけでも、なんかよかったな、と思います。