短編映画のほう、同じ出品作品と比べて特に印象に残りました。長編版のほうを見てみたわけですが、あまり長さを感じませんでした。(実際、長編にしては短いけど)
主役の古川琴音は短篇と同じ、彼女の幼なじみはどうだろう。老人たちも、素人らしいリアルな存在感が短篇を思い出すのですが、実際同じキャストなのかな。下津監督についてググったら、北九州の出身とのこと。この舞台は監督の出身地の近くなのかな。方言やアクセントがその辺りを思わせます。
老人いじめとか障がい者いじめは現代の価値観上、もっとも憎まれるべきものじゃないかと思います。目をそむけたくなる視聴者の感覚を、この映画はようようと刺激してきます。
古川琴音、最近見た「Cloud」でも”かわいこわい”演技が見事でした。かつてこういう女優さんっていたっけ…左幸子は”怖い”にもっと触れてた感じだな。「山ガール」とかちょっと昔の「オリーブ少女」のようなほっこりした可愛さは、ホラーとは無縁だし、無理に出演させるとしても普通は被害者だ。彼女の存在自体がミスマッチでいいです。
この映画、ちょっと「ミッドサマー」なところもあり。たしかに「新しい怖さ」のある作品だったと思います。さらにもっと新境地を開拓してほしいです。