コッポラの妻(ソフィアの母)が撮ったフィルムがベースになっているらしい。映画一家だなぁ。しかしこの、狂気と言われた撮影現場に小さい子を二人連れた母がいたとは、どうなんだろう、過酷すぎないのか?
あの映画は、いま思うと多分、1979年ロック少女の私は、聞きかじっていたドアーズが使われてる大作が公開されると聞いて、母を無理やり伴って映画館に行ったのかもしれない。母どれほど戸惑っただろう。私も全然わからなかった。ドアーズが呪文のようにお経のように流れる、白塗りの人たちがいる異様な光景とかは記憶に残った。
今このメイキング映像を見ると、これってあれだな、ゲームでいうと「シェンムー」だし映画ならたとえば「フィッツカラルド」(この映画より後だ)とか「ホドロフスキーのDUNE]のような、構想が大きすぎた作品の仲間のようだけど、今作はカンヌでパルムドールを取るという快挙をなした。それはきっと、戦争の狂気を撮ろうとして映画で、映画の本物の狂気を撮ることができたからなんだろうな、と、これを見て思いました。
この作品、初めて見た公開当時から、全然わからないけどすごいなぁ、と心に残っていて、好きか嫌いかというと好きな映画なんですよ。「アクト・オブ・キリング」や最近の東南アジアホラーのような土着的な怖さもあって惹かれる。
もう一度「黙示録」、とくに完全版を見てみたいけど、長いのでまた今度・・・。