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ペドロ・アルモドバル監督「ストレインジ・ウェイ・オブ・ライフ」3889本目

わずか31分の短編だけど、KINENOTEに載ってるってことはどこかで上映したのか。

感想は、まず、これは「ブロークバック・マウンテン」のアルモドバル監督によるアンサー・ムービーなのかなと思った。あと、イーサン・ホークがすっかりおじさんになった。いま54歳か。彼はずっと、素敵な女性に出会って恋をする男や、小さい子どもの父親のイメージがあって、いつの間にそういう役ができなくなったんだろう、と、諸行無常な気持ちになった。どんなに若くていい俳優さんにも、期限があるし寿命もあるということが、自分が歳をとってくると、急にちょっと切なくなったりする。

映画のなかの彼ら自身もそう感じてるかもしれない。気のないふりをしているジェイクは、突然戻ってきたシルバに「25年振りだ」という。毎日、毎年、会えない時間を数えていたからすぐに言える年月。

一緒に農場をやろう、と言い出すシルバ。彼がジェイクを撃った理由は第一に息子を逃がすためだけど、この瞬間まで彼は長い間いろんなことを考え抜いてきたはず。息子をジェイクが殺してしまえば、二人で暮らす未来はない。ジェイクを自分が撃ち殺してもやはり何も残らない。急所を外して撃てば、少なくとも治るまで自分のもとに置ける。息子はもう二度とここには戻らないし、まもなく老人になる二人暮らしを疑う者もいないだろう。

でもジェイクはこの町で25年間過ごしてきている。シルバが思うほど町の人の目は甘くないことがわかっている。タランティーノ監督がワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドやイングロリアス・バスターズを作るように、自分たちの望むハッピー・エンドを作ったりしないのがアルモドバル監督。愛と諦めと憎しみで固まっていたジェイクの心は、穏やかな老後を語るシルバの言葉で少し溶けかけている。…監督の気持ちも、そこにとどまっている。




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